ヨーロッパ

イギリス・ロンドン旅行記 -入国からグリニッジ天文台へ-

ベルギーの首都ブリュッセルから夜行バスでイギリスの首都ロンドンに向かいました。

しかも、ロンドンに入ったその日の夜行バスで、オランダの首都アムステルダムに向かうという0泊弾丸旅行です。
夜行バス2連チャンなのでけっこうたいへんでした。

ロンドンは物価が高い

では、なぜそのような弾丸旅行にしたかというと、ロンドンは物価が高く宿が高いからです。
安宿でも3000円するといわれていました。
1泊3000円と聞くと安いと思う人も多いでしょう。
しかし、バックパッカーだった当時、アジアでの宿代は500円以下、西ヨーロッパでも2000円以下を基準としていた私にとっては高すぎると感じたのです。

しかも、料理はおいしくない割に高いということも聞いていました。
食事もおいしくない国に長居する必要を感じませんでした。
イギリスのその他の地域は、お金ができてから雇用と考えました。

ユーロラインズパスという国際バス乗り放題のパスを持っていたので、宿代をかけない方法として、夜行バス2連チャンの弾丸旅行をすることにしたのです。

ユーラシア大陸からグレートブリテン島へ

夜10時にブリュッセルで夜行バスに乗って、フランス国境でパスポートチェックで一度起こされました。
そして午前3時ごろに再び起こされることとなりました。

イギリスは知っての通り島国です。
イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」ですね。

というわけで海を渡るわけです。
どのようにバスが海を渡るかというとフェリーに乗せられるんですね。

フェリーではバスを降りなくてはならず、1時間半の船旅では眠ることもできず、結果として寝不足になりました。

イギリス入国

フェリーがイギリスに着くと入国審査があります

イギリスは入国審査が厳しいです。
ユーロ圏内ではほとんどノーチェックで国境を越えていたのですが、イギリスに入るときは所持金の額などいろいろと質問されました。

とはいえ、別にやましいこともないので素直に答えて無事入国できました。

その後、荷物チェックを終えて再びバスに乗り込み、ロンドンに向かいました。

ロンドン到着

ロンドンに早朝に到着しました。

イギリスはユーロを採用していないので、まずは両替所で両替をしました。
0泊1日なので、それほど現金は必要ないと考え20ドルだけ両替しました。
しかし、この両替所のレートや手数料をちゃんと効いてなくて、手数料が2.5ポンドもかかってしましました。
2.5ポンドというと400円くらいです。
20ドルを両替したのに、手数料で2割くらい取られてしまったのです。

思ったより手元のキャッシュが少なくなってしまいました。

バックパッカーにとっては大打撃です。
両替時は気を付けましょう。

グリニッジ天文台へ

まずはグリニッジ天文台を目指しました。
世界標準時間が決められている場所です。

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グリニッジ天文台はロンドンの中心部から簡単に行けます。

世界標準時の場所ですから東経0度、西経0度です。
ここから東と西が分かれているわけです。

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建物の真ん中に東西を分ける線が引かれているんですね。
ベタですが、その線上に立ってみました。

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2002年、若かりし日の写真です。

ユーラシア大陸横断している身としては基準となるポイントです。
ここから帰り道、東経135度の日本、時差9時間への新たな旅の始まりともいえるわけです。

午前中にグリニッジ天文台の観光を終え、ロンドン中心部の観光に向かいました。

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ロンドン市内観光はこちら

ベルギー旅行記 首都ブリュッセル-美食の町-

フランダースの犬の舞台であるアントワープから、ベルギーの首都ブリュッセルに向かいました。

ブリュッセルは世界有数の美食の町として有名です。
また、中心部にある美しい広場「グランプラス」は世界遺産にも登録されています。
食事も観光も楽しめる街です。

アントワープから鉄道でわずか1時間ほどです。

ブリュッセルの駅に降り立った後は、まずはユースホステルに向かいました。
相部屋ですが料金が安いのでユースホステルは、バックパッカーにとってはありがたい存在です。

朝食付きというのもありがたいところです。

ブリュッセル観光

宿を無事に確保できたので、荷物を置いてすぐに観光に出ました。
ブリュッセルはとても美しいまちでした。

世界遺産 グランプラス

ブリュッセル観光といえば、まずは世界遺産に登録されている広場グランプラスです。
世界一美しい広場とも呼ばれています。

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この広場に市庁舎もあります。

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市庁舎はグランプラスの中で一番高い建物です。

グランプラスは建物も素晴らしく本当に美しい広場でした。
そして広場周辺には屋台が広がっていて楽しいです。

ブリュッセルに行ったら、ここは外せませんね。

サン ミッシェル大聖堂

ブリュッセルの中心部にある大聖堂です。

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とても荘厳なゴシック様式の大聖堂です。
塔の高さは69m、長さ108m、幅50mもあります。

中に入るとステンドグラスが美しいステンドグラスが見られます。
ステンドグラスは色鮮やかでとても見ごたえがあります。

ブリュッセルのグルメ

ブリュッセルといえば美食の町としても有名です。

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写真ではちょっと分かりにくいですが、レストランがずらっと並んでいます。

バックパッカーにはちょっと贅沢な値段だったのですが、せっかくなのでブリュッセル名物ともいえるムール貝の白ワイン蒸しを食べました。
生ビールもつけてけっこう贅沢な食事を楽しめました。

あとチェリービールやワッフルなんかも楽しみました。
ベルギーは確かに美食の町で、食事も楽しめます。

初日は早めに宿に戻りました。

2日目の観光

2日目、ユースホステルで朝食をしっかり食べました。
夜行バスでロンドンに向かう予定だったので、チェックアウトし、荷物を預けてから観光に出かけました。

小便小僧

ブリュッセルには「世界三大がっかり」の一つ小便小僧があります。
※残り二つは、「シンガポールのマーライオン」と「コペンハーゲンの人魚姫」

がっかりするために、もちろん見に行きました。

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写真が暗いのでよくわからないですね。
ウワサ通り小さかったです。

もともと分かっていたことなので、そんなにがっかりしませんでした。
せっかくなので、ネタとして一度は見たほうがよいと思います。

あと、実は近くに小便少女の像もあります。

ブリュッセルの公園で・・・

一通りの観光を終えたのですが、ロンドン行きの夜行バスの出発時刻までだいぶ時間があまりました。

時間つぶしのため公園で休んでいました。
5月で気候もよく、晴れてて気持ちがよかったので、ベンチで昼寝をすることにしました。

気持ちよく寝ているとベンチにベルギー人のおっさんが近づいてきて、横に座りだしました。
ほかのベンチが開いているのに、わざわざ来るのですから明らかに怪しいです。

私は仕方なく、警戒しながらベンチに座りなおして、おっさんを見てみました。
身長は160㎝くらいで金髪で長髪、ヒゲを生やし、ジーパンすがたのおっさんです。
小さいので、いざとなってもなんとかなるかな、と考えました。

そしておっさんが声をかけてきました。
「おれとしないか?」

案の定、ゲイだったようです。
けっこう露骨な誘われ方をしました。
「俺、ゲイじゃないから」
と断わったのですが、何度もしつこく誘ってきました。
もちろん断り続け、最後にはあきらめて去っていきました。

