ヨーロッパ

ロシア旅行記 イルクーツクとバイカル湖

モスクワからシベリア鉄道に乗って3泊4日。
シベリアの中央部に位置するイルクーツクに到着しました。

イルクーツクには、世界一の湖があります。
「世界一深い湖」「世界一透明度の高い湖」「世界最古の湖」と言われるバイカル湖です。

この世界一の湖を見たいという思いがあり、シベリア鉄道をイルクーツクで途中下車することにしました。

イルクーツク

イルクーツクはシベリア東部の交通の要衝の町であり、最大の町です。

私は11月に訪れたんわけですが、さすがシベリアの11月。
周り一面雪景色です。

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気温は-10度くらいでした。
寒かったですね。
とはいえ、本格的な冬では-20度以下になるので、ましな方です。

到着した日はイルクーツクの町を見て回りました。

真っ白な町で、道は凍っていて滑りやすい状態でした。
慣れていないので、けっこう滑って転びそうになりました。
転ばないように普通に歩くというよりは、足を上げずにスリ足のようにして何とかたえました。

でも、イルクーツクの人たちの中にも滑って転んでいる人がいたので、そんなもんなんだなーと思ったりしました。

転びそうになるのは嫌ですが、真っ白な町はとてもきれいでした。

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こういう時期に来るのも風情があって良いものだと思います。

バイカル湖

イルクーツク付いた翌日、イルクーツクに来た目的であるバイカル湖に足を延ばしてみました。

バイカル湖はイルクーツクから70kmほど離れた場所にあります。
バスでリストビャンカという町まで行きました。

そのバス停から少し歩くとバイカル湖に到着です。

11月はオフシーズンなので、あまり観光客もいませんでした。

8月とかは泳ぐことができるようなリゾート地になったりします。
また、12月くらいからは湖が凍結して幻想的な光景が見られます。
なので、ちょっと中途半端な時期でもありました。

とはいえ、世界一の湖はやはり見ごたえがありました。

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世界一の透明度の湖をのぞき見しました。

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ちょっと風が強くて波が立っていたのですが、さすがに水はきれいでしたね。
ちなみに湖の周りでは、魚を焼いたりするお店が並んでいました。

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感じのいいロシア人が売っていて、もちろん買って食べました。
素朴な感じの味でおいしかったです。

あと、バイカル湖といえばバイカルアザラシも有名ですね。

残念ながら、私が行ったときはアザラシは見ることができませんでした。

バイカル湖は大自然のすごさをかじられる場所でした。
今度は夏か、凍結シーズンに行ってみたいと思います。

ロシア旅行記 シベリア鉄道の旅

世界一長い鉄道といえばシベリア鉄道。
その長さはモスクワからウラジオストクまで9,297kmもあります。

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モスクワからウラジオストクまで一気に行った場合は約1週間、6泊もかかります。

私は途中バイカル湖を見るためにイルクーツクで、一度下車してます。
モスクワからイルクーツクまでは3泊の旅でした。

なお、イルクーツクからはウラジオストクではなく、モンゴルのウランバートル、そして北京へと向かいました。

シベリア鉄道の旅

モスクワでシベリア鉄道に乗り込みました。

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モスクワからイルクーツクまで3泊4日。
なかなかの長旅です。

席はもちろん寝台車で、上下の二段ベッドです。
私は上の方のベッドでした。

シベリア鉄道からの風景

シベリア鉄道がモスクワを出発して、しばらくすると大自然が待ち受けています。

私は11月にシベリア鉄道に乗りました。
なので、白い風景が広がっていました。

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雪の世界が広がっていてきれいですね。

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ただ、基本的にずっとこんな感じの風景が続きます。
2日目も3日目もおんなじ感じです。

なので、最初はきれいに見えても、見慣れて着てしまうのも事実です。

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たまに湖とかあるとちょっと違った風景が見られるので良いですね。

