ロシア

ロシア旅行記 イルクーツクとバイカル湖

モスクワからシベリア鉄道に乗って3泊4日。
シベリアの中央部に位置するイルクーツクに到着しました。

イルクーツクには、世界一の湖があります。
「世界一深い湖」「世界一透明度の高い湖」「世界最古の湖」と言われるバイカル湖です。

この世界一の湖を見たいという思いがあり、シベリア鉄道をイルクーツクで途中下車することにしました。

イルクーツク

イルクーツクはシベリア東部の交通の要衝の町であり、最大の町です。

私は11月に訪れたんわけですが、さすがシベリアの11月。
周り一面雪景色です。

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気温は-10度くらいでした。
寒かったですね。
とはいえ、本格的な冬では-20度以下になるので、ましな方です。

到着した日はイルクーツクの町を見て回りました。

真っ白な町で、道は凍っていて滑りやすい状態でした。
慣れていないので、けっこう滑って転びそうになりました。
転ばないように普通に歩くというよりは、足を上げずにスリ足のようにして何とかたえました。

でも、イルクーツクの人たちの中にも滑って転んでいる人がいたので、そんなもんなんだなーと思ったりしました。

転びそうになるのは嫌ですが、真っ白な町はとてもきれいでした。

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こういう時期に来るのも風情があって良いものだと思います。

バイカル湖

イルクーツク付いた翌日、イルクーツクに来た目的であるバイカル湖に足を延ばしてみました。

バイカル湖はイルクーツクから70kmほど離れた場所にあります。
バスでリストビャンカという町まで行きました。

そのバス停から少し歩くとバイカル湖に到着です。

11月はオフシーズンなので、あまり観光客もいませんでした。

8月とかは泳ぐことができるようなリゾート地になったりします。
また、12月くらいからは湖が凍結して幻想的な光景が見られます。
なので、ちょっと中途半端な時期でもありました。

とはいえ、世界一の湖はやはり見ごたえがありました。

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世界一の透明度の湖をのぞき見しました。

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ちょっと風が強くて波が立っていたのですが、さすがに水はきれいでしたね。
ちなみに湖の周りでは、魚を焼いたりするお店が並んでいました。

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感じのいいロシア人が売っていて、もちろん買って食べました。
素朴な感じの味でおいしかったです。

あと、バイカル湖といえばバイカルアザラシも有名ですね。

残念ながら、私が行ったときはアザラシは見ることができませんでした。

バイカル湖は大自然のすごさをかじられる場所でした。
今度は夏か、凍結シーズンに行ってみたいと思います。

ロシア旅行記 シベリア鉄道の旅

世界一長い鉄道といえばシベリア鉄道。
その長さはモスクワからウラジオストクまで9,297kmもあります。

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モスクワからウラジオストクまで一気に行った場合は約1週間、6泊もかかります。

私は途中バイカル湖を見るためにイルクーツクで、一度下車してます。
モスクワからイルクーツクまでは3泊の旅でした。

なお、イルクーツクからはウラジオストクではなく、モンゴルのウランバートル、そして北京へと向かいました。

シベリア鉄道の旅

モスクワでシベリア鉄道に乗り込みました。

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モスクワからイルクーツクまで3泊4日。
なかなかの長旅です。

席はもちろん寝台車で、上下の二段ベッドです。
私は上の方のベッドでした。

シベリア鉄道からの風景

シベリア鉄道がモスクワを出発して、しばらくすると大自然が待ち受けています。

私は11月にシベリア鉄道に乗りました。
なので、白い風景が広がっていました。

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雪の世界が広がっていてきれいですね。

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ただ、基本的にずっとこんな感じの風景が続きます。
2日目も3日目もおんなじ感じです。

なので、最初はきれいに見えても、見慣れて着てしまうのも事実です。

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たまに湖とかあるとちょっと違った風景が見られるので良いですね。