日本人男性は、そういう方にけっこうモテたりするので気を付けましょう。

と、そんなこともありましたが、全体を通して考えるとブリュッセルはとてもいい町でした。
日本人観光客も多かったですね。

1泊2日のブリュッセル観光を終え、次の町イギリスの首都ロンドンを目指す夜行バスに乗り込みました。

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ロンドンの様子はこちら

ベルギー旅行記 アントワープ‐フランダースの犬の舞台‐

ドイツの首都ベルリンからベルギーの首都ブリュッセル行きの夜行バスに乗り込みました。

ベルギーといえば、ビールやワッフルが有名な国です。
首都ブリュッセルは美食の町としても有名です。

そんな美食の町ブリュッセルを目指したのですが、バスが途中アントワープで停車することをバスに乗ってから知りました。

アントワープといえば、日本人にはアニメ「フランダースの犬」の舞台としても有名な町です。
朝の5時にアントワープに到着した時、「ここで降りよう」と急遽決めてバスを下車しました。

アントワープ観光

朝5時ではさすがにまだ暗いので、駅で夜が明けるのを待ちました。
アントワープでは1泊もせず、夕方にはブリュッセルに移動するつもりだったので、宿は取りませんでした。

さすがに重いバックパックをもって観光はたいへんです。
駅に荷物預かり所があり、バックパックを預けました。

そして、夜が明けアントワープ観光に出かけました。

アントワープの町

まずは町をぶらぶらとしました。
ヨーロッパらしい美しい街並みです。

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あいにく雨が降ってきて、天気が悪かったのですが美しい街並みの中を歩きました。

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町を観光しているときに、ベルギー名物ワッフルも食べました。
温かくて、甘くてとても美味しかったです。

聖母大聖堂(ノートルダム大聖堂)

アントワープの最大の見どころともいえるのが、聖母大聖堂です。
1352年から実に170年余りの歳月をかけて建造された大聖堂です。

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日本人にとっては、「フランダースの犬」の最終回の場所として人気です。
大聖堂の内部にはフランダースの犬の主人公ネロがずっと見たかったルーベンスの「キリストの降架」があるのです。

ただ、実は「フランダースの犬」はベルギーでは有名ではありません。
※私が訪れた2002年当時は知らない人がほとんどでした。
ただ、最近日本人観光客が増え、商売のネタにする人は増えているようです。

ファンの方はあまりアニメのイメージをもって期待しすぎない方が良いかもしれませんね。

首都ブリュッセルへ

急遽、バスを降りて刊行を始めたアントワープはとても美しくて、いい町でした。

本当はもっとゆっくり観光すればよかったのですが、バックパッカーだった私は宿代をケチり、アントワープを夕方には出て、ベルギーの首都ブリュッセルへ向かいました。

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ドイツ旅行記 首都ベルリン

オーストリアのウィーンから夜行バスに乗り、ドイツの首都ベルリンを目指しました。

バックパッカーがよく利用するユーロラインズパスという国際線バス乗り放題のパスを購入し夜行バスで移動しました。
物価の高い西ヨーロッパで宿代を浮かせるためになるべく夜行バスが大活躍です。

夜行バスで一泊の宿代を浮かせて、ベルリンに到着です。

ベルリンの場所

ドイツの首都ベルリン

ベルリンはドイツの北東部、ポーランドとの国境近くに位置しています。

ウィーンからはバスで8時間ほどです。
夜行バスで睡眠時間も確保できるので、ちょうどいい感じの距離です。

ベルリン観光

ベルリン到着後ユースホステルを確保し、さっそく観光に出かけました。
西ヨーロッパは物価が高いので、バックパッカーだった私の動きは速くなりました。

駆け足でしたがいろいろと回った、ベルリンの観光ポイントをご紹介します。

ベルリン大聖堂

まず観光したのがベルリン大聖堂です。
ヨーロッパの町並みを歩いていくと、美しいドームが目に入ってきました。

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それが、ベルリン中心部にあるベルリン大聖堂です。

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美しい大きなドームが特徴です。
高さ114メートルもあります。

荘厳な大聖堂に、ヨーロッパの歴史と文化を感じました。

川の向かいからの大聖堂も見ごたえがあります。

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ベルリンに行ったらぜひ訪れてみてください。

カイザー・ヴィルヘルム記念教会

ドイツ帝国初代皇帝のヴィルヘルム1世を称え、19世紀の後半に建てられた教会です。

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廃墟のような外観ですが、これは第二次世界大戦中に空襲されたためです。
戦争の悲劇を忘れないようにそのままの状態で残しているそうです。

広島の原爆ドームを思い出しました。

ベルリンの壁

東西冷戦の象徴ともいえるのがベルリンの壁です。
第二次世界大戦後、アメリカ・イギリス・フランス占領地域で資本主義の西ドイツとソ連占領地域で共産主義を名目とした東ドイツに分断された跡が残っています。

なお、ベルリン自体は上記にある地図にあるようにドイツの東側に位置しており、旧東ドツに位置しており、西ベルリンは西ドイツの飛び地で、周りは東ドイツに囲まれていたわけです。

もちろん現在では統一されていますが、当時の象徴としてベルリンの壁が残っています。

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落書きだらけでした。(2002年当時)
あんまり見ていても美しいものではなかったですが、西ベルリンの人多義の思いがあらわれていたのかもしれません。

※最近では、東西冷戦時代とは関係ない政治的な落書きが増えているようです。

ビールを飲む

ドイツといえばビール。
ビールといえばドイツ

ビール大好きな私は、もちろんドイツでもビールを飲みました。

まずは、生ビール。
おいしかったのですが、値段はけっこう高かったです。

そして、その後スーパーでビールを買いました。
安いものだと1本50セントくらいで売ってました。
何本かかってユースホステルの中で飲みました。

そして翌日ベルギーに向かいました

フランダースの犬の舞台アントワープの様子はこちら

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オーストリア旅行記 音楽の都ウィーン

ハンガリーのブダペストを離れオーストリアに向かうことにしました。

目指したのは、音楽の都とも呼ばれる首都ウィーンです。
ハンガリーまでは旧東ヨーロッパだったので、いよいよ西ヨーロッパ旅行の開始でした。

私が旅行したのは2002年5月で、この年の1月から通貨がユーロになったばかりです。
当時は1ユーロ=100円くらいでした。

今に比べると為替レートは良いのですが、バックパッカーにとって西ヨーロッパは物価が高いので、なるべく効率的に観光することとしていました。

音楽の都ウィーン観光

ウィーンはかつてハプスブルク帝国の都だった場所です。
18世紀末からは音楽の都とも呼ばれる町です。

ウィーン歴史地区は世界遺産にも登録されています。

なるべく早く観光を終えるつもりだった私は着いたらすぐに観光に出かけました。

シュテファン大聖堂

ウィーンにあるゴシック様式の大聖堂がシュテファン大聖堂です。
ウィーン歴史地区のシンボル的な存在で、観光の際に起点にもなる場所です。

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とても重厚な建物です。

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多くの観光客が訪れています。

ホテル・ザッハ―でザッハトルテ

ホテル・ザッハ―はウィーンの中心部にある5つ星ホテルです。
ウィーン国立歌劇場の隣にあります。

個々の名物はなんといってもザッハトルテです。
ザッハトルテとは、世界的にも有名なチョコレートケーキです。
漫画の「美味しんぼ」でも取り上げられたことがあります。

バックパッカーには似合わないのですが、せっかくなので5つ星ホテルであるホテルザッハ―に入り、ザッハトルテとウィンナーコーヒーを頼みました。

ちなみにウィンナーコーヒーは、ウィーン風コーヒーという意味であって、ウィンナーソーセージは入っていません。
コーヒーにクリームを浮かべたものです。
ただ、ウィーンではウィンナーコーヒーとは呼ばれていませんが。

