インド北西部ラジャスタン州にあるジャイサルメール。
黄色い砂岩で作られたその美しい町並みから、ゴールデンシティとも呼ばれる町です。
⇒ジャイサルメールの街並みについてはこちら
このジャイサルメールは、その美しい街並みとともにラクダに乗ってタール砂漠をめぐる「キャメルサファリ」ができることでも有名です。
多くの観光客が、キャメルサファリを楽しみます。
バックパッカーだった私も、泊まった宿でキャメルサファリに申し込みました。
砂漠を巡るキャメルサファリ
朝起きて、キャメルサファリに向かいました。
そのキャメルサファリは、イスラエル人の女性2人と一緒でした。
キャメルドライバー(ラクダ使い)のガイド2人に連れられ、キャメルサファリスタートです。
我々を乗せてくれるラクダが待ってました。
ちなみに砂漠は暑いですが、日差しを避けるため通気性のいい長袖を着ます。
キャメルドライバーがきていた民族衣装は風通しがよさそうで、着心地がよさそうでした。
一頭のラクダに一人ずつのって、砂漠に向かいます。
ラクダの乗り心地はあまりいいとは言えません。
ですが、砂漠をラクダに乗って進むのは気持ちいいものです。
砂漠でランチ
ラクダはゆっくりと砂漠を進みます。
砂漠とはいうものの、日本人がイメージするような砂丘がいきなり現れるわけではありません。
砂丘への道中、しばらくは平地を進みます。
ちょっと退屈になってきたころ、ランチタイムとなりました。
ランチはキャメルドライバーが、作ってくれます。
木陰で、調理器具を取り出し料理を始めます。
メニューはベジタブルカレーです。
そして、小麦粉をクレープのように焼いたチャパティとよばれる薄いパンも作ってくれます。
※ちなみに日本のインドカレー屋さんでよく出てくるナンは、タンドールと呼ばれる窯で屋かえるものでインドでは高級品です。私はバックパッカー旅行中はチャパティだけで、インドでナンは食べませんでした。
素朴なベジタブルカレーとチャパティのランチでしたが、砂漠で食べるからかとても美味しく感じました。
砂丘に到着
ランチを楽しんだ後も、暑い中ひたすらラクダは進みます。
そして、いよいよ砂丘へ到着しました。
砂丘はきれいです。
これまで敦煌でタクラマカン砂漠を見たことがありましたが、砂漠の砂丘は好きです。
ちなみに、個人的には鳥取砂丘もけっこうきれいな砂丘だと思っています。
ジャイサルメールの砂丘は、敦煌の砂丘に比べるとちょっと物足りなさはありました。
でも、この砂丘で夕日を眺めながら夕食のカレーを食べました。
その美しい光景を見ながら食べたカレーはとても美味しかったです。
砂漠の満月
砂漠に夕日が沈み、月が出てきました。
その月は見事な満月でした。
残念ながら、写真はないのですが、月明かりがこんなに明るいものなのだと初めて知りました。
かつて砂漠を旅したキャラバンの人たちにとって、この月明かりは自分たちの進む道を照らすものだったのだろうなと、感慨深かったです。
このような満月の日にキャメルサファリに参加できたのはラッキーでした。
砂漠の夜は冷え込みます。
キャメルドライバーが用意した、寝袋にくるまりました。
寝袋は暖かく、すぐに眠りに落ちました。
キャメルサファリを終えて
砂漠の夜が明け、朝が来ました。
キャメルドライバーが用意した朝食を食べた後、砂漠に乗りジャイサルメールの町に向かいました。
ひたすらラクダに乗ってのんびり進みました。
そしてジャイサルメールの町に到着しました。
正直なところ、このキャメルサファリはそこまでおすすめ、というほどではありませんでした。
しかし、砂漠で満月を見る貴重な経験ができたので、私としては満足でした。
また、キャメルドライバーの2人とも、とてもいい人だったので楽しかったです。
ジャイサルメールの宿には気を付けよう
キャメルサファリ自体は楽しかったのですが、ジャイサルメールに戻った後は最悪でした。
元の宿に戻ってみると、「部屋はない」と言われました。
キャメルサファリに参加し、金を払った客はもう用済みなのでしょう。
ジャイサルメールの宿はホスピタリティとか、顧客満足度などとは、まったく関係ない宿が多いので気を付けてください。
(高級なホテルは違うと思いますが)
正直むかつきましたが、言い争っても無駄なので別の宿を探しました。
その宿は、キャメルサファリの勧誘もなく、泊めてくれる宿でした。
最初からこの宿にしとけばよかったなとも思いました。
ジャイサルメールの街並みや、キャメルサファリ自体は体験する価値があります。
ただ、その貴重な経験を悪い思い出で染めないように、宿選びも慎重にした方がよいと思います。
ジャイサルメールの町自体はとても魅力的です
いい宿を探してジャイサルメールを満喫してください。