古城

スロベニア旅行記 首都リュブリャナ

スロベニア共和国は中央ヨーロッパの国です。
かつては旧ユーゴスラヴィアのいつ日でしたが、1991年に独立しました。

日本人にとっては、まだマイナーな国かもしれません。
※ちなみに名前が似ているスロバキアとは別の国です。

でも、スロベニアは山々に囲まれた自然豊かな美しい国です。

スロベニア共和国は西はイタリア、北はオーストリア、南はクロアチア、北東はハンガリーと国境を接しています。

私は鉄道でハンガリーのブダペストからクロアチアのザグレブを経由し、スロベニアの首都リュブリャナに向かいました。

首都リュブリャナ

リュブリャナに到着後、宿を確保しようとユースホステルにいったのですが残念ながら空きがなく、ツーリストインフォメーションに行きました。
バックパッカーだったのでなるべく安い宿を聞いてみると、民宿(プライベートルーム)を紹介してもらいました。

民宿のおばちゃんは感じのいい人だったので、そこに泊まることにしました。
荷物を降ろし、さっそく観光に出かけました。

リュブリャナは首都とはいえ、落ち着いたとした町です。

Ljubljana

リュブリャナはこじんまりとした町なので、のんびりと歩きながら観光ができます。
旧市街地の街並みはいい感じでした。

リュブリャナ城

リュブリャナの見どころ、観光スポットの一つがリュブリャナ城です。

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丘の上にリュブリャナ城は立っています。
リュブリャナ城からは街を一望できます。
景色がよいので、城自体を見るというよりは景色を見に2日連続で訪れました。

リュブリャナの町はこじんまりとして、とても感じのいい町でした。
2日ほど町をのんびり観光した後、3日目にアルプスの瞳とも呼ばれる美しい湖ブレッド湖に向かいました。

インド旅行記 ジャイプル(ピンクシティ)とアンベール城

ヒンズー教の聖地プシュカルを後にし、次の町を目指しました。
インド北西部、ラジャスタン州の州都ジャイプルです。

ジャイプルの旧市街地の建物は赤砂岩で造られているので、別名ピンクシティとも呼ばれています。
また、郊外には世界遺産にも登録されているアンベール城があります。

そんなジャイプルは、旅行者に人気の観光地です。

ジャイプルはデリーの南西270kmほどのところにあります。
首都デリー、タージマハルのあるアーグラ、そしてジャイプルはゴールデントライアングルとも呼ばれています。
3つの町がちょうど三角形の位置にあり、観光客に人気の旅行地となっています。

ピンクシティと呼ばれるジャイプル

私はプシュカルからバスで移動し、ジャイプルに到着しました。
さっそく宿を確保しました。

私は当時(2001年12月)ユーラシア大陸横断中のバックパッカーだったので、宿泊金額をケチりインド人向けの安宿のドミトリーに泊まりました。
当たり前ですが、周りはインド人ばかりでした。
設備は悪いですが、当時の私は、どうせ寝るだけだからと安いということを優先してました。
今だともうちょっとましなところに泊まるでしょうね。

さて、宿を確保しすぐにジャイプル観光を開始しました。

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確かに町の壁は薄いいピンク色をしてました。

なお、ジャイプルはラジャスタン州の州都だけあって、人口300万人以上が住む大都市です。
そのため人がごった返してます。

風の宮殿(ハワー・マハル)

ジャイプルの町のシンボルともいえるのが、風の宮殿(ハワー・マハル)です。

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人気の観光スポットとなっています。
薄ピンクの壁に多数の小窓が付いています。
宮廷の女性たちが街の様子を見たりしてたそうです。

ピンク色が、細かい装飾が美しいです。

ただ、実は横から見るとびっくりするくらい薄っぺらいです。
観光に訪れたら正面だけではなく、横からも見てみてください。

世界遺産アンベール城

ジャイプルを訪れた観光客にとって、風の宮殿とともに並ぶ見どころといえば、世界遺産にも登録されているアンベール城です。
アンベール城は、ジャイプルの町中から北東10kmほどのところにあります。

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アンベール城は丘の上に聳え立つ城です。
16世紀に築かれたそうです。

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丘の上のお城までは、象に乗って登ることもできます。
もちろん有料です。
ですので、バックパッカーの私は像には乗りませんでした。

