バングラデシュ

バングラデシュ旅行記 バングラデシュでのあれこれ

港町チッタゴンと世界一長いビーチのあるコックスバザールを後にし、再び首都ダッカに戻りました。

バングラデシュは観光客がほとんどいないので、外国人というだけで人気者になれます。
コックスバザールからの帰り道のとある田舎町では、私たちがいるだけで現地のバングラデシュ人が50人以上集まりました。
本当にスターにでもなった気分です。

でも、そんな純粋で素朴なバングラデシュ人がとても好きです。

ダッカに戻って

バングラデシュの地方都市、田舎町を離れてダッカに戻りました。
やはりダッカは都会です。

dhaka

でも、ダッカの人々はとても暖かち人たちだと思いました。
というのも、最初にダッカに来た時に言ったハンバーガ屋のオヤジが、我々のことを覚えていてくれてとても歓迎してくれました。

そのバーガー屋でジュースを飲んでいると、突然バチッという音とともに電気が消えました。
何事かと思ってびっくりして外に出ました。
すると地面にカラス死骸ありました。
どうやら、電線にぶつかったかなんかで感電したようです。

日本では見ない光景ですね。
でも、そんなのもバックパッカー旅行をしているから出会える光景です。

バングラデシュ北部を目指して

ダッカに戻ってパスポートオフィスに向かいました。
バングラデシュビザは入国場所と出国場所が決められていました。(2002年のことです。ビザ要件は変わるのでご確認ください)

私は出国場所を北部のチラハティに変更したいと考えていました。
チラハティからだとインドのダージリン地方に行きやすいからです。

そして、パスポートオフィスにいって出国地変更の申請をしたのですが不可でした。
たまたま、その時に他の日本人が同じようにチハラティ出国の許可を得ようときていました。
協力してくいさがりましたが、ダメなものはダメ、と変更することはできませんでした。

しかたなく、コルカタ(カルカッタ)に戻ることにしました。

バングラデシュの人々

どうもバングラデシュ事態の観光ではうまくいかないことが多かったですが、バングラデシュの人々との交流はとても楽しかったです。
観光客が少ないからか、純粋に外国人をめずらしいと思い、好奇心で私たちと接する人が多かったような気がします。
それをうっとうしいと思ってしまうかもしれませんが、騙そうとする人が多いインドからすると本当に純粋な人が多くてほっとする国でした。
(インドにも純粋な人はいるのですが、騙そうとする人も多いので気を付けてください)

そんな人々がいるバングラデシュは好きな国です。
そのバングラデシュを離れ、再びインドに戻ることにしました。

バングラデシュ旅行記 チッタゴン&コックスバザール

バングラデシュの首都ダッカで2泊し次の町チッタゴンを目指しました。

チッタゴンはダッカに次ぐ、バングラデシュ第二の都市です。
また、海に面しておりバングラデシュ最大の港町でもあります。

ダッカから南東に300kmほどのところにあります。
バスで移動しました。

第二の都市チッタゴン

チッタゴンに到着したのですが、ここでも宿探しには苦労しました。
2002年当時、観光客があまり訪れないバングラデシュでは宿確保が大変でした。

今でも観光客は少ないと思いますが、インターネットで情報を入手でき、ホテル予約なんかもできるのでおそらくましになっていると思います。

町に観光地というのは特にありませんでした。
ただ、市場が賑わっていて楽しかったです。
野菜やフルーツ、魚などが並んでいて、とても活気がありました。

人もやさしくて楽しかったです。

あと何気に入った食堂のカレーもおいしかったです。

世界一長いビーチ コックスバザール

チッタゴンから南に130kmほどのところに、コックスバザールという町があります。

このコックスバザールには世界一長い天然の砂浜があります。
その長さはなんと125kmにも渡っています。

バングラデシュの中では、人気の観光地となっています。
とはいえ、外国人旅行者はそれほどいません。

チッタゴンからコックスバザールに到着し、案の定、ここでも宿探しに苦労しました。
とはいえ、のどかな町なので、周りの景色を見ながらゆっくりと宿を探し、確保しました。

