スペインのバルセロナから、夜行バスでローマに行きました。
ユーロラインズパスという、ヨーロッパの国際線バス乗り放題のパスを利用しています。
バックパッカーだったので、ユーロラインズパスは夜行バスは宿代を浮かせつつ移動できる効率的な手段でした。
バルセロナからローマまでは20時間と比較的時間がかかります。
とはいえ、私は過去中国のタクラマカン砂漠で60時間のバス移動などを経験していたため、20時間はそれほどたいへんとは感じませんでした。
20時間もあるとけっこう長く眠れるので、夜行バスで移動しても逆に楽でした。
ローマ
ローマといえば現在のイタリアの首都というだけではなく、古代ローマ帝国時代からルネッサンスやバロック時代などを経た歴史的な町です。
ローマ市内にはコロッセオやパンテオンをはじめとした、ローマ帝国時代の遺跡があります。
それ以外にも、映画「ローマの休日」で有名なスペイン階段や真実の口(サンタ・マリア・イン・コスメディン教会)、トレヴィの泉などもあり、観光名所が目白押しの場所です。
コロッセオ
ローマ到着後、安宿を確保しすぐに観光に出かけました。
まずは世界遺産にも登録されているコロッセオに行きました。
コロッセオはローマ帝国時代に作られた円形闘技場です。
当時はフラウィウス円形闘技場といったそうです。
かつて、剣闘士たちの血なまぐさい格闘がおこなわれた場所です。
ですが、現在ではローマを象徴する観光スポットにもなっています。
コロッセオはデカくて、迫力がありました。
ローマ帝国時代からあるだけあって、歴史を感じさせられる建築物でした。
フォロ・ロマーノ(ローマ遺跡)
コロッセオだけではなく、ローマの町中には遺跡がそこら中にあります。
ちょっと写真が暗くてわかりにくいのですが、古代ローマ帝国の遺跡です。
正面に見えるのは元老院会議場で、その奥にはカピトリーノの丘があります。
このような遺跡と現代の都市が融合しているところがローマの魅力の一つだと思います。
ただ、個人的にはローマ遺跡というと、シリアのパルミラ遺跡やヨルダンのペトラ遺跡の方が好きでした。
トレヴィの泉
ちょっとミーハーですが、トレヴィの泉にも行きました。
トレヴィの泉といえば、後ろ向きにコインを投げるところで有名ですね。
投げ入れるコインの枚数によって、かなう願いが違うんです。
コイン1枚だと再びローマに来ることができ、2枚では大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫・妻と別れることができると言われています。
私は2枚投げ入れました。
実際多くの観光客がコインを投げ入れていたので、泉のそこにはコインがたくさん沈んでいました。
ちなみにそのコインは、清掃員によって回収されます。
回収されたものはローマ市のものとなり、その後慈善団体に寄付されているそうです。
ローマは、見どころがとても多い町です。
さすがに歴史的な町だな、とあらためて感じました。