でも、荘厳なお城は見ごたえがありました。
ジャイプルを訪れるのであれば、ぜひアンベール城にも訪れてみてください。

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ジャイプルは1泊だけで、次はタージマハルのある町アーグラーに向かいました。

インド旅行記 ジョードプル(ブルーシティ)

ゴールデンシティとも呼ばれるジャイサルメールはとても美しい町でした。
そして、キャメルサファリも堪能した後、次の町に移動することにしました。

ジャイサルメールと同じラジャスタン州にある町ジョードプルを目指しました。

ジャイサルメールから東へ300kmほどのところにあります。
鉄道もあるのですが、バスの方が便利なのでバスで移動しました。

ブルーシティと呼ばれるジョードプル

ジョードプルは別名ブルーシティとも呼ばれています。
その名の通り青い町なのです。
というのも、ジョードプルの家の壁は青く塗られているのです。

実際にジョードプルに到着してみると、確かに青い壁の建物ばかりでした。
その青い建物の中に、安宿もあります。
観光客がそこまで多くないからか、あっさりと安宿を確保できました。
安いけどきれいでとても居心地がいい宿でした。

そして、ジョードプルの町中を散策しました。
ただ、青い町の中を歩いているだけだと、町の全体像がわかりません。

そこで、その青い街並み全体を見るために小高い丘に建てられた城塞、メヘラーンガル城に向かいました。
ジョードプルの観光スポットです。
メヘラーンガル城は15世紀に当時マールワール王国が建てた城塞です。

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メヘラーンガル城自体は青くはありあせんが、とてもかっこいい城塞でした。
まさに荘厳な城塞でした。
この城塞だけでもとても見ごたえがあります。

そして、その城塞に上ると、ジョードプルの町を見下ろすことができました。
それは、まさにブルーシティという名前がピッタリの感じでした。

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町の家々が青いことが分かるでしょうか?
写真ではわかりにくいかもしれませんが、本当に青い建物が広がっています。

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その光景は圧巻でした。
青い家々が広がる光景はやはり美しかったです。

町の美しさの要素の一つは、統一感なのだと思います。
ジョードプルの町は青く塗られた家々が広がていて、その統一感が美しいのだと思います。

ジョードプルの前に訪れた、ジャイサルメールの町もとても美しかったです。
それは、そこに統一感があったからだと感じました。
ヨーロッパの街並みもやはり統一感を大切にしていると思います。
だからこそ、チェコのプラハのような美しい街並みが広がっているのかなと思います。

さて、ジョードプルの町ですが、とても美しく、宿もキレイで、ご飯もおいしかったです。
しつこく言い寄ってくる人もいなくて、のんびり過ごせました。
ですので、私としては好きな町でした。

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ジョードプルには2泊し、次はプシュカルに向かいました。

インド旅行記 湖の町ウダイプル

チベット亡命政府の拠点ダラムサラを後にし、夜行バスでいったんデリーに戻りました。
しかし、デリーは一泊もせず、インド西部ラジャスタン州にあるウダイプルという町を目指すことにしました。

ウダイプルは湖の町、またホワイトシティとも呼ばれるオアシス都市です。
湖や庭園、王宮など美しい観光スポットがある町です。

ウダイプルへの列車へ

ダラムサラからデリーのバスが午前中に着くと、すぐにウダイプル行の切符を買うため鉄道ニューデリー駅へ向かいました。
夜行に連続ですが、バックパッカーにとっては、それほど珍しいことでもありません。
このユーラシア大陸横断旅行中の2001年当時は、全然平気でした。

ニューデリー駅では、外国人旅行者相手の怪しい人たちも多くいます。
「外国人用の符売り場はどこ?」と聞くと、親切そうに見えて怪しい旅行会社に連れていかれたします。
そういう怪しい旅行会社では、通常の数倍、へたすると数十倍の金額をぼったくられる可能性があるので気を付けましょう。

ニューデリー駅には、ちゃんとした外国人窓口があり既定の金額で帰るので、ニューデリー駅で騙されないように気を付けてください。

私はデリーからウダイプルまでなるべく安い列車で行くことにしました。

その結果、サライヒロ駅という、デリーの中でもかなりマイナーな駅から列車に乗ることになりました。
ラジャスタン州行きの列車が出る駅なのですが、かなりこじんまりした駅でした。