そして、世界一長いビーチを見に行きました。

CoxsBazar

まさにどこまでも続くビーチという感じでした。

そして、夕方までビーチで過ごし、ベンガル湾に沈む夕日を眺めました。

コックスバザールはとてものんびりしていて、ビーチがあって、人々も素朴で楽しめました。

バングラデシュの首都ダッカの旅行についてはこちら

バングラデシュ旅行記 首都ダッカ

バックパッカー仲間と一緒にインドからバングラデシュに入り、国境近くのジョソールという町で1泊しました。

バングラデシュ旅行初日に感じたことは、インドとは全然違う、ということでした。

ジョソールの町は特に何もありませんでしたが、バングラデシュ人は外国人旅行者が珍しいこともありよく声をかけてきます。
それもインドのように騙そうというのではなく、純粋に人懐っこいという感じで、親切な人も多いです。

あと、バングラデシュの食事はインドと同じようないわゆるカレーです。
ですが、インドはベジタリアンが多く基本は野菜のみのカレーなのですが、バングラデシュはイスラム教なので羊や鶏などの肉が入ったカレーが食べられます。
ダシが出てる分、バングラデシュのカレーの方がおいしかったです。
食事は旅行の楽しみの一つですから、おいしいカレーが食べられてよかったです。

そして、バングラデシュでの2日目、首都ダッカへ向かいました。

バングラデシュの首都ダッカへ

ダッカはバングラデシュの真ん中くらいに位置しています。
国境近くのジョソールからは北東に230kmくらいのところです。

ジョソールから首都ダッカまではバスで移動しました。
バングラデシュのバスは、インドのバスと比べるとはるかにいいです。
古い日本製やドイツ製のバスで、意外と快適に過ごせました。

ダッカに到着

朝、ダッカに到着しました。

まずはリクシャー(自転車タクシー)で中心部まで移動しました。
ダッカは近郊も含む都市圏の人口が1464万人もいる大都市です。

町中には、車とリクシャーと人であふれています。

dhaka

まずは宿を確保しようと、歩いて探しました。
バングラデシュには安宿はなく、基本的にはビジネスホテルになります。

なかなかいい宿が見つからず歩いていると英語が話せるバングラデシュ人がホテルを教えてくれ、連れて行ってくれました。
残念ながらその宿はいっぱいと言われてしまいました。
連れて行ってくれたバングラデシュ人には感謝し、別の宿を探しに出ました。

ひたすら歩きまくったのですがなかなか見つからず、ダメもとで教えてもらったホテルに戻ってみるとちょうどチェックアウトがあったとのことでようやく宿を確保できました。

2002年はまだインターネット事情も今ほどではなく、ダッカの旅行情報が不足していたので苦労しました。
今では、インターネットで情報が入手できるので、この時ほど苦労はしないと思います。
安宿でもAgodaExpediaなどで、ホテル予約なんかもできるようになっているので、旅行がしやすくなっていますね。

ダッカの町中

ダッカはとにかく人が多いです。

そして、リクシャーと車も多いです。
そのため空気が悪いです。
ゴミも多くて、お世辞にもいい町とは言えません。

ですが、人はいいです。

宿の近くに、手作りハンバーガー屋さんがあったのですが、そこのオヤジは英語を話せてけっこう長話をしました。
その後、前を通るたびに声をかけてくれ、とてもいい人でした。

と、このようにバングラデシュは観光というよりも人との出会いが旅行の中心です。
そのような現地の方との交流を楽しむには、とてもいい国です。
人との交流が人はぜひバングラデシュを旅行してみてください。

ダッカには2泊し、次はチッタゴンを目指しました。

チッタゴン旅行の様子はこちら

インド・バングラデシュ旅行記 コルカタからバングラデシュへ

インドのプリーで年を越した後、いったんコルカタ(カルカッタ)に戻りました。
それは、ユーラシア大陸横断5か国目のバングラデシュに向かうためでした。

バングラデシュは有名な観光地もあまりなく、観光客はあまり訪れません。
日本人で行ったことがある人も少数だと思います。

ただ、観光地化されていない分、人がすれていなくて、のんびり純朴な人が多いです。
インドとは全然違ってギャップがある、とバックパッカーたちから聞いていたので行くことにしました。

