アルバニア

アルバニア旅行記 美しすぎる青の湖 ブルーアイ

アルバニア共和国の中で最も見ごたえがあった観光スポットが美しすぎる青の湖「ブルーアイ」です。

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「ブルーアイ」の透明度、美しさはまさに奇跡の湖ともいえるほどの光景です。
水がとてもきれいな湖です。
そして、そのきれいな水面に映った光景がまた美しいです。

アルバニア共和国は、ほとんどの日本人が訪れることもない国だと思いますが、この「ブルーアイ」は本当にすばらしい湖です。

50ヶ国以上を旅したバックパッカーにとっても忘れられない光景です。

ブルーアイへの道

アルバニア共和国の神秘の湖「ブルーアイ」へは、ジロカストラとサランダの真ん中くらいにあります。
観光地としてそこまで有名ではないためか、ブルーアイ行きのバスはありません。

ジロカストラとサランダを行き来するミニバスなどで移動することとなります。
私はサランダからジロカストラ行きのバスに乗り、ブルーアイへ向かいました。

とはいえ、どこで降りるべきかもわかりません。
しかも、英語もなかなか通じないアルバニアのバスです。

何とかなるだろうと、周りの人に「ブルーアイ、ブルーアイ」と告げていると、英語が分かる人が理解してくれてバスの運転手に伝えてくれました。
やはりアルバニアの人は優しいですね。

そして、バスの運ちゃんが「ここだよ」というジェスチャーをしてくれました。
「あっちの方向に迎え」というふうに指をさされたので、「ありがとう!」といって指さされた方向に向かいました。

神秘の湖 ブルーアイ

しばらく歩くと美しい湖が現れました。

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その水は本当に青かったです。

ちょっと丘の上に登ってブルーアイを眺めました。

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ただ、残念だったのは、このブルーアイを訪れる2日前に雨が降ってしまっていたことです。
そのため、水がやや濁り、藻が浮いたりしました。

とても美しかったのですが、もっと美しい湖の姿を見たいと思いながらも帰りのバスに乗りました。

なぜか、帰りのバスはタダで乗せてくれました。
アルバニアの人たちは本当にやさしいです。
観光客にアルバニアのことを好きになってほしいんだなということが伝わってきます。

再度ブルーアイへ

ブルーアイに行った2日後。
天気のいい日が続いたこともあり、もっと美しいブルーアイを見られるだろうと思いました。
そして、再度ブルーアイを目指すことにしました。

またバスに乗りブルーアイに向かいました。

そこで、見た光景はとても美しかったです。

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水面に映る風景。
水面にうっすらと立ち上る靄。

幻想的な光景に見とれました。

水の透明度は、最高時の透明度に比べるとまだまだだと思いますが、本当に美しかったです。
2度行って本当に良かったと思っています。

次は、最高の透明度の時に行きたいと思っています。
こんな素敵な風景が待つアルバニアに少しでも多くの日本人が訪れてほしいと思っています。

アルバニアの首都ティラナはこちら

アルバニア旅行記 世界遺産ブトリント

アルバニア共和国は、東ヨーロッパのバルカン半島南西部に位置しアドリア海に面した国です。

そのアルバニア共和国にある世界遺産がブトリントです。
古代ギリシャ、ローマ帝国、ビザンツ帝国時代などの遺跡が残されています。
港湾都市であり、海上交易の要衝でした。

歴史を感じられる場所です。

ブトリントの場所

ブトリントはアルバニアの南部に位置しています。
もちろん海沿いの町です。

ブトリントへ行くには、サランダからがアクセスがよいです。

ブトリントに行く道中、けっこう衝撃的な光景を見られます。
それが下の写真です。

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写真だとちょっと分かりにくいと思いますが、車をいかだに乗せて川を渡るのです。
さすがヨーロッパ最貧国のアルバニアです。

橋がなく、船を使うのでもなく、ロープを張ったいかだで川を渡るのです。

なかなか体験できないですね。
もちろん私もこのいかだに乗って川を渡りました。

世界遺産ブトリント遺跡

ブトリントでは古代遺跡が見られます。

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ローマ時代の円形劇場なんかもあります。

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あと城壁の上からの眺めも良かったです。

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緑が多くていいですね。
川が見渡せるのもいい感じです。

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上の写真の赤い旗がアルバニアの国旗です。

ブトリントの移籍は、世界遺産のわりには規模は小さめです。
でも、眺めもいいですし、遺跡からは歴史を感じられるので、アルバニア共和国に行くのであればぜひ訪れてみてください。