サライヒロ駅まで移動し、寝台列車に乗り込みました。
ウダイプルまで22時間の旅でした。

湖の町ウダイプル(ホワイトシティ)

ウダイプルは湖の町と言われる通り、ピチョラー湖を中心に広がるオアシス都市です 。
別名ホワイトシティとも言われています。

このウダイプルの観光スポットをいくつかご紹介します。

シティパレス

町のランドマークは、シティパレスです。
かつての王宮です。

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この写真を見ても、湖の町ということがわかりと思います。

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タージ レイクパレス ホテル

また、この湖の真ん中にはタージ レイクパレス ホテルがあります。
もともとは湖の中の小島に建てられた宮殿です。

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このホテルは世界トップクラスの人気ホテルです。
バックパッカーの私はもちろん泊まることはできませんでした。

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ジャグディーシュ寺院

ウダイプル最大のヒンドゥー寺院です。

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壁面には神々の彫刻が施されています。

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ちょっと写真ではわかりにくいですが、精緻なレリーフが美しいです。

サヘリヨン・キ・バリ(侍女達の庭園)

咲き乱れる色とりどりのブーゲンビリアの花がとても美しい庭園です。

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赤い花と緑と白い壁のコントラストがとても美しかったです。

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写真には残っていないのですが、噴水もあります。
個人的にはウダイプルの中では、このサヘリヨン・キ・バリ(侍女たちの庭園)が一番好きでした

 

そのほかウダイプルでは、楽しそうにしている女の子たちにも会いました。

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とっても楽しそうな笑顔でした。
外国人の私にも、素敵な笑顔を見せてくれました。

ウダイプルは観光スポットも多く、美しい光景も見れたので満足できる町でした。
メジャーな街ではないかもしれませんが、興味があれば訪れてみてはいかがでしょうか?

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湖の町ウダイプルには2泊しました。
そして、次はバスでジャイサルメールへ向かいました。

ジャイサルメールの様子はこちら

中国・チベット旅行記 ギャンツェ パンコル・チョーデとギャンツェ・ゾン

チベットのラサからネパールに向かう3泊4日のヒマラヤ越えツアー。
このヒマラヤ越えツアーは1年半のユーラシア大陸横断の中でも、特に印象的な旅でした。
今でも心に残っています。

さて、ツアー初日はラサを離れてヤムドク湖などの美しい風景を見た後、チベット第3の町ギャンツェにやってきました。

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2001年10月のことです。

ギャンツェはラサシガツェに続くチベット第3の町です。
標高は3800mを越えており、富士山の頂上より高い位置にある町です。

チベット第3の町とはいうものの、町自体はのんびりした田舎町です。

パンコル・チョーデ (白居寺) 観光

ギャンツェの見所、観光スポットがパンコル・チョーデです。

パンコル・チョーデはチベット語で「吉祥大楽寺」という意味があるそうです。
創建当時はサキャ派の寺だったそうですが、ゲルク派やシャル派も入り、各宗派が共存の寺として発展しました。
独自の趣がある寺院です。

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パンコル・チョーデの中には8階建ての大きなストゥーパ(仏塔)が建っています。
このストゥーパ(仏塔)はパンコル・チョルテンと呼ばれます。
チベット最大のもので、とても美しい形状をしています。

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仏塔の下からも眺めてみました。
大きさがよく分かります。

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目の絵が描かれています。
仏陀の知恵の目といわれています。
ネパールのスワナンプヤート寺院などでも同じように目が描かれています。

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内部に入ると多くの仏像や壁画が見られます。

チベット仏教、チベット文化を感じられる寺院でした。

ギャンツェ・ゾン

ギャンツェの岩山の上にはギャンツェ・ゾンという古城があります。

もともとは9世紀に原型ができ、14世紀に本格的な城塞となったそうです。
1904年、チベットの開国を求めて進行してきたイギリス軍との戦闘の激戦地ともなったそうです。

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上の写真はパンコル・チョーデ (白居寺)の仏塔の上からとったものです。
ギャンツェ・ゾンとギャンツェの町が一望できます。

写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、山の上に聳え立つ古城はかっこよかったです。
グループメンバーともこの光景を見てすごく盛り上がりました。

