世界一長い鉄道といえばシベリア鉄道。
その長さはモスクワからウラジオストクまで9,297kmもあります。
モスクワからウラジオストクまで一気に行った場合は約1週間、6泊もかかります。
私は途中バイカル湖を見るためにイルクーツクで、一度下車してます。
モスクワからイルクーツクまでは3泊の旅でした。
なお、イルクーツクからはウラジオストクではなく、モンゴルのウランバートル、そして北京へと向かいました。
シベリア鉄道の旅
モスクワでシベリア鉄道に乗り込みました。
モスクワからイルクーツクまで3泊4日。
なかなかの長旅です。
席はもちろん寝台車で、上下の二段ベッドです。
私は上の方のベッドでした。
シベリア鉄道からの風景
シベリア鉄道がモスクワを出発して、しばらくすると大自然が待ち受けています。
私は11月にシベリア鉄道に乗りました。
なので、白い風景が広がっていました。
雪の世界が広がっていてきれいですね。
ただ、基本的にずっとこんな感じの風景が続きます。
2日目も3日目もおんなじ感じです。
なので、最初はきれいに見えても、見慣れて着てしまうのも事実です。
たまに湖とかあるとちょっと違った風景が見られるので良いですね。
シベリア鉄道の過ごし方
イルクーツクまでは、シベリア鉄道全体から見れば半分の行程とはいえ、それでも3泊4日あります。
なのでかなり時間を持て余すことは間違いないです。
最初のころは、外の風景を眺めたりして楽しめるのですが、けっこうすぐに飽きてきます。
なので、暇つぶしになるようなものも用意しておいた方がよいです。
私がシベリア鉄道に乗ったのは2002年なので、当時はスマホなんかもなかったので暇つぶしの道具は本とパズルの本でした。
ナンプレとかいろいろな数字のパズルがありますが、それらはロシアでもルールは同じです。
なので、ロシアの本屋でもパズル本は入手できます。
1冊買うとけっこうな時間つぶしになるので、パズル好きの人にはおすすめですね。
あとは酒を飲んで寝るのが一番です。
ビールとかウォッカとかもあらかじめ買っておいて飲んでました。
途中、酒がなくなったのですが、向かいのベッドのロシア人がウォッカをくれました。
鉄道の旅は基本暇なので、ロシア人と酒盛りも暇つぶしにちょうど良かったです。
もちろん言葉は通じなかったので、お互い何を言ってるかはわかりませんでしたが、とりあえず飲んでれば仲良くなれるもんですね。
シベリア鉄道の食事事情
当然ですが、食事も何度も取ることになります。
この食事の準備はしておいた方がよいです。
シベリア鉄道では食堂車もあるのですがけっこういい値段します。
当時バックパッカーだった私は、高い食堂車で食事するのではなく、あらかじめ食事を用意しておきました。
主な食べ物はカップラーメンです。
シベリア鉄道の車両ではお湯が出ます。
なので、カップラーメンはいつでも食べられるので便利です。
あとはパンとか缶詰とかも用意しておくと良いと思います。
あと、途中の駅で購入するという手もあります。
ピロシキとか野菜とか果物なんかも購入できたりします。
カップラーメンばかりでは飽きるので、たまに途中駅で買って食べてました。
イルクーツクへ
そんな感じでシベリア鉄道の3泊4日は本を読んで、パズルをして、酒を飲んで、寝るといった生活でした。
けっこう暇なわけですがめったにできない経験なので、人生で一回くらいは味わってよかったかなと思っています。
長いと思ったシベリア鉄道の旅ですが、それでも時間は確実に経過していきます。
そしてイルクーツク駅に到着しました。