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ちょっと写真の写し方が悪いのですが、左にクリームの浮いたウィンナーコーヒー、右側にこちらも皿の上にクリームがたっぷりと乗せられたザッハトルテです。

さっそくザッハトルテを食べてみました。

うーん、甘い。いや、甘すぎる。。。
けっこうくどい甘さで、私としては美味しい、とは思いませんでした。

甘すぎるザッハトルテの後に、ウィンナーコーヒーを飲みます。
こっちはまあまあという感じでした。

それなりの金額を払った割には、味自体にはそれほど満足感はありませんでした。
もしかしたらバックパッカーで味覚が鈍っていたのかもしれませんが。

とはいえ、このような歴史あるホテルで、歴史あるものを食べられたのは良かったです。

ベルヴェデーレ宮殿

ウィーンの観光スポットとして人気が高いのが、ベルヴェデーレ宮殿です。
ベルヴェデーレとは「美しい眺め」という意味で、庭園から見る宮殿は美しいです。

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昔の写真をスキャンしてるので、暗い感じになってますが実際にはもっと明るく美しい宮殿でした。

音楽の都で音楽を楽しむ

音楽の都ウィーンに来たらやはり音楽を楽しむことをおすすめします。

有名なウィーン国立歌劇場(オペラ座)では最高峰のオペラを見られます。
安い席もあったりしますので、もしウィーンに行くなら1度は訪れてみてよいと思います。

また、フォルクスオーパーという歌劇場もあります。
フォルクスは大衆のという意味なので、大衆オペラ座という意味です。

私はこのフォルクスオーパーでオペレッタを見ました。

オペレッタとは、セリフと踊りのある歌劇で主に喜劇が中心となったものです。
一般的なオペラに比べるとだいぶ大衆的です。
2回見たのですが、1回目はあまり面白くなかったのですが、2回目はけっこうおもしろかったです。

ウィーンの公園

ウィーンは2泊し、夜行バスでベルリンに向かうことにしました。
昼に宿をチェックアウトし、夜行バスの出発まで時間があったので公園で昼寝したりしました。

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ウィーンにはそこら中にいい公園があったので、のんびりと過ごせました。

そして夕方にバスターミナルへ行き、次の国ドイツの首都ベルリンへと向かいました。

ドイツの首都ベルリンについてはこちら


ユーロラインパスで西ヨーロッパ旅行開始

アジアから中東、東ヨーロッパはハンガリーのブダペストまで来ました。
そして、いよいよ西ヨーロッパに入ることにしました。

当時の旅行の目的は、ユーラシア大陸陸路であり、ユーラシア大陸最西端のポルトガルのロカ岬は外せません。

ただ、西ヨーロッパは物価が高いので、アジアから来たバックパッカーにとってはけっこうハードルが高いです。
駆け足になってもなるべく安くいく方法を探し、ユーロラインズパスを使うことにしました。

ユーロラインズパスとは

ユーロラインズとは、ヨーロッパのバス会社が加盟している国際長距離バスです。
ユーロラインズのオフィシャルサイト⇒http://www.eurolines.com/

eurolines※写真はWikipediaからお借りしました。

ユーロラインズパスという、期間限定で国際バス乗り放題というパスがあります。

鉄道ではユーレイルパスという乗り放題のパスが有名ですがけっこう高いのです。
バックパッカーの私は、ユーロラインズパスの方がだいぶ安いので、バスでの西ヨーロッパを旅行することにしました。

ユーロラインズパスには、15日間有効、30日間有効など期間を設定したパスがあります。
さすがに15日間で西ヨーロッパを回るのは不可能なので、30日間のパスを買いました。

当時の金額は忘れたのですが、2015年9月現在の価格を公式サイトで見ると350ユーロのようです。
1ユーは135円くらいなので、46000円くらいです。

私が訪れた当時(2002年)は、まだユーロが安く1ユーロ=100円くらいだったので35,000円くらいだったのだと思います。

ユーロラインズパスの制限事項

ユーロラインズパスはバス乗り放題ではあるのですが、どんなバスでも乗り放題なわけではありません。

国際バスという名が示す通り、国際バスでしか使えません。
ですので、国際バスが通る限られた都市に限定されます。
また国内バスでは使えないので、ルートを色々と考える必要があります。

とはいえ、この旅行の時は、西ヨーロッパは物価が高いのでさっさとポイントを抑えて回ろうと決めていたので、最適な選択だったと思います。
なるべく8時間以上移動する夜行バスを手配し、宿代を浮かせることもできました。

強行西ヨーロッパツアー

ユーロラインズパスを利用して、けっこうハードな西ヨーロッパツアーに出ました。

結果として、30日間で12か国を回りました。
イギリスなんかは、ロンドンに朝着いてその夜に出るという、0泊だったりもしたので行った国として数えていいのか微妙だったりしますが。

正直言って、この時は都市をさっさと巡っていたので、その国々の良さを実感できる旅行ではありませんでした。
いずれ各国をゆっくり回ってみたいと思っています。

とはいえ、この強行ツアーもけっこう楽しかったので、旅行の模様をお伝えしていきます。

オーストリアの音楽の都ウィーンについてはこちら

スロバキア旅行記 首都ブラチスラバ

中欧の国、スロバキア
以前はチェコ共和国とスロバキア共和国の連邦国家でチェコスロバキアと呼ばれた国でした。

チェコは「世界で最も美しい町」とも言われる「首都プラハ」や「チェスキー・クルムロフ」があり、旅行者に人気の観光地となっているので知っている人も多いと思います。

ですが、一方のスロバキアといえば?
なかなかも思いつかない人も多いのではないでしょうか。
実際に観光客も少ないです。

でも、スロバキアも面白いものがある国なんです。

私はユーラシア大陸横断旅行中に訪れました。

スロバキアの場所

スロバキアは中欧に位置し北はポーランド、チェコ、東はウクライナ、南はハンガリー、西はオーストリアと国境を接しています。

内陸国で海がない国です。

スロバキアの歴史

スロバキアはスラブ人が支配していた地域です。
国名のスロバキアもスラブが語源となっています。

9世紀には大モラヴィア王国という王国ができたそうです。
しかし、10世紀には大モラヴィア王国は滅亡し、ハンガリー王国の支配下となりました。
その後、ハンガリー王国がハプスブルク家の支配下となったので、スロバキアもハプスブルク家の支配下となりました。

19世紀にはオーストリア=ハンガリー帝国へ組み込まれ、第一次世界大戦でオーストリア=ハンガリー帝国が崩壊すると、チェコスロバキア共和国が建国されました。

第二次世界大戦後は共産主義国となりました。
その後、1968年にプラハの春と呼ばれる民主化運動があり、1989年にビロード革命があり、共産党政権が解体されました。

そして、1993年チェコと平和裡に連邦を解消して独立し、現在はNATO、EUに加盟しています。

首都ブラチスラバ

スロバキアの首都はブラチスラバです。
日本人では聞き馴れない人も多いのではないかと思いかもしれませんね。

ブラチスラバはスロバキアの西部に位置しオーストリアとの国境に位置しています。

ちょっと端っこ過ぎない?と思ってしまうくらいのところにありますね。

ブラチスラバ観光

そんなスロバキアの首都、ブラチスラバの街並です。

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いかにもヨーロッパという感じです。
整った美しい街並みが広がっています。

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この写真では分かりにくいかも知れませんが、奥に見えるのがブラチスラバ城です。

