ルーマニアは日本人にはあまり馴染みがない国かもしれませんが、中世の町や城など、歴史を感じられる観光地も多くあります。
その中に世界遺産に登録されているシギショアラの町があります。
おそらく多くの方は聞いたこともない町だと思いますが、私はユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年に訪れました。
シギショアラの場所
シギショアラはルーマニアの中部、トランシルヴァニア地方に位置してます。
ルーマニア観光の拠点ともなるブラショフの北西に位置し、鉄道で2時間ほどです。
シギショアラ歴史地区を観光
「シギショアラ歴史地区」は世界遺産に登録されています。
中世の街並みが残る歴史を感じられる町です。
12世紀、当時この地はハンガリー領だったのが、ハンガリーが南方の防衛としてドイツ人の職人や商人が入植させてできた町だそうです。
時計塔
シギショアラの街を代表する観光スポットが「時計塔」です。
時計塔に行くまで街並みもいい感じです。
ちなみに時計塔の手前、右奥に見える黄色い建物はドラキュラのモデルとなったワラキア公ヴラド3世の生家です。
こちらも観光スポットとして人気です。
なお、ドラキュラやヴラド3世については、ブラン城(ドラキュラ城)とペレシュ城のページをご覧ください。
時計塔はシギショアラがギルドによる自治都市となった14世紀に建てられたものです。
ちょっと小高い丘の上に位置し、シギショアラのシンボルとも言える建物です。
写真では分かりませんが、時計盤の横からは時間になるとからくり人形が出てきます。
時計塔自体は武骨な感じですが、からくり人形はかわいらしいです。
シギショアラに行ったら、ぜひ見てみてください。
統計塔から見る街並み
時計塔には登ることができます。
そして、時計塔の上からはシギショアラの美しい街並みを見ることができます。
赤い屋根の街並みが中世のヨーロッパを感じさせてくれます。
シギショアラは大きな町ではなく田舎町なので、周りには緑も多く、緑と赤のコントラストがとてもいい感じです。
上は写真はアナログで撮ったものをスキャンしたので、色彩がイマイチ実際にはとてもきれいです。
時計塔以外にも、「仕立屋の塔」、「皮革加工職人の塔」、「靴職人の塔」、「肉屋の塔」、「鍛冶屋の塔」等、ギルド(職人の組合)の名前が付いた塔があります。
そのようなネーミングからも歴史を感じられます。
世界遺産としてはこじんまりとした町ではありますが、中世の街並みが残った美しい町です。
ブラショフからもアクセスがよいので、観光に訪れてみてはいかがでしょうか。
ルーマニアにはこのように古い街並みや落ち着いた田舎町などのんびりできる町が多いです。
あくせくと観光するのではなく、のんびりと過ごすにはいい国です。
シギショアラの後、さらにのんびりできるルーマニアの田舎町マラムレシュに向かいました。
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