パンコル・チョーデ(白居寺)とともに、ギャンツェの見どころの一つです。

初日終了

ラサを出発してヤムドク湖、そしてギャンツェとチベットの自然や文化の素晴らしさに触れられる1日でした。
3泊4日のツアーの1日目だけでも、とても充実した内容でした。

ギャンツェの町自体は、観光客も少なくのんびりしていて素朴な感じの町でした。
ヒマラヤの風景やチベット文化に大興奮だったツアー初日を終え、翌日に備えて眠りました。

2日目はシガツェへ向かいます。

シガツェの様子はこちら

台湾旅行記 故宮博物院と淡水

2015年3月台北に3泊4日で行ってきました。

主目的は旅行ではなく展示会視察の出張でした。
とはいえ、2日目には展示会の視察もひと段落して、時間ができたので観光に出てみました。

まずは故宮博物院にいくことにしました。

故宮博物院 観光

台北一の観光スポットともいえるのが、故宮博物院ですね。

台北の故宮博物館は、中国の歴代皇帝の所持品など歴史的価値のある美術品、文化財が展示されています。
蒋介石が国共内戦で不利になった際に、中国本土から台湾へと持ち出したものです。

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故宮博物院への行き方

なお、故宮博物院に安くいきたければ、MRTの淡水線で士林(シーリン)までいき、そこから路線バスで行けば安上がりです。
バックパッカーではなく、社会人のしかも出張なのにその経路で行きました。
そはいえ、台北はタクシーも安いので、士林からタクシーでも大した金額にはなりません。

タクシーなら約120台湾元(約350円)でバスならば15台湾元(約40円)くらいです。

故宮博物院の逸品

故宮博物院には膨大な量の展示品があります。
好きな人は1日あっても足りないでしょうね。

私はそこまで時間をかけるほうではないのですが、それでもこれはすごいというものをお伝えします。
残念ながら、中は撮影禁止のため写真はありません。

翠玉白菜
もっとも有名なのが、天然の翡翠と玉の混ざり具合を巧みに利用した白菜の彫刻ですね。
繊細な彫刻で、翠玉巧彫の最高傑作と言われています。
実際すごいですし、きれいです。
この翠玉白菜は別格の扱いなので、長蛇の列ができています。
並んで順番に見るのですが、混んでいるとほとんど歩きながらしか見れません。
ですので、混んでない時期とか時間帯を狙うべきでしょうね。

肉形石
翠玉白菜と並ぶのが、その名の通り肉の形をした肉形石です。
肉は肉でも東坡肉(豚の角煮)そっくりでとても美味しそうです。
ちなみに東坡肉(トンポーロー)は中国の杭州の名物料理でおいしいです。
東坡肉の詳細はこちらから

彫象牙透花人物套球
上記の2つもよいですが、私が一番好きなのが彫象牙透花人物套球です。
象牙の彫刻なのですが、球の中に球がありそれが21個もあるのです。
どうやってこんなの作ったんだろうと思います。
親、子、孫三大にわたって完成されたものだそうです。

故宮博物院は中国の悠久の歴史を感じられますね。

淡水(タンシュエ)観光

淡水は台北の郊外にあり、かつて貿易港として栄えた町です。
ウォーターフロントの町で、台湾のベニスと言われたりするほど美しい町です。

台北から簡単に日帰り観光ができますし、故宮博物院を見た後に行くと方効率的です。

MRTの台北駅からは、40分ほどです。

台北の人のデートスポットにもなっているそうです。

淡水の商店街

淡水の駅に到着すると、活気のある商店街がお迎えしてくれます。

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道の両側には、食べ物屋や雑貨屋などとてもにぎわっています。
ちょこちょこつまみながら歩くのもいいですね。

ついたのが昼だったので、食堂に入りました。
牛肉麺を頼もうとしたら、食堂のおばちゃんにすすめられて半筋半肉麺を頼みました。

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関西人なので筋肉も大好きです。
ということもあり、とても美味しかったです。
あっさりあじですが、出汁がきいてますね。

紅毛城

淡水駅からバスで10分くらいですが、ぶらぶらと川沿いを散歩しながらいくのもよいです。

17世紀にスペイン人により築かれた城です。
その後、19世紀からはイギリスが領事館が置かれました。
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ヨーロッパ風建築がいい感じです。
建物の中にも入ることができます。