シベリア鉄道の過ごし方

イルクーツクまでは、シベリア鉄道全体から見れば半分の行程とはいえ、それでも3泊4日あります。
なのでかなり時間を持て余すことは間違いないです。

最初のころは、外の風景を眺めたりして楽しめるのですが、けっこうすぐに飽きてきます。

なので、暇つぶしになるようなものも用意しておいた方がよいです。

私がシベリア鉄道に乗ったのは2002年なので、当時はスマホなんかもなかったので暇つぶしの道具は本とパズルの本でした。

ナンプレとかいろいろな数字のパズルがありますが、それらはロシアでもルールは同じです。
なので、ロシアの本屋でもパズル本は入手できます。

1冊買うとけっこうな時間つぶしになるので、パズル好きの人にはおすすめですね。

あとは酒を飲んで寝るのが一番です。
ビールとかウォッカとかもあらかじめ買っておいて飲んでました。

途中、酒がなくなったのですが、向かいのベッドのロシア人がウォッカをくれました。
鉄道の旅は基本暇なので、ロシア人と酒盛りも暇つぶしにちょうど良かったです。
もちろん言葉は通じなかったので、お互い何を言ってるかはわかりませんでしたが、とりあえず飲んでれば仲良くなれるもんですね。

シベリア鉄道の食事事情

当然ですが、食事も何度も取ることになります。
この食事の準備はしておいた方がよいです。

シベリア鉄道では食堂車もあるのですがけっこういい値段します。

当時バックパッカーだった私は、高い食堂車で食事するのではなく、あらかじめ食事を用意しておきました。

主な食べ物はカップラーメンです。
シベリア鉄道の車両ではお湯が出ます。
なので、カップラーメンはいつでも食べられるので便利です。

あとはパンとか缶詰とかも用意しておくと良いと思います。

あと、途中の駅で購入するという手もあります。
ピロシキとか野菜とか果物なんかも購入できたりします。

カップラーメンばかりでは飽きるので、たまに途中駅で買って食べてました。

イルクーツクへ

そんな感じでシベリア鉄道の3泊4日は本を読んで、パズルをして、酒を飲んで、寝るといった生活でした。
けっこう暇なわけですがめったにできない経験なので、人生で一回くらいは味わってよかったかなと思っています。

長いと思ったシベリア鉄道の旅ですが、それでも時間は確実に経過していきます。
そしてイルクーツク駅に到着しました。

ロシア旅行記 首都モスクワ

ロシアの首都モスクワ。
モスクワには世界遺産クレムリンなど様々な見所があります。

古都サンクトペテルブルグとともにロシア観光の中心となる町です。

私はサンクトペテルブルグの観光を終えた後、モスクワまで鉄道で移動しました。

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広大なロシアの地図からすると近く見えるのですが、実際には700km離れています。
高速鉄道だと4時間ほど、寝台列車だと9時間ほどです。

私は当時バックパッカーだったので、寝台列車で移動しました。

モスクワ観光

夜行列車でモスクワに到着した後、まずは宿を確保しました。
そしてさっそく観光に出かけました。

世界遺産 クレムリンと赤の広場

モスクワの観光の中心がクレムリンです。
クレムリンは旧ロシア帝国の宮殿であり、現在もロシアの大統領府などが置かれているモスクワの中心地です。

ヴァスクレセンスキー門という門をくぐって赤の広場に向かいます。

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赤の広場はクレムリンの正面に位置する広場です。
モスクワ随一の観光地です。

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この写真の左側にあるのが聖ワシリイ大聖堂、右の塔がスパスカヤ塔です。

私が訪れたのは2002年11月だったのですが、その1か月前テロリストによるモスクワ劇場占拠事件が起こっていたタイミングでした。
そのため赤の広場も警戒されており、中に入るのが規制されていました。

自由に動けるときにもう一度訪れたいと思います。

聖ワシリイ大聖堂

聖ワシリイ大聖堂は赤の広場に立っているロシア正教の大聖堂です。

玉ねぎ型の屋根にカラフルな色合いで、おとぎの国のような建築物です。

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※この写真はWikipediaからお借りしました。

幻想的で異国情緒あふれる建物ですね。

ボリショイ劇場

ボリショイ劇場はロシアを代表するバレエ・オペラ劇場です。

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ロシアといえばバレエということで私もバレエを見ましました。
安い席だったのですが楽しめました。

