中欧の国、スロバキア。
以前はチェコ共和国とスロバキア共和国の連邦国家でチェコスロバキアと呼ばれた国でした。
チェコは「世界で最も美しい町」とも言われる「首都プラハ」や「チェスキー・クルムロフ」があり、旅行者に人気の観光地となっているので知っている人も多いと思います。
ですが、一方のスロバキアといえば?
なかなかも思いつかない人も多いのではないでしょうか。
実際に観光客も少ないです。
でも、スロバキアも面白いものがある国なんです。
私はユーラシア大陸横断旅行中に訪れました。
スロバキアの場所
スロバキアは中欧に位置し北はポーランド、チェコ、東はウクライナ、南はハンガリー、西はオーストリアと国境を接しています。
内陸国で海がない国です。
スロバキアの歴史
スロバキアはスラブ人が支配していた地域です。
国名のスロバキアもスラブが語源となっています。
9世紀には大モラヴィア王国という王国ができたそうです。
しかし、10世紀には大モラヴィア王国は滅亡し、ハンガリー王国の支配下となりました。
その後、ハンガリー王国がハプスブルク家の支配下となったので、スロバキアもハプスブルク家の支配下となりました。
19世紀にはオーストリア=ハンガリー帝国へ組み込まれ、第一次世界大戦でオーストリア=ハンガリー帝国が崩壊すると、チェコスロバキア共和国が建国されました。
第二次世界大戦後は共産主義国となりました。
その後、1968年にプラハの春と呼ばれる民主化運動があり、1989年にビロード革命があり、共産党政権が解体されました。
そして、1993年チェコと平和裡に連邦を解消して独立し、現在はNATO、EUに加盟しています。
首都ブラチスラバ
スロバキアの首都はブラチスラバです。
日本人では聞き馴れない人も多いのではないかと思いかもしれませんね。
ブラチスラバはスロバキアの西部に位置しオーストリアとの国境に位置しています。
ちょっと端っこ過ぎない?と思ってしまうくらいのところにありますね。
ブラチスラバ観光
そんなスロバキアの首都、ブラチスラバの街並です。
いかにもヨーロッパという感じです。
整った美しい街並みが広がっています。
この写真では分かりにくいかも知れませんが、奥に見えるのがブラチスラバ城です。
ブラチスラバ城は「ひっくり返したテーブル」とも呼ばれています。
四角くて四つの塔があるので、「ひっくり返したテーブル」なんですね。
お城というにはちょっと地味ですが、高台にあるのでブラチスラバ城からは町が一望できます。
ブラチスラバの変な像
ブラチスラバにはなぜか変な像があります。
こちらはマンホールから出てきた男です。
観光スポットになっています。
ブラチスラバ城が地味だから、観光名所にするために作ったのですかね。
このマンホール男以外にも変な像がいくつかあります。
写真に収めなかったのが残念です。
次に旅行に行くことがあればもっと写真を撮りたいと思います。
スロバキアのビール
チェコのビールがおいしい、というのはビール好きの中では有名な話ですが、実はスロバキアのビールも美味しいんです。
ランチを食べようとたまたま入ったレストランで、優雅に生ビールを頼んだのですがこれが絶品!
しっかりとしたボディに、スッキリとした後味。
バックパッカー中に訪問した50ヶ国の中で一番うまかったです。
まあ、その時の喉の渇き具合だったり、店で出している銘柄だったりと要因はいろいろありますが、スロバキアのビールが美味いのは間違いありません。
ビール好きはドイツ、チェコだけでなく、ぜひスロバキアも旅行してみてください。
もちろん、変な像も見てみてくださいね。