ポーランド

ポーランド旅行記 首都ワルシャワ 世界遺産ワルシャワ歴史地区

ポーランドの首都ワルシャワ。

旧市街地にあるワルシャワ歴史地区は世界遺産にも登録されています。

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ポーランドの観光地としては、アウシュビッツクラクフもありますが、このワルシャワ歴史地区も外せないポイントです。

世界遺産ワルシャワ歴史地区

このワルシャワ歴史地区は実は第二次世界大戦中に破壊され、灰燼に帰してしまいました。
第二次世界大戦後、ポーランドの人々によって再現されました。

その再現の仕方は驚くほど徹底しています。
崩れたがれきなども極力使用し、建物のひびや傷み具合、傾きなども戦前の様子を忠実に再現されています。

歴史的な建造物が残っているのではなく、再現された町が世界遺産に登録されるという稀有な例です。
忠実に再現したポーランドの人々の熱意が評価された結果です。

そんなワルシャワ歴史地区にはいろいろと見所があります。

旧市街のマーケット・プレイス

旧市街の中心にはマーケット・プレイス(市場広場)があります。

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このマーケットプレイスには色とりどりの建物が並んでいます。
また、伝統的なポーランドのレストランやカフェがあるので、食事することもできます。

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ワルシャワの町は日本人からすると異国情緒溢れる街並みですので、歩いているだけでも楽しめます。

ポーランドに行くならぜひワルシャワを訪れてみてください。

ポーランド旅行記 世界遺産の町クラクフ

クラクフはポーランド南部に位置する町で、かつてのポーランド王国の首都として栄えた古都です。
中世の雰囲気が漂う歴史的な街並みの旧市街地は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

そのためポーランドの中でも人気の観光地となっています。

また、クラクフはアウシュビッツ強制収容所への拠点ともなっています。

そのため多くの旅行者が集まります。

クラクフ観光

私自身はアウシュビッツへ行くことがメインの目的であり、クラクフ自体の観光についてはオマケ程度に考えていました。

しかし、世界遺産に登録されるだけあって、その歴史的な街並みは見ごたえがあるものでした。

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ちょっと写真がボケてしまっていますが、美しい街並みを歩くだけでも楽しかったです。

フロリアンスカ門

フロリアンスカ門はクラクフ旧市街北端部にある門です。
13世紀に建造されたゴシック様式の搭のような門で、17世紀にバロック様式の屋根が付けられました。

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門というだけあって、もともとは城壁の一部でした。
旧市街地を囲んでいた城壁自体は19世紀に取り壊されました。

ヴァヴェル城・ヴァヴェル大聖堂

ヴァヴェル城はクラクフの旧市街地南部、ヴィスワ川のほとりにある小高い丘の上にあるお城です。
歴代ポーランド王の居城だったところです。

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そのヴァヴェル城の中にあるのがヴァヴェル大聖堂です。
大聖堂には歴代のポーランド王や英雄のが埋葬されています。

このヴァヴェル城はクラクフ観光に来たら外せないスポットのひとつです。

クラクフの町自体はそれほど大きな町ではなく、こじんまりした感じでした。
アウシュビッツ強制収容所のついでと思っていたのですが、歴史を感じられるとともに緑が多くていい町でした。

アウシュビッツ強制収容所についてはこちら

ポルトガル旅行記 首都リスボン

スペインの首都マドリッドで夜行バスに乗り、ポルトガルの首都リスボンに向かいました。

ポルトガルはユーラシア大陸の最西端ロカ岬がある国です。
バックパッカーとしてユーラシア大陸陸路横断を始めた私にとっての最終目的地だったところです。

ただ、大陸横断していた2001年~2002年にかけ、9.11同時多発テロインドとパキスタンの関係悪化がありました。
そして、インドからパキスタンに陸路で入れず、エジプトまで飛行機を使うこととなってしまいました。

結果としてユーラシア大陸陸路横断ができなかったのです。
でも、バックパッカーとしては、やはり陸路横断はあきらめられません。

そこで、ポルトガルから日本まで陸路横断するためのスタート地点とすることにしていました。

リスボン到着

夜明け前、うっすらと明るくなるころにバスはテージョ川を渡りリスボンに到着しました。

テージョ川にかかる橋から見るリスボンの町は美しかったです。

リスボン到着後にまず宿探しをしました。
ユースホステルに行こうとしたのですが、早朝のためかまだ空いていませんでした。
バックパックを背負って歩き回り宿を探し、無事確保できました。

