エジプト旅行記 首都カイロ

中東の国の中で一番の観光地といえばエジプトではないでしょうか。
古代エジプト文明のピラミッド王家の谷など、知らない人はいないくらい有名ですね。
バックパッカーとしてユーラシア大陸横断中の、2002年に訪れました。

予定外のエジプト入り

2001年、私はユーラシア大陸を陸路横断するために旅に出ました。
中国チベット経由でネパール、インドに入り、そこからパキスタン、イラン、トルコと入って中東に行く予定でした。
しかし、インドにいた2002年の始め、インドとパキスタンの関係がかなり悪化したためインドでパキスタンのビザを取ることができず、国境も閉まっていました。

ちょうどインドからパキスタンに入ろうとしていた私は身動きが取れませんでした。
当時の噂によると、バングラデシュに行けば、パキスタンビザがとれるという話もあったのですが、すでにバングラデシュは訪れており、デリーにいた私は泣く泣く陸路を諦め、エジプトのカイロに飛ぶこととしました。
※その後、シベリア鉄道で帰ってきたのでいちおうユーラシア大陸陸路横断は成し遂げました。

エジプト

エジプトを知らない人はいないかと思いますが、いちおう説明しておきます。

egypt

エジプトの場所

エジプトはアフリカ大陸の北東に位置しており、西はリビア、南はスーダン、北東はイスラエルと接しています。
なお、北は地中海、東は紅海に面していますので、リゾート地もあったりします。
紅海はダイビングの名所でもあります。

エジプトの場所はこちら

世界一長い川ナイル川があります。
また地中海と紅海を結ぶスエズ運河もあります。

エジプトの歴史

世界史でも習いましたがエジプトは、古代より文明が栄えていました。
古代ギリシアの歴史家ヘロドトスの言葉「エジプトはナイルの賜物」というように、エジプトは豊かなナイル川によって古代エジプト文明を発展させたわけです。
紀元前3000年頃には中央集権国家ができ、ピラミッドや王家の谷など、世界的にも有名な遺跡が建てられています。
王様はファラオと呼ばれ、アメンホテプ四世やツタンカーメンなど有名ですね。

その後、アケメネス朝ペルシャ、アレクサンドロス大王に征服されプトレマイオス朝の支配下になります。
なお、有名なクレオパトラはプトレマイオス朝の最後の女王です。

ローマ帝国に征服され、ローマ帝国が分裂すると東ローマ帝国に属し、その後、イスラム圏となりオスマントルコ帝国の支配下となりました。

そして、イギリスの支配下となったのですが、1922年に独立しました。
その後、中東戦争やアラブの春などを経て現在に至っています。

首都カイロ

カイロはエジプトの北部、古代エジプト文明を育んだナイル川沿いにあります。
ちなみに「カイロ歴史地区」として世界遺産にも登録されています。

カイロの場所はこちら

カイロの町並

カイロはアフリカ、アラブ世界で最も人口が多い都市だそうです。
町中もにぎわっています。
cairo2
写真は旧市街地の写真です。
写真はないのですが、新市街地は近代的なビルが立ち並ぶ都会です。
ちなみにカジノもあります。

カイロを訪れるときの注意事項ですが、私が訪れた50か国の中でも車の運転が荒く、歩行者が道路を横断する時は気をつけたほうがよいです。
信号や横断歩道以外のところを渡る場合は、エジプト人について渡るようにしましょう。

沈没地カイロ

バックパッカーの中では、ついつい長期滞在してしまう場所を沈没地と呼びます。
安宿の日本人宿があり、マンガなんかも置かれており、日本人のたまり場となるわけです。

「なんで海外に行ってまで、日本人宿に泊まるの?」と不思議に思う方もいると思いますが、長期にわたってバックパッカー旅行をしていると、英語で喋り続けることや外国人との相手に疲れて、しばらく日本人宿でダラダラしたくなるのも仕方がないところもあるわけです。
また、日本人宿には情報ノートと呼ばれる、バックパッカーたちが書き残した各地の生の情報があったりするので役に立ちます。
今のようにインターネットが発達していない2002年は重宝したものです。

エジプトは物価が安いこともあり、カイロも沈没地の一つです。
有名な日本人宿には「サファリホテル」があります。(私は別の宿にしました)
私が訪れた2002年当時、カイロに1年以上の滞在している人が複数人いたそうです。
※居住ではなくあくまでもバックパッカーです。世の中にはいろんな人がいますね。

1泊300円くらいで泊まれますし、食事もコシャリというエジプト料理だと50円くらいで食べれます。
あと、自炊なんかも出来ますので安上がりではありますね。

ちなみにエジプト料理のコシャリとは、米とパスタと豆をミックスしてソースをかけたものです。
そばめしみたいに、炭水化物を合わせまくってます。
エジプトのソウルフード的な位置づけ、日本人の牛丼みたいなものですかね。
エジプトに行くなら、一度は食べてみてもいいのではないでしょうか。

ギザのピラミッドの様子はこちら

 

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