ブラチスラバ城は「ひっくり返したテーブル」とも呼ばれています。
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四角くて四つの塔があるので、「ひっくり返したテーブル」なんですね。
お城というにはちょっと地味ですが、高台にあるのでブラチスラバ城からは町が一望できます。

ブラチスラバの変な像

ブラチスラバにはなぜか変な像があります。

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こちらはマンホールから出てきた男です。
観光スポットになっています。
ブラチスラバ城が地味だから、観光名所にするために作ったのですかね。

このマンホール男以外にも変な像がいくつかあります。
写真に収めなかったのが残念です。
次に旅行に行くことがあればもっと写真を撮りたいと思います。

スロバキアのビール

チェコのビールがおいしい、というのはビール好きの中では有名な話ですが、実はスロバキアのビールも美味しいんです。

ランチを食べようとたまたま入ったレストランで、優雅に生ビールを頼んだのですがこれが絶品!
しっかりとしたボディに、スッキリとした後味。
バックパッカー中に訪問した50ヶ国の中で一番うまかったです。

まあ、その時の喉の渇き具合だったり、店で出している銘柄だったりと要因はいろいろありますが、スロバキアのビールが美味いのは間違いありません。

ビール好きはドイツ、チェコだけでなく、ぜひスロバキアも旅行してみてください。
もちろん、変な像も見てみてくださいね。

ポーランド旅行記 アウシュビッツ強制収容所

アウシュビッツ強制収容所

第二次世界大戦中にナチス政権下のドイツが人類史上最大級の虐殺をおこした場所です。
誰しも一度は耳にしたことがあるでしょう。

私はバックパッカー時代から、戦争の惨劇や人間の愚かさ恐ろしさを感じるために、このような場所(広島の平和祈念資料館、カンボジアのキリングフィールド、ベトナムの戦争証跡博物館等)はなるべく訪れるようにしています。

アウシュビッツを訪れたのはユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年のことです。

アウシュビッツの場所

アウシュビッツはドイツにあると思っている人もいるかもしれませんが、ポーランドの南部にあるオシフィエンチウム市にあります。

現在残っている施設は「ポーランド国立オシフィエンチム博物館」として無料で公開されています。
アウシュビッツを訪れる場合は、クラクフの町から日帰りで訪れることが多いです。
バスで2時間ほどです。

アウシュビッツの概要

ナチス政権下で組織的に行われたユダヤ人迫害(ホロコースト)の象徴的な存在です。
ユダヤ人だけではなく、政治犯や捕虜、同性愛者など他の民族も収容されてました。

ここでは人体実験や、大量殺害が実行されたといわれています。
アウシュビッツでの死亡者数には諸説ありますが、150万人とも言われています。

「アウシュヴィッツ・ビルケナウ – ドイツ・ナチの強制・絶滅収容所」として世界遺産に登録されています。

アウシュビッツ強制収容所

アウシュビッツの正門がこちらです。

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写真では見にくいですが「ARBEIT MACHT FREI (働けば自由になる)」と書かれています。
実際にはほとんど出られなかったそうです。

アウシュビッツの居住区

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こちらは寝床です。
狭い範囲に敷き詰められています。

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こちらは再現された三段ベッドです。
床に寝ていては場所が足りなくなって三段ベッドにしたそうです。
一段に数人が寝ていたそうです。

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こちらも三段ベッドです。
余裕がありそうに見えますが、二人以上で寝ていたそうです。

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こちらはトイレです。
ただ、中国のトイレよりはいいかなと思ってしまいました。

監視塔

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こちらは監視塔です。
逃亡を防ぐため鉄条網が敷かれ、監視塔が配置されました。

死の壁

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奥に見える壁が死の壁と呼ばれるものです。
多くの人が銃殺された場所です。
花が供えられていました。

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学生の集団も訪れていました。

残念ながら写真が残っていないのですが、このほかにはガス室や焼却炉なども見られます。
また、当時の写真も見ることができます。

人類の過去の行為を見ることで、いろいろと考えます。(あえて考えたことは書きません)
このようなものは見たくないという人も多いと思いますが、個人的には見て考えることも大切だと思っています。
一度は訪れてみてほしいと思います。

クラクフについてはこちら

ハンガリー旅行記 トカイワインがうまい 王のワイン・ワインの王

ハンガリーには有名な高級貴腐ワインであるトカイワインがあります。
ブダペストではスーパーで買うことも可能です。

バックパッカーにとってはちょっと高めではありますが、手の届かない値段ではありません。
せっかくハンガリーに行くなら飲むことをオススメします。

トカイワインとは

ハンガリーのトカイ村で作られる貴腐ワインです。

貴腐ワインは、普通のぶどうではなく、ある種のカビを繁殖させたブドウを使います。
カビによって水分が飛び、糖度が非常に高くなったブドウで作られるデザートワインです。
金色に輝くトカイワインのその甘さはまさに蜂蜜のようです。

そのおいしさにフランスのルイ14世が「王のワイン、ワインの王」と呼んだそうです。
また、世界三大貴腐ワインの一つと数えられます。

そう呼ばれるにふさわしいワインです。

バックパッカー トカイワインを飲む

私はバックパッカーでしたが、そんな高級品トカイワインをブダペストのスーパーで買って初めて飲みました。
基本的にワインは辛口が好きなのですが、トカイワインを一口飲んだ時の衝撃を今でも覚えています。

最初は「ハンガリーの名産なので」、と軽く試しに飲んだだけでしたがすっかり虜になってしまいました。

トカイワインはその糖度によって、3~6プットニョシュのランクに分かれます。
数字が大きい方が糖度が高く、高級です。

最初に飲んだのは、トカイアスー 3プットニョシュというそれほどランクの高いものではなかったのです。
値段は500mlで1000円以下でしたが、それでもすごくおいしかったです。
バックパッカーにとってはちょっと高いかもしれませんが、日本では数倍するので飲まないと損です。

その後、もっといいものを飲みたくなり高級な6プットニョシュを飲みました。
3000円くらいだったかなと思います。

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ハンガリーでは自炊だったのでちょっと机の上にある他の食事は貧相ですが、トカイワインはとてもおいしかったです。
せっかくなら、ハンガリー名物のフォアグラと一緒に飲めばよかったかなと、ちょっと後悔です。

お土産にも良いと思いますので、ぜひハンガリーを訪れたら買ってみてください。

特別な日の特別なワイン

日本に帰った後の話になりますが、当時付き合ってた彼女(現在の妻)の誕生日に、誕生日プレゼントとの一つとしてこのトカイワインを送ろうと通販で買ってみました。

「すごくおいしい」と、とても喜んでくれました。
その後、結婚したわけですが、結婚記念日に毎年トカイワインを飲んでいます。

特別な日なので、特別なワインを飲んでいます。

先ほども書きましたが、トカイワインはその糖度によって、3~6プットニョシュのランクに分かれます。
数字が大きい方が糖度が高く、高級です。
そして、6プットニョシュを超えるもの、トカイ・アスー・エッセンシアです。
昨年の結婚記念日にはこのトカイ・アスー・エッセンシアを飲みました。
値段は高いですが、折角の記念日なのでたまには贅沢もいいかなと思います。