その宿のビルの1階が警察になっていて治安という意味では最高だったかもしれません。
しかも、町の中心部でロケーションもよかったです。

リスボン観光

宿を確保できたので、すぐに観光に出かけました。

5月のリスボンは日差しは強いが、カラッとしていてとても気持ちいい気候でした。
そして街並みもよかったです。

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赤い屋根が並んでいて、統一感があるところが美しかったです。

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リスボンの町はとても居心地がいい町でした。

ポルトガル料理

町をぶらぶらしていると、夕食時になりました。
ポルトガルは海に面した国であり、料理がおいしいということでけっこう楽しみでした。

町中を歩きながら、良さそうなレストランに入りました。

魚のソテーを頼んだのですがとても美味しかったです。
やはり海がある国の料理は良いですね。

価格も安くておいしくてとても満足できました。

リスボンを楽しみ、翌日いよいよユーラシア大陸最西端のロカ岬に向かいました。
ロカ岬の様子はこちら
リスボンのホテル予約はこちら↓↓

ポーランド旅行記 アウシュビッツ強制収容所

アウシュビッツ強制収容所

第二次世界大戦中にナチス政権下のドイツが人類史上最大級の虐殺をおこした場所です。
誰しも一度は耳にしたことがあるでしょう。

私はバックパッカー時代から、戦争の惨劇や人間の愚かさ恐ろしさを感じるために、このような場所(広島の平和祈念資料館、カンボジアのキリングフィールド、ベトナムの戦争証跡博物館等)はなるべく訪れるようにしています。

アウシュビッツを訪れたのはユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年のことです。

アウシュビッツの場所

アウシュビッツはドイツにあると思っている人もいるかもしれませんが、ポーランドの南部にあるオシフィエンチウム市にあります。

現在残っている施設は「ポーランド国立オシフィエンチム博物館」として無料で公開されています。
アウシュビッツを訪れる場合は、クラクフの町から日帰りで訪れることが多いです。
バスで2時間ほどです。

アウシュビッツの概要

ナチス政権下で組織的に行われたユダヤ人迫害(ホロコースト)の象徴的な存在です。
ユダヤ人だけではなく、政治犯や捕虜、同性愛者など他の民族も収容されてました。

ここでは人体実験や、大量殺害が実行されたといわれています。
アウシュビッツでの死亡者数には諸説ありますが、150万人とも言われています。

「アウシュヴィッツ・ビルケナウ – ドイツ・ナチの強制・絶滅収容所」として世界遺産に登録されています。

アウシュビッツ強制収容所

アウシュビッツの正門がこちらです。

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写真では見にくいですが「ARBEIT MACHT FREI (働けば自由になる)」と書かれています。
実際にはほとんど出られなかったそうです。

アウシュビッツの居住区

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こちらは寝床です。
狭い範囲に敷き詰められています。

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こちらは再現された三段ベッドです。
床に寝ていては場所が足りなくなって三段ベッドにしたそうです。
一段に数人が寝ていたそうです。

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こちらも三段ベッドです。
余裕がありそうに見えますが、二人以上で寝ていたそうです。

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こちらはトイレです。
ただ、中国のトイレよりはいいかなと思ってしまいました。

監視塔

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こちらは監視塔です。
逃亡を防ぐため鉄条網が敷かれ、監視塔が配置されました。

死の壁

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奥に見える壁が死の壁と呼ばれるものです。
多くの人が銃殺された場所です。
花が供えられていました。

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学生の集団も訪れていました。

残念ながら写真が残っていないのですが、このほかにはガス室や焼却炉なども見られます。
また、当時の写真も見ることができます。

人類の過去の行為を見ることで、いろいろと考えます。(あえて考えたことは書きません)
このようなものは見たくないという人も多いと思いますが、個人的には見て考えることも大切だと思っています。
一度は訪れてみてほしいと思います。

クラクフについてはこちら