ハンガリー

ハンガリー旅行記 トカイワインがうまい 王のワイン・ワインの王

ハンガリーには有名な高級貴腐ワインであるトカイワインがあります。
ブダペストではスーパーで買うことも可能です。

バックパッカーにとってはちょっと高めではありますが、手の届かない値段ではありません。
せっかくハンガリーに行くなら飲むことをオススメします。

トカイワインとは

ハンガリーのトカイ村で作られる貴腐ワインです。

貴腐ワインは、普通のぶどうではなく、ある種のカビを繁殖させたブドウを使います。
カビによって水分が飛び、糖度が非常に高くなったブドウで作られるデザートワインです。
金色に輝くトカイワインのその甘さはまさに蜂蜜のようです。

そのおいしさにフランスのルイ14世が「王のワイン、ワインの王」と呼んだそうです。
また、世界三大貴腐ワインの一つと数えられます。

そう呼ばれるにふさわしいワインです。

バックパッカー トカイワインを飲む

私はバックパッカーでしたが、そんな高級品トカイワインをブダペストのスーパーで買って初めて飲みました。
基本的にワインは辛口が好きなのですが、トカイワインを一口飲んだ時の衝撃を今でも覚えています。

最初は「ハンガリーの名産なので」、と軽く試しに飲んだだけでしたがすっかり虜になってしまいました。

トカイワインはその糖度によって、3~6プットニョシュのランクに分かれます。
数字が大きい方が糖度が高く、高級です。

最初に飲んだのは、トカイアスー 3プットニョシュというそれほどランクの高いものではなかったのです。
値段は500mlで1000円以下でしたが、それでもすごくおいしかったです。
バックパッカーにとってはちょっと高いかもしれませんが、日本では数倍するので飲まないと損です。

その後、もっといいものを飲みたくなり高級な6プットニョシュを飲みました。
3000円くらいだったかなと思います。

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ハンガリーでは自炊だったのでちょっと机の上にある他の食事は貧相ですが、トカイワインはとてもおいしかったです。
せっかくなら、ハンガリー名物のフォアグラと一緒に飲めばよかったかなと、ちょっと後悔です。

お土産にも良いと思いますので、ぜひハンガリーを訪れたら買ってみてください。

特別な日の特別なワイン

日本に帰った後の話になりますが、当時付き合ってた彼女(現在の妻)の誕生日に、誕生日プレゼントとの一つとしてこのトカイワインを送ろうと通販で買ってみました。

「すごくおいしい」と、とても喜んでくれました。
その後、結婚したわけですが、結婚記念日に毎年トカイワインを飲んでいます。

特別な日なので、特別なワインを飲んでいます。

先ほども書きましたが、トカイワインはその糖度によって、3~6プットニョシュのランクに分かれます。
数字が大きい方が糖度が高く、高級です。
そして、6プットニョシュを超えるもの、トカイ・アスー・エッセンシアです。
昨年の結婚記念日にはこのトカイ・アスー・エッセンシアを飲みました。
値段は高いですが、折角の記念日なのでたまには贅沢もいいかなと思います。

エッセンシアでなくても、5プットニョシュ、6プットニョシュでも十分美味しいので、結婚記念日や誕生日などのイベント時に試してみてはいかがでしょうか。

トカイワインの入手法

トカイワインはハンガリーであれば簡単に変えますが、残念ながら、日本ではどこの酒屋でも売っているわけではありません。
ですので、私は通販で買っています。

こちらのワインショップWineShopSommelierでは、最高級のトカイ・アスー・エッセンシアも含めて購入できます。

大切な記念日に「王様のワイン、ワインの王様」と呼ばれるトカイワインを飲んで、特別な日にしてみてはいかがでしょうか。

ハンガリーのブダペストについてはこちら

ハンガリー旅行記 世界遺産 ホッローケーの村

ハンガリーには世界遺産がいくつかあります。

今回ご紹介するのは「ハンガリーで最も美しい村」とも言われ、伝統的な古民家が残る村ホッローケーです。
日本人にはちょっと発音しにくいですね。

1987年に「ホッローケーの古い集落とその周辺 」として世界遺産に登録されています。
村落としては初めて世界遺産に登録された村となります。

私はユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年に訪れました。

ホッローケーの場所

ホッローケーは首都ブダペストから北東に100km弱のところ、スロバキアとの国境近くに位置しています。

ブダペストからはバスで2時間くらいですので、日帰り観光できます。
ただ、土日は直行のバスがあるのですが、平日は乗り継がないといけないので注意が必要です。

世界遺産ホッローケーの村観光

ホッローケーは独特の建築様式の古い民家が残されている村です。
泥とわらを使った壁に石灰で白く塗るパローツ様式と呼ばれる建物が建ち並んでいます。

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なんとものんびりした田舎町という感じです。
世界遺産なのですが観光客はあまり多くなく、観光地っぽくないです。

村民全体で古き良き伝統、雰囲気を守っているそうです。

日本の世界遺産白川郷にも通じるものがあるのかなと思います。

名前の由来

ちなみにホッローケーとは「カラスの石」という意味だそうです。

丘の上に城があるのですが、この城はカラスが石を運んできて築いたという伝説があり、そこから「カラスの石」という意味のホッローケーと呼ばれるようになったそうです。
村の紋章にもカラスが使われています。

木造教会

ホッローケーの村の中央には小さな木造教会が建っています。

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白と黒の教会の周りに赤い花が咲いていて、とてもかわいらしい教会でした。

この教会はもともとは14世紀に建てられたのですが、20世紀初頭の火災で焼失してしまい、その後忠実に再建されたものだそうです。

ホッローケーは世界遺産としてはこじんまりしてますが、古き良き伝統が残る美しい町です。
ブダペストからも日帰りできる距離なので、時間があれば訪れてみてはいかがでしょうか。

ホッローケーへの移動中のオマケ

ブダペストからホッローケーへ移動中こんな光景を見かけました。

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道路を横切っている白い物体があります。
これは何でしょうか?