シベリア鉄道の過ごし方

イルクーツクまでは、シベリア鉄道全体から見れば半分の行程とはいえ、それでも3泊4日あります。
なのでかなり時間を持て余すことは間違いないです。

最初のころは、外の風景を眺めたりして楽しめるのですが、けっこうすぐに飽きてきます。

なので、暇つぶしになるようなものも用意しておいた方がよいです。

私がシベリア鉄道に乗ったのは2002年なので、当時はスマホなんかもなかったので暇つぶしの道具は本とパズルの本でした。

ナンプレとかいろいろな数字のパズルがありますが、それらはロシアでもルールは同じです。
なので、ロシアの本屋でもパズル本は入手できます。

1冊買うとけっこうな時間つぶしになるので、パズル好きの人にはおすすめですね。

あとは酒を飲んで寝るのが一番です。
ビールとかウォッカとかもあらかじめ買っておいて飲んでました。

途中、酒がなくなったのですが、向かいのベッドのロシア人がウォッカをくれました。
鉄道の旅は基本暇なので、ロシア人と酒盛りも暇つぶしにちょうど良かったです。
もちろん言葉は通じなかったので、お互い何を言ってるかはわかりませんでしたが、とりあえず飲んでれば仲良くなれるもんですね。

シベリア鉄道の食事事情

当然ですが、食事も何度も取ることになります。
この食事の準備はしておいた方がよいです。

シベリア鉄道では食堂車もあるのですがけっこういい値段します。

当時バックパッカーだった私は、高い食堂車で食事するのではなく、あらかじめ食事を用意しておきました。

主な食べ物はカップラーメンです。
シベリア鉄道の車両ではお湯が出ます。
なので、カップラーメンはいつでも食べられるので便利です。

あとはパンとか缶詰とかも用意しておくと良いと思います。

あと、途中の駅で購入するという手もあります。
ピロシキとか野菜とか果物なんかも購入できたりします。

カップラーメンばかりでは飽きるので、たまに途中駅で買って食べてました。

イルクーツクへ

そんな感じでシベリア鉄道の3泊4日は本を読んで、パズルをして、酒を飲んで、寝るといった生活でした。
けっこう暇なわけですがめったにできない経験なので、人生で一回くらいは味わってよかったかなと思っています。

長いと思ったシベリア鉄道の旅ですが、それでも時間は確実に経過していきます。
そしてイルクーツク駅に到着しました。

ロシア旅行記 首都モスクワ

ロシアの首都モスクワ。
モスクワには世界遺産クレムリンなど様々な見所があります。

古都サンクトペテルブルグとともにロシア観光の中心となる町です。

私はサンクトペテルブルグの観光を終えた後、モスクワまで鉄道で移動しました。

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広大なロシアの地図からすると近く見えるのですが、実際には700km離れています。
高速鉄道だと4時間ほど、寝台列車だと9時間ほどです。

私は当時バックパッカーだったので、寝台列車で移動しました。

モスクワ観光

夜行列車でモスクワに到着した後、まずは宿を確保しました。
そしてさっそく観光に出かけました。

世界遺産 クレムリンと赤の広場

モスクワの観光の中心がクレムリンです。
クレムリンは旧ロシア帝国の宮殿であり、現在もロシアの大統領府などが置かれているモスクワの中心地です。

ヴァスクレセンスキー門という門をくぐって赤の広場に向かいます。

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赤の広場はクレムリンの正面に位置する広場です。
モスクワ随一の観光地です。

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この写真の左側にあるのが聖ワシリイ大聖堂、右の塔がスパスカヤ塔です。

私が訪れたのは2002年11月だったのですが、その1か月前テロリストによるモスクワ劇場占拠事件が起こっていたタイミングでした。
そのため赤の広場も警戒されており、中に入るのが規制されていました。