北京、チベット、ネパール、インドのプリーで一緒だったバックパッカー仲間と二人旅です。

バングラデシュとは

バングラデシュといっても、あまりイメージできない方が多いと思いますので少しバングラデシュについて解説します。

場所

バングラデシュはインド東にある国です。

インド、そしてミャンマーと国境を接しており、ベンガル湾に面しています。

国旗

バングラデシュの国旗が日本の日の丸に似ているので、国旗は見たことある人も多いと思います。

bangla

赤い円は昇りゆく太陽と独立戦争で流された血を表し、地の緑色は豊かな大地を表しているそうです。

宗教

イスラム教徒89.7%、ヒンズー教徒9.2%、仏教徒0.7%、キリスト教徒0.3%(2001年国勢調査)となっています。

イスラム教徒が大部分を占める国です。

歴史(独立の経緯)

1947年にインドがイギリスから独立した際、宗教上の問題からヒンドゥー教地域はインド、イスラム教地域はパキスタンとして分離独立することになりました。
その結果、現在のバングラデシュは東パキスタンとなりました。
インドを挟んで分離している西パキスタンと東パキスタンで、一つのパキスタンという国ができたわけです。

しかし、言語の問題や政治の中心になっていた西パキスタンに偏った政策などにより、東パキスタン(バングラデシュ)で独立運動が始まりました。

そして、1971年独立戦争が始まりました。
西パキスタンと対立していたインドが独立を支持、また第三次印パ戦争がインドの勝利で終わった結果、バングラデシュは独立を手にしました。

現在の状況

人口は約1億5800万人と、世界で8番目です。
経済的には厳しく、最貧国の一つとなっています。

と、経済的には貧しい国ではありますが、優しく明るい人たちが暮らしている国でもあります。

バングラデシュのビザ取得

さて、プリーから鉄道で移動し、コルカタ(カルカッタ)に到着しました。
到着後、すぐにバングラデシュ領事館へ向かいました。

バングラデシュ入国にはビザが必要なため、領事館でビザを取得するためです。
朝申請を終え、当日の夕方に無事ビザを取得しました。
※ビザ取得は状況によりかわります。

バングラデシュに向かう前の夕食

バングラデシュに向かう前日に、インドでは特別なものを一緒にバングラデシュに向かうバックパッカー仲間と食べに行きました。

それは、ビーフステーキです。

インドはヒンドゥー教の国です。
ヒンドゥー教では、牛は神聖な生き物のため、基本的に食べません。
デリーにはマクドナルドもありますが、ビーフ、ポークはないため、野菜コロッケとかチキンのハンバーガーです。

しかし、コルカタ(カルカッタ)には、インドでは珍しくビーフステーキを食べられる店があります。
※牛と言っても、実は水牛ですが。
食べた感想としては、まあ水牛なのでそれほどおいしい物ではありませんでした。
でも、インドでビーフステーキを食べた。という事実が大切というか、ネタの一つという感じです。

いざ国境へ

朝早めに起きて、バングラデシュを目指しました。

コルカタ(カルカッタ)のシアルダー駅まで行き、列車でバンガオンまで向かいました。
この列車はインドの通勤列車という感じでした。

そして3時間ほどでバンガオンに到着。
バンガオンの駅では、両替屋がたくさんいました。
インドのルピーとバングラデシュのタカを両替してくれます。

ちょっと怪しいので不安もあったのですが、紙幣のすかしを見たりして確認し、ある程度両替しました。
※結果的にはこのバンガオンでの両替が一番レートが良かったです。

そして、バンガオンからはリクシャーで移動しました。

国境越え

国境につき、インド側のイミグレーションで出国手続きをしました。

その際、私がネパールからインドに入国した国境の町バンバサのことを、係員が知らなくてやや手間取りました。
かなりマイナーな国境だったとはいえ、イミグレーションなんだから知っとけよとは思いました。

とはいえ、無事出国し、次はバングラデシュのイミグレーションへ。

日本人が珍しいからか色々と質問されましたが、無事に5か国目バングラデシュに入国しました。

リクシャでバス停まで移動した後、バスに乗りジョソールという町に移動し、バングラデシュ初日を終えました。

首都ダッカの様子はこちら