エッセンシアでなくても、5プットニョシュ、6プットニョシュでも十分美味しいので、結婚記念日や誕生日などのイベント時に試してみてはいかがでしょうか。

トカイワインの入手法

トカイワインはハンガリーであれば簡単に変えますが、残念ながら、日本ではどこの酒屋でも売っているわけではありません。
ですので、私は通販で買っています。

こちらのワインショップWineShopSommelierでは、最高級のトカイ・アスー・エッセンシアも含めて購入できます。

大切な記念日に「王様のワイン、ワインの王様」と呼ばれるトカイワインを飲んで、特別な日にしてみてはいかがでしょうか。

ハンガリーのブダペストについてはこちら

ハンガリー旅行記 世界遺産 ホッローケーの村

ハンガリーには世界遺産がいくつかあります。

今回ご紹介するのは「ハンガリーで最も美しい村」とも言われ、伝統的な古民家が残る村ホッローケーです。
日本人にはちょっと発音しにくいですね。

1987年に「ホッローケーの古い集落とその周辺 」として世界遺産に登録されています。
村落としては初めて世界遺産に登録された村となります。

私はユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年に訪れました。

ホッローケーの場所

ホッローケーは首都ブダペストから北東に100km弱のところ、スロバキアとの国境近くに位置しています。

ブダペストからはバスで2時間くらいですので、日帰り観光できます。
ただ、土日は直行のバスがあるのですが、平日は乗り継がないといけないので注意が必要です。

世界遺産ホッローケーの村観光

ホッローケーは独特の建築様式の古い民家が残されている村です。
泥とわらを使った壁に石灰で白く塗るパローツ様式と呼ばれる建物が建ち並んでいます。

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なんとものんびりした田舎町という感じです。
世界遺産なのですが観光客はあまり多くなく、観光地っぽくないです。

村民全体で古き良き伝統、雰囲気を守っているそうです。

日本の世界遺産白川郷にも通じるものがあるのかなと思います。

名前の由来

ちなみにホッローケーとは「カラスの石」という意味だそうです。

丘の上に城があるのですが、この城はカラスが石を運んできて築いたという伝説があり、そこから「カラスの石」という意味のホッローケーと呼ばれるようになったそうです。
村の紋章にもカラスが使われています。

木造教会

ホッローケーの村の中央には小さな木造教会が建っています。

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白と黒の教会の周りに赤い花が咲いていて、とてもかわいらしい教会でした。

この教会はもともとは14世紀に建てられたのですが、20世紀初頭の火災で焼失してしまい、その後忠実に再建されたものだそうです。

ホッローケーは世界遺産としてはこじんまりしてますが、古き良き伝統が残る美しい町です。
ブダペストからも日帰りできる距離なので、時間があれば訪れてみてはいかがでしょうか。

ホッローケーへの移動中のオマケ

ブダペストからホッローケーへ移動中こんな光景を見かけました。

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道路を横切っている白い物体があります。
これは何でしょうか?

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実はガチョウの群れです。
みんなきちんと整列して、順序正しく歩いて道路を横断する姿はかわいかったです。

なぜガチョウの群れが飼われているかというと、フォアグラのためなのです。
フォアグラといえばフランス料理のイメージですが、実はハンガリーはフォアグラの一大生産地です。
ですので、ガチョウの飼育が盛んです。

このかわいいガチョウたちも、フォアグラになってしまうわけですね。

ちなみにハンガリーはフォアグラが安いので、バックパッカーでも手が届く値段で食べられます。
私も首都ブダペストのレストランで食べました。
ハンガリーに行ったら一度はフォアグラを食べてみてはいかがでしょうか。

首都ブダペストについてはこちら

 

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ハンガリー旅行記 ドナウの真珠 首都ブダペスト

ハンガリーといえば?と聞かれてもパッと思い浮かばない人も多いかもしれません。
歴史を勉強した人は、オーストリア=ハンガリー帝国やハプスブルク家いう名は聞いたことあるかもしれませんが、日本人にはあまり馴染みがない国なのではないかと思います。

そんなハンガリーに、私はユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年に訪れました。

ハンガリーの場所

ハンガリーはヨーロッパの中でも中央と言われる地域に位置しています。
オーストリア、スロバキア、ウクライナ、ルーマニア、セルビア、クロアチア、スロベニア、と多数の国と国境を接しています。

海がない国です。
広大な平原が広がっており、国の真ん中をドナウ川が流れています。

ハンガリーの歴史

ハンガリーは、1世紀ごろはローマ帝国の支配下となり、その後5世紀ごろにアジア系騎馬民族フン族が、そして9世紀に現在のハンガリー人の起源とも言われる、ウラル山脈系の遊牧民マジャール人が侵入してきたそうです。

そして、西暦1000年イシュトヴァーン1世がキリスト教に改宗し、ハンガリーが建国されました。

15世紀後半からは中央部がオスマン帝国、北西部がハプスブルク家の支配下となったそうです。
17世紀後半にオスマン帝国は衰退したため、ハンガリー全土はハプスブルク家の支配下となりました。

19世紀になり、オーストリア=ハンガリー帝国が発足。
1914年帝国の皇太子がサラエボで暗殺されたため、第一次世界大戦勃発。
同盟国側として参戦するも敗戦国となり帝国は解体。

第二次世界大戦で枢軸国側で戦うも敗退。
その後、ソ連に占領、1949年、共産主義国家ハンガリー人民共和国ができ、ソ連の衛星国となりました。

そして、1989年ハンガリーは平和裏に体制を転換、憲法を改正してハンガリー共和国になり、現在はEUに加盟しています。

と、激しい歴史の流れにあっている国なわけですが、歴史もあり、とても魅力的な国なのです。

ドナウの真珠 首都ブダペストを観光

ハンガリーの首都ブダペスト。
日本人的には響きが美しくない感じもしますが、実はとても美しい町なのです。
その美しさから、「ドナウの真珠」とも称えられる町です。

「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」として世界遺産にも登録されています。

ブダペストはもともと、ドナウ川「ブダ」と「ペスト」という別々の町が合併されて「ブダペスト」となった町です。

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上の写真はドナウ川をペスト側から見た光景です。
ちょっと写真では分かりにくいですが、左奥にあるのがブダペストの観光名所である王宮です。

そして王宮付近はとても美しい光景が待っています。

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緑と王宮と川がいい感じなのが、さすがドナウの真珠です。

セーチェニー鎖橋

そして、ドナウ川に架けられ「ブダ」と「ペスト」をつなぐのが、有名な「鎖橋」です。
その鎖橋からの光景がこちらです。

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鎖橋は19世紀半ばに完成した橋です。
実際に訪れてみても、趣があるとてもよい風景です。

長さは380mで歩いて渡れますので、一度は歩いて渡ってみてはいかがでしょうか。

美しい国会議事堂

王宮のあるブダ側だけでなく、ペスト側もとても美しい町並みが広がっています。
その中でもひときわ美しい建物があります。

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この建物はハンガリーの国会議事堂です。
ここも人気の観光スポットです。

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19世紀末から20世紀にかけて作られたバロックとネオゴシック様式のとても美しい建物です。
間近で見ることができるので、とても見ごたえがあります。

夜はライトアップされてますので、また違った良さがあります。

ブダペストの町中

下の写真はペスト側の町中です。

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普通の町並なのですが、なんともヨーロッパを感じさせてくれます。

そして、オペラ座では本格的なオペラやバレエなども格安で見ることもできます。
立見席だと数百円で見れるんです。

ブダペストを訪れたときは、バックパッカーでしたがそれでも数回見ました。
こういった文化的なものに安く触れられるのもいいところですね。
日本の歌舞伎なども、もうちょっと安くなればいいのになと思います。

ブダペストは美しい街並みと文化が感じられる素敵な街です。
ぜひ訪れてみてください。

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また、ハンガリーにはブダペスト以外にも魅力的な町がありますので、せっかくならブダペストだけでなく少し足を延ばすことをおすすめします。
世界遺産になっている、ホッローケもおすすめです。

