シリア旅行記 シリアの思い出 2002

2015年現在のシリアは、内戦やISIL(イスラム国)などにより恐ろしい地域であると感じると思いますし、事実、危険な地域です。
残酷なニュースが流れていましたし、、シリア全体が退避勧告地域となっています。

しかし、私が2001年~2002年にかけユーラシア大陸横断のバックパッカー旅行をしている中で、訪れたシリアは本当に素晴らしい国でした。
素晴らしい観光スポットも多く、人も優しく、行ってよかった国のかなり上位に入ります。

シリアの情報と歴史

ニュースなどで見る機会も増えて、初めて「シリア」という国の名前を知った人も多くいると思います。
でも、なんとなく遠い国、と思っている人が多いのではないでしょうか?

シリアの国旗です。
syria

シリアの場所

シリアはいわゆる中東に位置する国です。

シリアの場所はこちら

北にトルコ、東にイラク、南にヨルダン、西にレバノン、南西にイスラエルと国境を接し、北西部は地中海に面しています。

この場所は世界で最も古い歴史を持つ土地と言われています。
紀元前2千年には町ができ、ギリシア・ヘリニズム時代、ローマ時代を超え、現代にいたっているわけです。
キリスト教ができる前、当然ながらイスラム教ができる前の時代から、その土地に人がいき文化が栄えていたわけです。

シリアの世界遺産

そのような古くからの歴史があるため、シリアには世界遺産が多くあります。

など、世界遺産も多くありますし、世界遺産になっていない素晴らしい観光スポットがあります。

下は世界遺産の一つ、クラック・デ・シュヴァリエの写真です。

Krak

この美しい城も空爆により一部損壊したそうです。
シリアの世界遺産は危機遺産となってしまっています。

シリアの人たち

日本人はイスラムの人たちとの交流が少ないので、どうしてもイメージで「イスラム教は怖い」と思ってしまう人も多いのではないかと思います。
しかし、実際にはやさしく、いい人が多かったです。

  • 町中で知り合い、なぜかダマスカスの町を案内してくれた人
  • 遺跡の町で、とてもかわいい笑顔であいさつしてくれた子どもたち
  • 町中で声をかけられ、片言の英語で話し合った人たち

美しい遺跡や風景だけでなく、人々も本当に優しい人たちでした。
子どもたちの笑顔が輝いていました。

そのような人々が苦しんでいることを思うと、心が痛みます。

簡単なことではないでしょうが、シリアが早くもとの美しく優しい国に戻り、再び旅行できる日が来ることを望みます。
本当にもう一度訪れたい国だと思っています。

多くの日本人にとっては遠いところにある、あまり知らない遠い国でしょうがしょうが、少しでも以前のシリアの良さを伝えたいと思うので、2002年当時のことを書いていきたいと思います。

シリア入国の様子はこちら

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