ですが、次回行ったときはもっといい席で見たいと思っています。

モスクワに行くならぜひ訪れてみてほしいところです。

ノヴォデヴィチ女子修道院

世界遺産にも登録されているモスクワの南西部に位置する修道院です。

5つの玉ねぎ型の屋根があるスモレンスキー聖堂があります。

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ドラクエのメタルスライムみたいな屋根ですね。

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聖ワシリイ大聖堂とは違った美しさがあります。
私はこっちの方が好きですね。

このようにモスクワには様々な観光スポットがあります。

ぜひ一度訪れてみてください。

ロシア旅行記 サンクトペテルブルグ

サンクトペテルブルグはかつてのロシア帝国の首都であり文化の中心地だった町です。
ソ連時代はレニングラードという名称にでした。

このサンクトペテルブルグですが、古都であり文化の中心地ということもあり様々な見所があります。
「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」として世界遺産にも登録されています。
ロシア旅行するなら外せない町といえます。

ちなみに英語の発音だと「セイントピーターズバーグ」という発音になります。
どちらかというと「サンクトペテルブルグ」という呼び方の方が日本人は聞きなれているのではないかと思います。

サンクトペテルブルグの場所

サンクトペテルブルグは果てしなく広いロシアの西の端の方にあります。

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フィンランドやバルト三国のエストニアの国境近くに位置しています。
私はエストニアの首都タリンからバスでサンクトペテルブルグへ移動しました。

タリンからサンクトペテルブルグまでは約350kmほどです。

サンクトペテルブルグ観光

サンクトペテルブルグに到着後すぐに宿探しをしました。
私が訪れたのは2002年とだいぶ昔なので、当時はスマホで安宿を調べるという方法はありませんでした。
なので、前もって調べておいたドミトリーのある宿に向かいました。
※ドミトリーとはユースホステルみたいに多人数部屋でベッドを確保するタイプの部屋です。

11月でオフシーズンということもあってすんなり泊まることができました。
その宿には3泊することにしました。

部屋を確保した後、すぐにサンクトペテルブルグ観光をしました。
11月だと日の出は9時ごろ日の入りは16時半ごろと日照時間が短いので、なるべく頑張って観光をしました。

血の上の救世主教会

名前の由来は、ロシア皇帝アレクサンドル2世の暗殺されたことに由来するそうです。

名前は怖そうですが、見た目はファンタジーな感じのロシア正教の教会です。

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おとぎの国みたいな感じです。

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ロシアに来たなー、実感できる教会でした。
サンクトペテルブルグに来たらここは外せない観光スポットですね。

 

聖イサアク大聖堂

聖イサアク大聖堂はロシア正教の大聖堂です。

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こちらは重厚な感じの大聖堂です。
なお、展望台があってそこからサンクトペテルブルグの街並みを見渡すこともできます。

カザン大聖堂

カザン大聖堂は最大級の教会です。

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カザン大聖堂は観光向けではなく、地元の方の信仰の場です。
大きな大聖堂は見ごたえがあります。

サンクトペテルブルグには色んな様式の教会があってみていて楽しいですね。

エルミタージュ美術館

サンクトペテルブルグ最大の見どころともいえるのがエルミタージュ美術館です。

パリのルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館とともに世界三大美術館の一つとも言われる美術館です。

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※私が訪れた時、建物が改装中で写真を撮ってなかったので、Wikipediaからお借りしました

このエルミタージュ美術館は、とても広い敷地の中に本当に素晴らしい絵画などの美術品が山のようにあります。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、エル・グレコ、ルーベンス、レンブラント、セザンヌ、ルノワール、モネ、ゴッホ、マティス、などなど本当にすごいです。

サンクトペテルブルグに行ったら外せない観光スポットですね。

サンクトペテルブルグは日本人の目からは異国情緒のある歴史的な建造物が立ち並び、また美術館もあって観光しがいのある町です。
色んな国を回ってきましたが、サンクトペテルブルグは好きな町の一つです。

興味があればぜひ行ってみてください。