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実はガチョウの群れです。
みんなきちんと整列して、順序正しく歩いて道路を横断する姿はかわいかったです。

なぜガチョウの群れが飼われているかというと、フォアグラのためなのです。
フォアグラといえばフランス料理のイメージですが、実はハンガリーはフォアグラの一大生産地です。
ですので、ガチョウの飼育が盛んです。

このかわいいガチョウたちも、フォアグラになってしまうわけですね。

ちなみにハンガリーはフォアグラが安いので、バックパッカーでも手が届く値段で食べられます。
私も首都ブダペストのレストランで食べました。
ハンガリーに行ったら一度はフォアグラを食べてみてはいかがでしょうか。

首都ブダペストについてはこちら

 

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ハンガリー旅行記 ドナウの真珠 首都ブダペスト

ハンガリーといえば?と聞かれてもパッと思い浮かばない人も多いかもしれません。
歴史を勉強した人は、オーストリア=ハンガリー帝国やハプスブルク家いう名は聞いたことあるかもしれませんが、日本人にはあまり馴染みがない国なのではないかと思います。

そんなハンガリーに、私はユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年に訪れました。

ハンガリーの場所

ハンガリーはヨーロッパの中でも中央と言われる地域に位置しています。
オーストリア、スロバキア、ウクライナ、ルーマニア、セルビア、クロアチア、スロベニア、と多数の国と国境を接しています。

海がない国です。
広大な平原が広がっており、国の真ん中をドナウ川が流れています。

ハンガリーの歴史

ハンガリーは、1世紀ごろはローマ帝国の支配下となり、その後5世紀ごろにアジア系騎馬民族フン族が、そして9世紀に現在のハンガリー人の起源とも言われる、ウラル山脈系の遊牧民マジャール人が侵入してきたそうです。

そして、西暦1000年イシュトヴァーン1世がキリスト教に改宗し、ハンガリーが建国されました。

15世紀後半からは中央部がオスマン帝国、北西部がハプスブルク家の支配下となったそうです。
17世紀後半にオスマン帝国は衰退したため、ハンガリー全土はハプスブルク家の支配下となりました。

19世紀になり、オーストリア=ハンガリー帝国が発足。
1914年帝国の皇太子がサラエボで暗殺されたため、第一次世界大戦勃発。
同盟国側として参戦するも敗戦国となり帝国は解体。

第二次世界大戦で枢軸国側で戦うも敗退。
その後、ソ連に占領、1949年、共産主義国家ハンガリー人民共和国ができ、ソ連の衛星国となりました。

そして、1989年ハンガリーは平和裏に体制を転換、憲法を改正してハンガリー共和国になり、現在はEUに加盟しています。

と、激しい歴史の流れにあっている国なわけですが、歴史もあり、とても魅力的な国なのです。

ドナウの真珠 首都ブダペストを観光

ハンガリーの首都ブダペスト。
日本人的には響きが美しくない感じもしますが、実はとても美しい町なのです。
その美しさから、「ドナウの真珠」とも称えられる町です。

「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」として世界遺産にも登録されています。

ブダペストはもともと、ドナウ川「ブダ」と「ペスト」という別々の町が合併されて「ブダペスト」となった町です。

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上の写真はドナウ川をペスト側から見た光景です。
ちょっと写真では分かりにくいですが、左奥にあるのがブダペストの観光名所である王宮です。

そして王宮付近はとても美しい光景が待っています。

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緑と王宮と川がいい感じなのが、さすがドナウの真珠です。

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そして、ドナウ川に架けられ「ブダ」と「ペスト」をつなぐのが、有名な「鎖橋」です。
その鎖橋からの光景がこちらです。

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鎖橋は19世紀半ばに完成した橋です。
実際に訪れてみても、趣があるとてもよい風景です。

長さは380mで歩いて渡れますので、一度は歩いて渡ってみてはいかがでしょうか。

美しい国会議事堂

王宮のあるブダ側だけでなく、ペスト側もとても美しい町並みが広がっています。
その中でもひときわ美しい建物があります。

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この建物はハンガリーの国会議事堂です。
ここも人気の観光スポットです。

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19世紀末から20世紀にかけて作られたバロックとネオゴシック様式のとても美しい建物です。
間近で見ることができるので、とても見ごたえがあります。

夜はライトアップされてますので、また違った良さがあります。

ブダペストの町中

下の写真はペスト側の町中です。

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普通の町並なのですが、なんともヨーロッパを感じさせてくれます。

そして、オペラ座では本格的なオペラやバレエなども格安で見ることもできます。
立見席だと数百円で見れるんです。

ブダペストを訪れたときは、バックパッカーでしたがそれでも数回見ました。
こういった文化的なものに安く触れられるのもいいところですね。
日本の歌舞伎なども、もうちょっと安くなればいいのになと思います。

ブダペストは美しい街並みと文化が感じられる素敵な街です。
ぜひ訪れてみてください。

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また、ハンガリーにはブダペスト以外にも魅力的な町がありますので、せっかくならブダペストだけでなく少し足を延ばすことをおすすめします。
世界遺産になっている、ホッローケもおすすめです。

ハンガリーの世界遺産ホッローケーの様子はこちら