中国バックパッカー旅行記 1995年当時の北京の買い物、トイレ事情等

北京には万里の長城や、故宮(紫禁城)頤和園などの観光地がたくさんあります。

ですが、旅の醍醐味は観光地だけではありません。
街中にもいろいろおもしろいことが転がっているものです。
1995年の北京で経験した、ちょっとしたことを書いていきます。

露店街

天安門広場の南に前門という門があります。

beijing1

1995年当時、前門近くには多くの露店が並んでいました。
(北京オリンピックで再開発されました)
露店街では実に雑多なものが売っていました。
以下のような観光客向けのお土産なども多く売っていました。

・毛沢東ライター
→ふたを開けると音楽が流れます。「東方紅」という曲だそうです。
ネタとして買いましたが、日本に着いたときは電池が切れてました。

・白檀っぽい扇子(もちろん人工香料のもの)
→安くて中国っぽいので何個か買いました。

・中国っぽい耳かき
→中国っぽい柄の金属でできた耳かき。けっこう耳垢がとれます。

・Tシャツ
→すぐによれよれになりますが安かった。

・健身球
→二つの球を掌でコロコロ回す健康グッズ。音が鳴るやつもあります。

外国人観光客向け百貨店

今ではそんなことはなくなりましたが、当時の北京では無気力な国営店がたくさんありました。
当時の国営店の従業員はまったくやる気がなかったです。

外国人向けの百貨店に、友諠商店がありました。
入ってみてビックリ。店員の半分くらいは寝てました。
そして、ところどころ電灯もついてませんでした。

そんなやる気ない国営百貨店もある意味、おもしろい見ものでした。
(今ではちゃんとしてます)

繁華街王府井

今でも北京の繁華街です。

1995年当時の王府井の入り口には、世界最大規模のマクドナルドがありました。
今では中国の各地にマクドナルドはありますが、当時は主要都市にしかありませんでした。

なお、マクドナルドは中国語で「麦当労」と書きます。
読み方はマイタンラオなので、ちょっと違いますね。
※なお、日本語の発音での「マクドナルド」も外国では通じません。

北京のマクドナルドにはベンチの上に座っている等身大のドナルドがいたので、一緒に写真を取ってみました。
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ちなみにその辺の屋台で麺料理が2元程度で食べれましたが、マクドのセットは20元くらいしました。
ある意味高級レストランでした。

王府井には、もちろんちゃんとしたレストランもあります。
北京ダックで有名な全聚徳もありました。
バックパッカーでしたが、みんなで食べに行きました。
胡弓などの生演奏がありました。
意外に安かったです

高級ホテル 北京飯店

東京でいう帝国ホテルです。5つ星の一流ホテルです。
1995年当時は、一般の中国人は入れず、外国人もしくは金持ち中国人しか入れませんでした。
小汚いバックパッカーだった私ですが、外国人なのでこの一流ホテルに入ることができました。
入る時は外国人だぞアピールのために旅仲間と日本語を話しながら入ったのでした。
きらびやかできれいで、私が止まっていたシャワーのお湯が泊まるかもしれないドミトリーとは違いました。
客室には当然入れませんが、北京飯店には行くべき理由がありました。
トイレです。
とてもきれいなトイレを遣えるのです。
そのために行く価値があったのです。

95年当時のトイレ事情

当時の北京、中国のトイレ事情は想像を絶するものがありました。
ここから先は、不快な表現が含まれている可能性がありますので、好まない人は読まないでください。






心の準備はいいですか?






当時の中国の公衆トイレは有料でした。(1円、2円くらいですが)
金を払うんだから、どんなトイレかと言うと。。。
まあ、ここではしたくないなと思うでしょう。

小便器は大きなツボでした。
そこに何十人分もの尿をずっと貯めてたわけです。
匂いはすさまじいですし、床にあふれてたりもしました。
でも、有料なんですよね。

大のほうですが、基本的に扉はありませんでした。
北京駅で行った時のことです。
便器の向きは後ろ向きではなく前向きでした。
つまり、待っている人と目が合う方向です。
次の奴にはメンチ切りました。
根性つきますね。
場所によってはあふれているところもあるので、注意が必要です。

この形式はまだいい方です。
長い溝が掘っているだけのトイレが多いです。
連なるんですよね。
前の人がしているところが丸見えなわけですよ。
自分も丸見えになってるんですよね。
溝の下は汚物まみれです。
根性つきますね。
これ以上の表現は慎みます。

なので北京飯店のトイレは天国ですね。
どこの町でもなるべく、外国人向けホテルでいたすようにしていました。
※今の北京はかなりきれいなので、あくまでも1995年当時のものと理解してください。

こんな経験も旅の醍醐味なのです。
なお、苦情は受け付けません。

北京の観光地についてはこちらからどうぞ

故宮(紫禁城)

万里の長城

頤和園

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