ハンガリーの世界遺産ホッローケーの様子はこちら

ルーマニア旅行記 マラムレシュ地方

ルーマニアの北部に位置するマラムレシュ地方は、伝統的な文化・生活習慣が残っている地域です。
言ってみればルーマニアにある古き良き田舎町です。

私はユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年に訪れました。

マラムレシュの場所

マラムレシュはルーマニアの北部、ウクライナとの国境に位置しています。

標高の高い山脈の中にある盆地です。

マラムレシュの風景

山々に囲まれているため周りは緑にあふれています。

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派手な観光地ではありませんが、本当にのんびりできる田舎です。
落ち着いた気分になれます。

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このような緑の中に家がぽつぽつとあります。
ブラショフのような中世の街並みもよいですが、このような田園風景もよいものです。

マラムレシュの伝統文化

マラムレシュ地方のよいところはのんびりとした田園風景だけではありません。
古き良き伝統文化が残っており、人々も優しいのです。

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伝統的な衣装を着ています。
女性はヘッドスカーフとプリーツのスカートを身につけています。

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おばあちゃん達もみんな伝統衣装を着ており、とてもかわいらしいです。
家々も素朴なつくりでのんびりした気分になれます。

そして、家の前で機織りをしてたりします。

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なんとも心和む光景です。
マラムレシュ地方はこのような伝統がいまだに残っている地方です。

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おばあちゃんだけでなく、子どもたちも伝統的な衣装を身につけています。
そして、外国人観光客が珍しいのか、とても人懐っこい笑顔で迎えてくれます。

マラムレシュのお家訪問

人懐っこい笑顔で家にまで招いていただきました。
食事も出していただきました。

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可愛い笑顔ですね。
この子たちも今は立派な大人になっているんでしょうね。

マラムレシュの世界遺産と観光地

「マラムレシュ地方の木造教会群」は世界遺産にも登録されています。
独特の木造建築文化が残り、教会が特徴をよく伝えています。
なぜか写真に残っていないのが残念です。。。

それ以外にもサプンツァ村の陽気なお墓も有名です。
こちらも写真が残ってないです。。。
お墓の写真を撮るのは悪いかなと思っちゃったのです。。。

また、庭の木に鍋が逆さにかけられているの光景なども見られます。
「年頃の嫁入り前の娘がいるのでどなたかもらってください」という意味だそうです。
なぜ、写真に撮らなかったのだろう。。。

と、このようにマラムレシュ地方はこのように伝統が残っており、人々は素朴でいい人たちです。
もしルーマニアに行くのであれば、ぜひ訪れてほしい地域です。

ルーマニアは全体的にのんびり過ごせて楽しかったです。
日本人にはなじみがない国かもしれませんが、ブラショフのような中世の街並みやマラムレシュのような田舎町など魅力的な町がある国ですので、多くの人に訪れてほしいと思います。

古都ブラショフの様子はこちら

ルーマニア旅行記 世界遺産シギショアラ

ルーマニアは日本人にはあまり馴染みがない国かもしれませんが、中世の町や城など、歴史を感じられる観光地も多くあります。
その中に世界遺産に登録されているシギショアラの町があります。
おそらく多くの方は聞いたこともない町だと思いますが、私はユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年に訪れました。

シギショアラの場所

シギショアラはルーマニアの中部、トランシルヴァニア地方に位置してます。
ルーマニア観光の拠点ともなるブラショフの北西に位置し、鉄道で2時間ほどです。

シギショアラ歴史地区を観光

「シギショアラ歴史地区」は世界遺産に登録されています。
中世の街並みが残る歴史を感じられる町です。

12世紀、当時この地はハンガリー領だったのが、ハンガリーが南方の防衛としてドイツ人の職人や商人が入植させてできた町だそうです。

時計塔

シギショアラの街を代表する観光スポットが「時計塔」です。
時計塔に行くまで街並みもいい感じです。

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ちなみに時計塔の手前、右奥に見える黄色い建物はドラキュラのモデルとなったワラキア公ヴラド3世の生家です。
こちらも観光スポットとして人気です。
なお、ドラキュラやヴラド3世については、ブラン城(ドラキュラ城)とペレシュ城のページをご覧ください。

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時計塔はシギショアラがギルドによる自治都市となった14世紀に建てられたものです。
ちょっと小高い丘の上に位置し、シギショアラのシンボルとも言える建物です。
写真では分かりませんが、時計盤の横からは時間になるとからくり人形が出てきます。

時計塔自体は武骨な感じですが、からくり人形はかわいらしいです。
シギショアラに行ったら、ぜひ見てみてください。

統計塔から見る街並み

時計塔には登ることができます。
そして、時計塔の上からはシギショアラの美しい街並みを見ることができます。

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赤い屋根の街並みが中世のヨーロッパを感じさせてくれます。

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シギショアラは大きな町ではなく田舎町なので、周りには緑も多く、緑と赤のコントラストがとてもいい感じです。
上は写真はアナログで撮ったものをスキャンしたので、色彩がイマイチ実際にはとてもきれいです。

時計塔以外にも、「仕立屋の塔」、「皮革加工職人の塔」、「靴職人の塔」、「肉屋の塔」、「鍛冶屋の塔」等、ギルド(職人の組合)の名前が付いた塔があります。
そのようなネーミングからも歴史を感じられます。

世界遺産としてはこじんまりとした町ではありますが、中世の街並みが残った美しい町です。
ブラショフからもアクセスがよいので、観光に訪れてみてはいかがでしょうか。

ルーマニアにはこのように古い街並みや落ち着いた田舎町などのんびりできる町が多いです。
あくせくと観光するのではなく、のんびりと過ごすにはいい国です。

シギショアラの後、さらにのんびりできるルーマニアの田舎町マラムレシュに向かいました。

ヨーロッパの田舎マラムレシュの様子はこちら

 

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ルーマニア旅行記 ブラン城(ドラキュラ城)とペレシュ城

ルーマニアには魅力的な城があります。
その中でも観光地として人気の高い、ドラキュラ城のモデルとも言われるブラン城と、別荘地シナイアにあるメルヘンチックなペレシュ城についてお伝えします。

私はユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年の夏に訪れました。

ブラン城(ドラキュラ城)

ブラン城は有名な小説「吸血鬼ドラキュラ」に出てくるドラキュラ城のモデルとも言われています。

ドラキュラのモデル ヴラド3世

ドラキュラ伯爵のモデルとされるのがワラキア公ヴラド3世です。
ヴラド3世は串刺し公とも言われてます。

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※画像はWikipediaからお借りしました

ヴラド3世は15世紀にワラキア公ヴラド2世の息子として生まれます。
父・ヴラド2世は神聖ローマ皇帝から竜騎士団騎士に任命されており、竜公を意味する「ドラクル」と呼ばれたそうです。
そして、ヴラド3世はルーマニア語で「ドラクルの息子」と言う意味である「ドラクレア」(英語ではドラキュラ)と名乗っていたそうです。

では、なぜヴラド3世(ドラキュラ公)が吸血鬼ドラキュラのモデルになったかというと、15世紀に東ローマ帝国を征服したオスマン帝国と敵対し、オスマン帝国兵を大量に串刺しにしたことに由来すると言われています。