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庭園もいい感じですね。
私が行ったときは遠足なのか、多くの小学生も訪れていました。

紅毛城は小高い丘の上にありますので、景色もよいです。

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故宮博物院や淡水など、台北の中心地からも素敵な観光地があります。
台北はご飯もおいしいし、いい町ですね。

台北の町中の様子はこちら

 
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ルーマニア旅行記 ブラン城(ドラキュラ城)とペレシュ城

ルーマニアには魅力的な城があります。
その中でも観光地として人気の高い、ドラキュラ城のモデルとも言われるブラン城と、別荘地シナイアにあるメルヘンチックなペレシュ城についてお伝えします。

私はユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年の夏に訪れました。

ブラン城(ドラキュラ城)

ブラン城は有名な小説「吸血鬼ドラキュラ」に出てくるドラキュラ城のモデルとも言われています。

ドラキュラのモデル ヴラド3世

ドラキュラ伯爵のモデルとされるのがワラキア公ヴラド3世です。
ヴラド3世は串刺し公とも言われてます。

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※画像はWikipediaからお借りしました

ヴラド3世は15世紀にワラキア公ヴラド2世の息子として生まれます。
父・ヴラド2世は神聖ローマ皇帝から竜騎士団騎士に任命されており、竜公を意味する「ドラクル」と呼ばれたそうです。
そして、ヴラド3世はルーマニア語で「ドラクルの息子」と言う意味である「ドラクレア」(英語ではドラキュラ)と名乗っていたそうです。

では、なぜヴラド3世(ドラキュラ公)が吸血鬼ドラキュラのモデルになったかというと、15世紀に東ローマ帝国を征服したオスマン帝国と敵対し、オスマン帝国兵を大量に串刺しにしたことに由来すると言われています。

そんな冷徹、残忍な人物像が吸血鬼ドラキュラのモデルとなったと言われています。

ブラン城がドラキュラ城のモデルとされていますが、実はヴラド3世の居城ではなかったそうです。
でも、ヴラド3世の祖父にあたるミルチャ老公が居城としていたそうです。

ブラン城の場所

ドラキュラ城として人気の観光スポットであるブラン城はブラショフから南西に30kmにあります。

バスで1時間くらいですので、アクセスしやすいです。

ブラン城観光

ドラキュラ城というと恐ろしいイメージを持ちますが、実際には趣のある中世のお城です。

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ブラン城の中にも入れて、様々な調度品などを見ることができます。
ドラキュラのイメージとはだいぶ違いますが、城自体がかっこいいですし、ブラン城から見る風景もよかったです。
また、ネタとしても訪れてよかった城かなと思っています。

余談ですが、ルーマニアは物価が安く、そしてビールが安かったです。
私が訪れた2002年当時は、生ビール一杯が30円くらいでした。
で、ブラン城の最寄りのバス停近くで生ビールが飲める場所があり、帰りのバスの待ち時間にけっこうビールを飲んで気持ちよかったです。

いずれにしろルーマニアの中でも人気の観光地なので、訪れてみてはいかがでしょうか。

別荘地シナイア

ブラン城とは全く違う種類の城で、とてもメルヘンチックなドイツ様式の城、ペレシュ城があります。
ペレシュ城はブラショフの南約50km、シナイアにあります。

ブラショフから鉄道で1時間半程度で着きます。
なお、首都ブカレストからも鉄道で2時間程度です。

ブカレストからブラショフに行く途中に寄るのもよいと思います。

シナイアは標高800mくらい、針葉樹森に囲まれた別荘地です

ペレシュ城観光

ペレシュ城ルーマニア王室の夏の離宮として1875年に建てられた宮殿です。
140年ほど前に建てられた比較的新しいお城です。

ドイツ・ルネッサンス様式の美しい城で、人気の観光地となっています。

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なんともメルヘンチックなお城です。
ルーマニアの中で最も壮麗な城と称されることもあるそうです。

実際に訪れてみると、緑の中にとても映える美しい城でした。
内部の装飾や調度品も豪華でした。

日本人はルーマニアにあまりなじみがないかもしれませんが、このような城もある素敵な国です。
特にブラショフは観光拠点になりますので、ぜひ訪れてみてください。

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さて、私はブラショフを離れ、次はシギショアラの町に向かいました。

世界遺産シギショアラの様子はこちら