アルバニア旅行記 世界遺産ジロカストラの歴史地区

アルバニア共和国には2つ世界遺産があります。

  • ブトリント
  • ベラトとギロカストラの歴史地区群

私は両方行きました。
今回ご紹介するのは「ベラトとギロカストラの歴史地区群」があるジロカストラという町です。

ジロカストラは「石の町」とも言われる町です。
谷の斜面に築かれた町で、オスマン時代に石のブロックで作られた建物が多くあります。

特徴的な町なので見る価値はありました。

ジロカストラの場所

ジロカストラは首都ティラナから南に200kmほど。
アルバニアの南部に位置しています。

首都ティラナからはバスで移動しました。

バスはひたすら山道を進んでいきます。
バスの中に英語ができるアルバニア人の兄ちゃんがいたので暇つぶしに話をしました。
その兄ちゃんはギリシャの大学に行ってる人でした。

アルバニアはヨーロッパ最貧国といわれる貧しい国で、道路事情もよくないので結構時間がかかりました。
朝10時にティラナを出発し、16時にジロカストラに到着しました。

ジロカストラ観光

ジロカストラに到着後、まずはバックパック背負って宿探しです。
町中を歩いていると「HOTEL」の看板があったので、のぞいてみるとおっちゃんが声をかけてきました。

ドミトリーがあるということで値段を聞いてみると日本円にして600円くらいでした。
バックパッカーにはありがたいドミトリーで金額もまあまあだったので、そこに泊まることにしました。
で、ドミトリーに入ってみると一人いたのですが、その人はすぐに出て行って一人で部屋を独占できました。

16時とはいえ、夏で日も高かったで観光に出かけました。

ジロカストラは山沿いの町で街並みも石でできていて特徴的です。
なかなかいい感じの町でした。

せっかくなので山に登ってみることにしました。
夏のジロカストラはかなり暑く山に登るのはけっこうたいへんでした。
でも山から見下ろす眺めがよかったです。

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※残念ながら写真が残ってなくWikipediaからお借りしました

ジロカストラの優しい人々

ジロカストラに限らずですがアルバニア人は人懐っこく優しい人が多いです。

東洋人が珍しいというのもあると思いますが、町中でもよく声をかけられます。
言葉が通じなくても、笑顔で挨拶してれば何となく通じるものです。
本当にみんな好意的でいい人たちでした。

カフェに入ってエスプレッソを飲んだのですが、なぜか「金は要らない」と言われました。
「いやいやお店で商品を飲んでるんだから」と私はお金を払おうとしたのですが、「ジロカストラを楽しんで」と受け取ろうとしませんでした。
そこまで言われると、ありがたく厚意に甘えることにしました。

本当にアルバニア人は人がいいなーと思います。
見どころが多いわけではありませんが、アルバニアは大好きですね。

 

アルバニア旅行記 港町ドゥラス (ドゥレス)

アルバニア共和国の首都ティラナから西へ35kmほど行くと、港町ドゥラス(ドゥレス)があります。
ドゥラスはアドリア海に面するアルバニア屈指の港町です。

イタリアとの定期便もあり、港湾都市としてアルバニアにとって重要な町です。

首都ティラナからはバスで50分ほどです。
ティラナから近くアドリア海を眺められるということで、日帰り旅行に出かけました。

港町ドゥラス (ドゥレス)観光

ドゥラスドゥラスは3000年の歴史がある町であり、見どころの一つはローマ遺跡です。
その中でも一番のみどころは、ローマ時代の円形劇場です。

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※写真がなかったためWikipediaからお借りしました。

町中の観光の後、丘に登りました。

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アドリア海が広がっている風景はとてもきれいでした。

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海を眺めるのが好きなので、丘の上から海を見るのは気持ちいいものでした。

この後、海辺にも行ってみましたが、当時はゴミが多かったのが残念でした。
丘の上から眺めてる方がよいですね。

海辺にバーがあったので、ハンバーガーとビールを頼みゆっくりと過ごしました。
6月末だったのですが、けっこう暑かったのでビールが進みました。

ドゥラスの町は小さいので、半日もあれば十分観光できました。
ティラナからはすぐに行ける場所にあるので、ちょっと足を延ばすにはいい町でした。

首都ティラナについてはこちら

世界遺産ジロカストラの歴史地区についてはこちら

アルバニア旅行記 ヨーロッパ最貧国の首都ティラナ

アルバニア共和国は日本人にはあまりなじみはないと思います。

実際私もヨーロッパに入りバックパッカー仲間に聞くまで、国の存在すら知りませんでした。
でも、バックパッカー仲間から、観光スポットはないけどとても人がいい国とすすめられ訪れました。