自由に動けるときにもう一度訪れたいと思います。

聖ワシリイ大聖堂

聖ワシリイ大聖堂は赤の広場に立っているロシア正教の大聖堂です。

玉ねぎ型の屋根にカラフルな色合いで、おとぎの国のような建築物です。

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※この写真はWikipediaからお借りしました。

幻想的で異国情緒あふれる建物ですね。

ボリショイ劇場

ボリショイ劇場はロシアを代表するバレエ・オペラ劇場です。

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ロシアといえばバレエということで私もバレエを見ましました。
安い席だったのですが楽しめました。

ですが、次回行ったときはもっといい席で見たいと思っています。

モスクワに行くならぜひ訪れてみてほしいところです。

ノヴォデヴィチ女子修道院

世界遺産にも登録されているモスクワの南西部に位置する修道院です。

5つの玉ねぎ型の屋根があるスモレンスキー聖堂があります。

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ドラクエのメタルスライムみたいな屋根ですね。

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聖ワシリイ大聖堂とは違った美しさがあります。
私はこっちの方が好きですね。

このようにモスクワには様々な観光スポットがあります。

ぜひ一度訪れてみてください。

ロシア旅行記 サンクトペテルブルグ

サンクトペテルブルグはかつてのロシア帝国の首都であり文化の中心地だった町です。
ソ連時代はレニングラードという名称にでした。

このサンクトペテルブルグですが、古都であり文化の中心地ということもあり様々な見所があります。
「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」として世界遺産にも登録されています。
ロシア旅行するなら外せない町といえます。

ちなみに英語の発音だと「セイントピーターズバーグ」という発音になります。
どちらかというと「サンクトペテルブルグ」という呼び方の方が日本人は聞きなれているのではないかと思います。

サンクトペテルブルグの場所

サンクトペテルブルグは果てしなく広いロシアの西の端の方にあります。

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フィンランドやバルト三国のエストニアの国境近くに位置しています。
私はエストニアの首都タリンからバスでサンクトペテルブルグへ移動しました。

タリンからサンクトペテルブルグまでは約350kmほどです。

サンクトペテルブルグ観光

サンクトペテルブルグに到着後すぐに宿探しをしました。
私が訪れたのは2002年とだいぶ昔なので、当時はスマホで安宿を調べるという方法はありませんでした。
なので、前もって調べておいたドミトリーのある宿に向かいました。
※ドミトリーとはユースホステルみたいに多人数部屋でベッドを確保するタイプの部屋です。

11月でオフシーズンということもあってすんなり泊まることができました。
その宿には3泊することにしました。

部屋を確保した後、すぐにサンクトペテルブルグ観光をしました。
11月だと日の出は9時ごろ日の入りは16時半ごろと日照時間が短いので、なるべく頑張って観光をしました。

血の上の救世主教会

名前の由来は、ロシア皇帝アレクサンドル2世の暗殺されたことに由来するそうです。

名前は怖そうですが、見た目はファンタジーな感じのロシア正教の教会です。

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おとぎの国みたいな感じです。

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ロシアに来たなー、実感できる教会でした。
サンクトペテルブルグに来たらここは外せない観光スポットですね。

 

聖イサアク大聖堂

聖イサアク大聖堂はロシア正教の大聖堂です。

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こちらは重厚な感じの大聖堂です。
なお、展望台があってそこからサンクトペテルブルグの街並みを見渡すこともできます。

カザン大聖堂

カザン大聖堂は最大級の教会です。

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カザン大聖堂は観光向けではなく、地元の方の信仰の場です。
大きな大聖堂は見ごたえがあります。

サンクトペテルブルグには色んな様式の教会があってみていて楽しいですね。

エルミタージュ美術館

サンクトペテルブルグ最大の見どころともいえるのがエルミタージュ美術館です。

パリのルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館とともに世界三大美術館の一つとも言われる美術館です。

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※私が訪れた時、建物が改装中で写真を撮ってなかったので、Wikipediaからお借りしました