そんな冷徹、残忍な人物像が吸血鬼ドラキュラのモデルとなったと言われています。

ブラン城がドラキュラ城のモデルとされていますが、実はヴラド3世の居城ではなかったそうです。
でも、ヴラド3世の祖父にあたるミルチャ老公が居城としていたそうです。

ブラン城の場所

ドラキュラ城として人気の観光スポットであるブラン城はブラショフから南西に30kmにあります。

バスで1時間くらいですので、アクセスしやすいです。

ブラン城観光

ドラキュラ城というと恐ろしいイメージを持ちますが、実際には趣のある中世のお城です。

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ブラン城の中にも入れて、様々な調度品などを見ることができます。
ドラキュラのイメージとはだいぶ違いますが、城自体がかっこいいですし、ブラン城から見る風景もよかったです。
また、ネタとしても訪れてよかった城かなと思っています。

余談ですが、ルーマニアは物価が安く、そしてビールが安かったです。
私が訪れた2002年当時は、生ビール一杯が30円くらいでした。
で、ブラン城の最寄りのバス停近くで生ビールが飲める場所があり、帰りのバスの待ち時間にけっこうビールを飲んで気持ちよかったです。

いずれにしろルーマニアの中でも人気の観光地なので、訪れてみてはいかがでしょうか。

別荘地シナイア

ブラン城とは全く違う種類の城で、とてもメルヘンチックなドイツ様式の城、ペレシュ城があります。
ペレシュ城はブラショフの南約50km、シナイアにあります。

ブラショフから鉄道で1時間半程度で着きます。
なお、首都ブカレストからも鉄道で2時間程度です。

ブカレストからブラショフに行く途中に寄るのもよいと思います。

シナイアは標高800mくらい、針葉樹森に囲まれた別荘地です

ペレシュ城観光

ペレシュ城ルーマニア王室の夏の離宮として1875年に建てられた宮殿です。
140年ほど前に建てられた比較的新しいお城です。

ドイツ・ルネッサンス様式の美しい城で、人気の観光地となっています。

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なんともメルヘンチックなお城です。
ルーマニアの中で最も壮麗な城と称されることもあるそうです。

実際に訪れてみると、緑の中にとても映える美しい城でした。
内部の装飾や調度品も豪華でした。

日本人はルーマニアにあまりなじみがないかもしれませんが、このような城もある素敵な国です。
特にブラショフは観光拠点になりますので、ぜひ訪れてみてください。

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さて、私はブラショフを離れ、次はシギショアラの町に向かいました。

世界遺産シギショアラの様子はこちら

ルーマニア旅行記 古都ブラショフ

ブラショフはルーマニアのトランシルヴァニア地方にある都市です。
中世の美しい街並みが残っており、ルーマニアの中で人気の観光地です。

また、周囲の観光地の拠点にもなる街ですので、旅行者にとっては首都ブカレストよりブラショフの方が長く滞在するのではないかと思います。

私はユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年に訪れました。

ブラショフの場所

ブラショフは首都ブカレストから北に170kmにあります。
鉄道で3時間ほどです。

トランシヴァニア地方の町であり、ルーマニアの真ん中くらいです。

ブラショフ観光

ブラショフは中世、ドイツ、ルーマニア、ハンガリーと複数の民族が住んでいたそうです。
そのため、中世ドイツ風の赤い屋根の街並みが残っています。
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そして、街中は石畳で、オープンカフェなどもあり、とてもおしゃれな感じです。

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バックパッカーではありましたが、物価が安いのでオープンカフェでちょっと優雅な一時を過ごしたりしました。

非常に楽しい時間を過ごしたのですが残念なこともありました。
というのは、ベンチに座って知り合ったバックパッカーと話に夢中になっているときに、カバンに入れていたコンパクトCDプレイヤーを盗まれてしまっていたのです。
カバンのヒモに手をかけてはいたのでカバン自体は盗まれなかったのですが、気付いたときにはカバンの中に入れていたCDプレイヤーがなくなっていました。

バックパッカーとして50ヶ国回った中で、唯一盗まれた経験でした。
ちょっと気が緩んでいました。油断大敵ですね。

悔しかったですが、スリ、置き引きは注意していれば防げるものです。
そして、危害が及ぶわけではないので、ブラショフの治安が悪いというよりも自己管理ができていなかっただけと自己責任的に思いました。
海外に出た場合、自分の身や財産は自分で守るという考え方でいることが重要だと思います。

とはいえ、そういう嫌こともあったのですが、それ以上の良さがあったのでブラショフはオススメの町です。

黒の教会

ブラショフの街中での一番の見どころ、観光スポットと言えるのが、黒の教会です。

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上の写真の奥にある黒い建物が黒の教会です。
この教会は1385年に建設が始まり、1477年に完成ました。
トランシルヴァニア地方最大のゴシック教会です。

とても大きく存在感があります。
内部には4000本のパイプと鍵盤があるパイプオルガンも見ごたえがあります。

黒の教会という名前の由来は、ハプスブルク家の軍が1689年にブラショフを攻撃したとき、この教会が焼けてしまって外壁が黒くなったからだそうです。

トゥンパ山

ブラショフの街の中に標高865mの山があります。
徒歩でも登れますし、ケーブルカーもあります。

疲れるのが嫌いな軟弱バックパッカーで、往復100円ちょっとくらいだったのでバックパッカーながらケーブルカーで登りました。
(実は2回訪れたので2回目は歩いて上がりました)

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山の上からは美しいブラショフの町が一望できます。
ブラショフに行ったら、登ってみてください。

聖ニコラエ教会

その他の観光スポットとしては聖ニコラエ教会があります。
黒の教会から15分くらい歩いたところにあるルーマニア正教の教会です。

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14世紀にたてられたそうですが当時ブラショフはドイツ系の支配下にあり、ルーマニア人は真当な市民権がなかったのですが町外れに自分たちの教会を建てたそうです。
当初ゴシック建築様式で建立されたのですが,その後バロック建築様式で建て替えられたそうです。

このようにブラショフには中世の美しい町並みが広がっています。
ルーマニアの中でもオススメの観光スポットですのでぜひ訪れてみてください。

また、ドラキュラ城とも言われるブラン城など、ブラショフの街から日帰りで行ける観光地もたあります。
それらもご紹介していきます。

ブラン城(ドラキュラ城)の様子はこちら

 

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ルーマニア旅行記 首都ブカレスト

ルーマニアといえば?・・・と言ってもあまりイメージがわかない人が多いのではないかと思います。
では、ルーマニアの首都はどこかというと「ブカレスト」です。

ブカレストはかつて優雅で洗練された建築物により「小パリ」とも言われる町でした。
残念ながらチャウシェスクの独裁政権時代に歴史的な建築物を破壊されてしまい観光地としての魅力は下がってしまいましたが、それでも魅力的な建物が残っています。

私はバックパッカー旅行中に訪問しました。

ルーマニアってどんな国?

