ヨルダン

ヨルダン旅行記 アンマン&死海

アンマンはヨルダンの首都です。
外国の首都の中でも「アンマン」は、子どもでもすぐに覚える町の名前ですね。
バックパッカーとしてユーラシア大陸横断旅行中の2002年に訪れました。

世界遺産ぺトラを観光した後、アンマンを訪れました。
ちなみにアンマンから日帰りで、有名な死海にもいけます。

アンマンの場所はこちら

ヨルダンの北部に位置しています。

アンマンの歴史

アンマンの歴史は9000年前に遡るともいわれるそうです。
アッシリア、ペルシア、マケドニアなどの支配を受け、古代エジプトのプトレマイオス朝の支配下となったときフィラデルフィアと呼ばれたそうです。
その後、ローマ帝国の支配下になり繁栄したそうで、その際の遺跡も残っています。

また、イスラムの支配下となっても繁栄していたそうですが、度重なる地震や戦乱で衰退してしまったそうです。

第二次世界大戦後の1946年にヨルダンがイギリスから独立する際に、アンマンは首都となりました。
独立当時は2万人しかいなかったそうですが、現在では120万人が住んでいます。

首都アンマン観光

アンマンは多数の丘があります。
その丘の一つにアンマン城跡があります。

amman

ほぼ廃墟となっているため、あまり建物の跡は見えません。
その中で残っているのが、ヘラクレス神殿跡にそびえる石柱です。

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これは紀元2世紀に建てられたものだそうです。
上に載っている石が落ちそうに見えますが、1800年以上もちこたえてるわけですから、大丈夫なんでしょうね。

そして、この丘の上から町を見下ろすと、ローマ劇場の遺跡が見えます。

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町と遺跡が一体化しています。
アンマンは派手さはないですが、このような光景は一見の価値があります。

死海を観光

死海と言えばイスラエルのイメージ強いかもしれませんが、実はアンマンから日帰り旅行で死海に行くことができます。

死海は湖水の蒸発により塩分濃度が約30%にもなります。
水面浮かんで新聞を読んでいる人の写真など見たことあるのではないでしょうか?

アンマンからはバスで行けますが、複数人いるならタクシーで行ってもいいと思います。
片道1時間程度です。

死海にはリゾートホテルなんかもありますが、バックパッカーなので無料で入れる場所にいきました。

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写真で見ると普通の湖ですね。
ちなみに奥に見えるのはイスラエル側です。

で、とりあえず浮いてみました。

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さすが死海
ちゃんと浮きますね。
新聞は持っていなかったので、普通に浮いている写真のみとなりました。
ちなみに直立しても肩から上が出ます。

本当に塩分濃度が濃いですね。
なめると苦いです。
肌がピリピリしてきます。
長時間入ると、体の水分が抜けて危険なので、さっと入るだけにしましょう。

なお、死海の泥はぬるっとしているのですが、美肌効果があります。
死海の泥パックなんかも売られていたり、エステなんかでも使われているそうです。


ミネラルが豊富に含まれているのが、お肌に効くそうです。
実際、自分自身も死海の泥に浸かっていたお肌がツルツルになりました。
男なので、お肌ケアに興味があったわけではなく、「本当にそんな効果あるの?」と半信半疑でやってみただけなのですが、けっこうビックリするくらいの効果がありました。

女性の方はヨルダンに行ったら、ぜひ死海に行って美肌になってください。
もちろんヨルダン側ではなく、イスラエル側でもOKですよ。

ヨルダンの観光スポットはペトラ遺跡だけでないので、ヨルダンを楽しんでみてください。

世界遺産ペトラ遺跡の様子はこちら

ヨルダン旅行記 世界遺産ペトラ遺跡

中東の国ヨルダン
最近は、ISIL(イスラム国)との戦闘がニュースになっています。
シリアやヨルダンなど、中東の国にたいして、怖い国という印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
※外務省の渡航情報では注意喚起レベルなので、そこまで逼迫はしていないようです。

私がユーラシア大陸横断旅行中に訪れた2002年当時は、とても安全な国でした。
また、ヨルダンにはペトラ遺跡死海など見どころも多い国です。

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エジプトからアカバ湾をフェリーで渡りヨルダンに入った後、まず最初に目指したのがペトラ遺跡でした。

世界遺産ペトラ遺跡

ペトラ遺跡はヨルダンの観光地でも一番有名なところではないでしょうか。
「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」のロケ地になったことで有名です。
(英語ではIndiana Jonesなので、インディアナ・ジョーンズと読みます)

また、新・世界七不思議にも選ばれています。

ペトラは自然の要害であるとともに、交易の要衝として遊牧民のナバタイ人の都として栄えていたそうです。
その後、ローマ帝国の支配下となりましたが、あまり歴史の舞台には出てこなかったようです。
19世紀になって、スイス人の探検家により世界に紹介されたそうです。

ペトラ遺跡の場所はこちら

国境の町アカバからはクルマで2時間ほどです。

ペトラ遺跡観光

ペトラ遺跡観光の拠点ワディ・ムーサに到着し、バックパッカー向けの安宿に泊まりました。
宿で「インディアナ・ジョーンズの映画を観るか?」と宿の人にすすめられました。
特に観たくはなかったので、観ませんでしたが、見ておいてもよかったかなとも思います。

そして翌日いよいよペトラ遺跡観光です。

宝物殿エルハズネ

ペトラ遺跡最大の見どころがいきなりやってきます。
シークと呼ばれる両側を壁に囲まれた峡谷の道を歩いていくと、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」のクライマックスで使われたエルハズネが見えてきます。

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この時点でけっこうテンションが上がります。
徐々に全体像があらわになってきます。

そして、エルハズネの全体が見えました。

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インディ・ジョーンズの世界です。

圧倒されます。
赤い砂岩の壁を削ってこれだけのものを作るのですからすごいです。

写真の左下に人がいるので、その大きさがわかるのではないでしょうか。
ちなみに幅 30 m、高さ 43 mにもなるそうです。
この光景を見られるだけで、ペトラ、ヨルダンに来てよかったと思えました。

数多くの遺跡

しかし、ペトラ遺跡はエルハズネだけではありません。
エルハズネ同様岩を削って造られた、ローマ時代などの数多くの遺跡があります。

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ペトラ遺跡はかなり広大な範囲にわたっています。
エルハズネと並ぶ見どころであるエド・デイルはかなり奥、山の上にあります。
1時間半くらいかかったと思います。

こちらがエド・デイルです。
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美しい遺跡なので、長時間歩いた価値があったと思いました。

せっかく長い時間かけて山を登ったので、ちょっと山の上からたそがれてみました。

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私は世界50か国以上を旅行し、色々な遺跡を見てきましたが、ペトラ遺跡は間違いなく上位にランクインされます。

ヨルダンは、現時点の外務省渡航情報では注意喚起までで、シリアのように退避勧告が出ているわけではないです。
とはいえ、現状行きにくい国になってしまっていると思います。
みんながそんなことを気にせずペトラ遺跡を観光できる日が来てほしいなと思います。

首都アンマンと死海の様子はこちら

 

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