結果として、50ヶ国以上訪れた中でも好きな国のうちの一つとなりました。

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ヨーロッパの中では経済的に最も貧しい国です。

かつては社会主義国であり鎖国状態にありました。
1990年から徐々に開放路線を取り、ようやく鎖国状態を解きました。

しかし、市場主義経済や金融の古都を知らない国民の半分がネズミ講にひっかかる、という信じられないことが起こり、アルバニア経済は破綻しました。
そして、暴動がおこりました。

このような経緯でアルバニアはヨーロッパ最貧国になっています。

ただ、わたしがおとずれた2002年当時は治安は安定していました。
また、素朴な人たちが多くて、人は明るくフレンドリーでとても楽しい滞在となりました。

アルバニア共和国の場所

アルバニア共和国は、東ヨーロッパのバルカン半島南西部に位置しアドリア海に面した国です。
北はモンテネグロ、東はマケドニア共和国とコソボ、南はギリシャと国境を接しています。

私は隣国のマケドニアからマケドニア軍の装甲車に乗せてもらいアルバニアとの国境まで行きました。
マケドニア軍装甲車に乗ったいきさつはこちら

アルバニア入国

無事、マケドニアを出国し、アルバニア川までの国境までは1kmほど歩きます。
オフリド湖を右に眺めながら歩いていると、アルバニア国境の看板がありました。

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この看板からアルバニア領となるわけですが、途端に道路の舗装が悪くなりました。

しばらく歩きアルバニア側のチェックポイントの小屋がありました。
小屋に近づくとみんながテレビの前で盛り上がってました。
当時2002年日韓ワールドカップの真っ最中で、ちょうど韓国-スペイン戦をやっていたのです。

役人も含めてみんながテレビを見てました。
そして、PK戦の末、韓国が勝つという番狂わせが起こった瞬間でした。
みんな悔しそうにしてたので、スペインを応援してたのでしょうね。

そんなときに東洋人の私が入国審査に来たものですから、「コリア!!」と声をかけられました。
タイミング悪いなと思いましたが、「日本人だ」と答えると笑顔で入国審査は無事終わりました。

首都ティラナへ

アルバニア共和国の首都はティラナです。
入国後、首都ティラナを目指しました。

ティラナに行くために、まずは国境から10kmほどのところにあるポグラデチという町までタクシーで移動しました。
バックパッカーだった時代はタクシーはあまり乗らなかったのですが、他の移動手段がなさそうだったのでしょうがないと、4ドルでポグラデチまで行きました。

ポグラデチのまちは、マケドニアのオフリドと同様、オフリド湖を臨む小リゾート地という感じでした。

ポグラデチで現地通貨に両替した後、ティラナに向かうバスを探しました。
その辺にいるおじさんに聞くと「ここでまってろ」と言い、椅子まで出してくれました。
感謝して椅子に座っていると、バスがやってきました。

するとおじさんがそのバスを止めて、乗ることができました。
入国後しょっぱなからいい人に会えて、アルバニアの印象はとても良かったです。

ティラナへの道中

バスはひたすら山を越えていきました。

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バスから見る風景は、緑も多くきれいでした。

ただ、未舗装状態のところも多くあり、土砂崩れが起こってもおかしくなさそうな個所もかありました。
また、道端には廃材や段ボールで作られた露店なんかもあり、とてもヨーロッパとは思えないような光景でした。

ちょっとネパールを思い出すような光景でした。

そのようなヨーロッパらしからぬ光景を眺め、3時間ほどで首都ティラナに到着しました。

首都ティラナの町中

ティラナは首都とはいえ、町は発展しているとはいえず田舎町という感じでした。
町中の道路もところどころ未舗装だったりしました。

10ドルほどの安宿を確保し、その後町中をぶらぶらしました。

正直、町中は取り立てて見どころはありません。

そんな街を歩いていると、ところどころで「コリア!!」と声をかけられました。
この日はそう声をかけられるのも仕方ないでしょう。

そして道端で飲んでる酔っ払いのおっさんたちにも声をかけられました。
「コリア!!」
「ノー、ジャパン!!」
と答えると、「一緒に飲め」と誘ってくれました。

英語もほとんどしゃべれない人たちだったのですが、ビールをおごってくれました。

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コミュニケーションがどれほど取れたのかは不明ですが、気のいいおっさんたちでした。
2本ほど飲ませてもらい、いい感じになりました。

アルバニア1日目で、いろいろといい人たちに会うことができました。
バックパッカー仲間から聞いていた、「アルバニアは人がいい」という言葉を実感した1日でした。

見どころ、観光地はないのですが、旅の醍醐味は人との出会いです。
私はアルバニアがとても好きです。

世界遺産ジロカストラの歴史地区についてはこちら

港町ドゥラスについてはこちら