ルーマニアのイメージとしては、「旧共産圏」「チャウシェスク」「コマネチ」「ドラキュラ」等が出てくる人もいるかもしれませんが、日本人にはあまりなじみがない国かもしれません。

しかし、中世の美しい街並みや世界遺産ともなっているマレムレシュ地方の独特の木造建築文化など、のんびりできる見どころが多く、物価も安い国です。
私はユーラシア大陸横断中のバックパッカーだった2002年に訪れました。

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のんびりできて自然と調和するルーマニアの魅力をお伝えします。
ちなみに「ルーマニア」という国名は、英語表記ではRomaniaであり、ローマ人の国を意味します。

ルーマニアの地理

ルーマニアは東ヨーロッパにあり、ブルガリア、ハンガリー、セルビア、ウクライナ、モルドバと国境を接し、東は黒海に面しています。
私はブルガリアの首都ソフィアから、ルーマニアの首都ブカレストに列車で入りました。
6時間くらいです。

ルーマニアの首都ブカレストの場所はこちら

私は行かなかったのですが、黒海はリゾート地でもあるそうです。

首都ブカレスト

さて、ルーマニアの首都は「ブカレスト」です。
なお、ブダペストではありません。(ブダペストはハンガリーの首都です)
現地の発音としては「ブクレシュティ」が近いです。

ブカレストはかつては「小パリ」「東欧のパリ」と呼ばれていたそうです。
しかし、チャウシェスクの独裁政権時代に歴史的な建築物を破壊たらしく、現在多くは残っていません。
そのため、あまり面白い街並みとは言えなかったのも事実ですが、見どころもありますのでお伝えします。
(ルーマニアの地方都市には見どころ、観光スポットが満載です)

国民の館

国民の館は、1980年代当時大統領(独裁者)だったチャウシェスクが宮殿として建築したものです。
アメリカのペンタゴンに次いで、世界2番目の大きさの建築物だそうです。

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独裁者チャウシェスクの権力誇示のためだけに作られた感じで、何とも無機質な感じでした。
とはいえ、世界2番目の大きさなので、ブカレストの中の観光スポットです。

ブカレストの街並み

とはいえ、ブカレストの町中にも日本人からするとヨーロッパを感じる光景もあります。

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旧市街地を散策してみると素敵な光景も見えてきます。

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ルーマニアの首都ブカレストは個人的におススメの町というわけではありません。

ですが、ルーマニアにはとても素敵な中世の街並みを残す町屋、のんびりできて異国情緒がある田舎町もあるのです。
今後、物価も安くて、素敵な風景が広がるルーマニアについてもお伝えしたいと思います。

古都ブラショフの様子はこちら

 

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ブルガリア旅行記 世界遺産リラ修道院(リラの僧院)

東欧の国ブルガリアは日本人にはあまりなじみがない国かも知れません。
私もブルガリアに行こうと決めた隣国のトルコで情報を集めるまではヨーグルトくらいしか知りませんでした。
ブルガリアで人気の観光地といえば、世界遺産にも登録されているリラ修道院(リラの僧院とも言われます)です。
ブルガリア正教の総本山です。

私はユーラシア大陸横断中のバックパッカーだった2002年に訪れました。

リラ修道院(リラの僧院)の場所

リラ修道院(リラの僧院)はブルガリアの首都ソフィアから南に約120kmにあります。

バスで行くと2時間ちょっとくらいです。
リラ修道院(リサの僧院)は標高1147m、山の上にあります。

山の中にあり、近くに川が流れており、とても落ち着ける風景が広がっています。

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余談ですがリラに行く途中、ブルガリアだけにヨーグルトを食べました。
ブルガリアのヨーグルトはおいしくないとも聞いてましたが、普通においしかったです。

リラ修道院(リラの僧院)観光

リラ修道院は10世紀の前半にイヴァン・リルスキーにより設立されたといわれています。
イヴァン・リルスキはブルガリア正教会によって聖人として崇拝されています。
世の中から隠遁し修道生活をしたそうです。
創設以来、リラ修道院(リラの僧院)はブルガリアの統治者から尊重されてきました
ブルガリア正教の総本山といえる存在です。

観光地としても人気で、観光客も多く訪れています。

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ストライプの壁が特徴的です。

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屋根が丸みを帯びているのも特徴的です。

修道院ですので、僧侶が生活を送るための僧坊(居住区)があります。

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4階建てで300部屋くらいあるそうです。

フレスコ画

リラ修道院(リラの僧院)の見どころといえばフレスコ画です。
フレスコ画とは、漆喰を壁に塗り乾かないうちに水性の絵の具で直に絵を描く技法です。

リラ修道院(リラの僧院)には、鮮やかに描かれたフレスコ画がとても良い状態で残っています。

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教会内にはこのように色鮮やかなままのフレスコ画が残されています。
このフレスコ画は、
1846年に完成されたものだそうですが、170年も前のものとは思えない鮮やかさです。

天国だけでなく、地獄に落ちた人々と悪魔についても描かれています。

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このように、ストライプの建築や色鮮やかなフレスコ画は一見の価値があります。
ブルガリアに行くのであれば、ぜひリラ修道院(リラの僧院)を訪れてみてください。

ブルガリア観光を終え、ルーマニアに向かいます。

ルーマニアの首都ブカレストの様子はこちら

 

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ブルガリア旅行記 首都ソフィア

ブルガリアはバルカン半島に位置する東ヨーロッパの国です。
日本人のイメージとしては、ヨーグルトか琴欧州くらいかもしれませんね。

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ブルガリアの首都はソフィアです。
きれいな名前ですね。

私はバックパッカーでユーラシア大陸横断中の2002年に訪れました。
トルコのイスタンブールから国際列車で移動し、初めて足を踏み入れたヨーロッパの町となりました。
観光地としてはあまり有名ではありませんが、初めてのヨーロッパだったので思い出に残っています。

ソフィアの位置

ブルガリアはバルカン半島にあり、ルーマニア、セルビア、マケドニア、ギリシャ、トルコと接しています。
首都ソフィアはブルガリア西部にあります。

ソフィアの位置はこちら

イスタンブールからは夜行列車で12時間くらいです。
バスの方が一般的なのですが、オリエンタル急行の終着駅イスタンブールのシルケジ駅からヨーロッパに向かうのは感慨深いものがあります。
ですので、夜行列車にしました。
夜行列車で国境越えというのは、島国の日本では味わえない経験です。

キリル文字が新鮮

ソフィアに到着し、まず目に飛び込んでくるのはキリル文字です。
キリル文字はロシア語などスラブ語派で使われる文字ですね。

キリル文字が目に入ると、「違う文化圏に来たなー」と新鮮な印象を受けます。

ほぼ初めて見る文字なので最初は読めませんが、基本的にはアルファベット(表音文字)なので慣れれば読めるようになります。(意味は分からないですが)

例えばソフィア(Sofia)は「София」を記述します。
S=C O=О F=Ф I=И YA=Я にそれぞれ対応します。

意味が分からなくても、読めるだけでもちょっとは役に立ちます。

首都ソフィアの街並み観光

イスタンブールからソフィアに入ると、ヨーロッパだなーと感じます。

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おしゃれなオープンテラスのカフェがあったり、教会があったりと、町並みがイスタンブールまでの中東圏とは違います。
初めてのヨーロッパ圏だったので、けっこうインパクトがありました。

ソフィアは首都とはいえ大都市という感じではありません。
高層ビルはなく歴史を感じるような街並みで、のんびりした感じです。

市場もいい感じでした。
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物価はヨーロッパの中では、けっこう安かったです。
ビールが100円しないくらいです。

ソフィアの中華料理

なぜかバックパッカーの中では、ソフィアは中華料理がおいしく安い町として有名です。

イスタンブールで泊まった日本人宿でもさんざん言われていたので食べに行きました。
うまかったです。
中華はやっぱり偉大でした。

特に中東を越えてブルガリアに入ると、イスラム圏でなくなるため豚肉が食べられるようになるからかもしれないですね。

首都ソフィアにはこれという観光スポットはなかったのですが、アジア側から来たバックパッカーにとっては、ヨーロッパを感じられて新鮮でした。
物価も安く、過ごしやすい町でした。

そして、ブルガリア観光のメインでもあるリラ修道院に向かいました。

世界遺産リラ修道院の様子はこちら

 

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