このエルミタージュ美術館は、とても広い敷地の中に本当に素晴らしい絵画などの美術品が山のようにあります。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、エル・グレコ、ルーベンス、レンブラント、セザンヌ、ルノワール、モネ、ゴッホ、マティス、などなど本当にすごいです。

サンクトペテルブルグに行ったら外せない観光スポットですね。

サンクトペテルブルグは日本人の目からは異国情緒のある歴史的な建造物が立ち並び、また美術館もあって観光しがいのある町です。
色んな国を回ってきましたが、サンクトペテルブルグは好きな町の一つです。

興味があればぜひ行ってみてください。

バルト三国旅行記 エストニアの首都タリン

バルト三国の一番北に位置する国がエストニアです。
その首都はタリンです。

タリンの歴史地区は世界遺産に登録されています。

タリンの歴史地区観光

石畳の狭い道、色とりどりの建物、尖った屋根など、おとぎの国のような街並みが広がっています。
とてもかわりらしい町なんですよね。

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町中を歩いているだけでも楽しいです。

トームペア城

タリンの町の見どころの一つにトームペア城があります。
城壁に囲まれたお城です。

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ちなみにトームペア城の塔は「のっぽのヘルマン(Pikk Hermann)」と呼ばれているそうです。
かわいらしい愛称ですね。

アレクサンドル・ネフスキー聖堂

タリンの別の見どころ、観光スポットの一つがアレクサンドル・ネフスキー聖堂です。

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正教会の教会ですね。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂はタリンにあって最大かつ最重要の正教会の教会です。

玉ねぎっぽい屋根はクーポルと呼ばれるドーム型の屋根です。
日本人からすると異国情緒を感じる建物ですね。

バルト海

また、タリンはバルト海に面した街です。
なのでもちろん海も見ることができます。

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私が訪れたのは12月だったので結構寒かったですが、冬のバルト海ってのも情緒があっていい感じでした。

エストニア、タリンに訪れる機会というのはなかなかないかもしれません。
でも、タリンの町は歩いているだけでも楽しくなるいい町なので、興味がある方は訪れてみてください。

バルト三国 ラトビア旅行記 首都リガ

バルト三国で真ん中に位置する国がラトビアです。
その首都がリガです。

リガの町は「バルト海の真珠」ともいわれています。
ロマネスク、ゴシック、アールヌーヴォーなど様々な建築様式が混在する旧市街地は「リガ歴史地区」として世界遺産にも登録されています。


私はユーラシア大陸横断中に訪れました。
リトアニアのシャウレイからリガに移動ました。

なお、リガはロシアビザが比較的簡単に入手できるといわれています。
日本でロシアビザを入手しようとしたら、インビテーションなどが必要なので面倒です。
私の場合は噂通り、リガで簡単に手に入れることができました。
※ビザの状況は常に変化するので最新情報をご自身でお調べください。

世界遺産 リガの歴史地区

世界遺産になっているリガの町を歩いてみました。

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リガの町はやはりきれいですね。
上の写真はリガの中心地にある広場にある、ブラックヘッドの会館です。

リガの聖ペテロ教会

リガの観光スポットの一つが聖ペテロ教会です。

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奥に見える塔は高さが123mもあります。
上ることができて展望台があるので、そこからリガの町を一望できます。

ちなみに別の日に再度訪れてみると、靄がかかっていてちょっと幻想的でした。

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聖母受難教会

有名なスポットというわけではないのですが、個人的に気に入ってたのがこの教会です。

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淡い水色の尖塔がなんかいい感じでした。

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リガは歴史を感じられる町でした。
あまり大きくなくて、のんびりと街歩きを楽しめる町でした。

バルト三国 リトアニア旅行記 シャウレイの十字架の丘

5万以上の十字架が建てられた不思議な光景を見ることができます。
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本当にものすごい数の十字架が建てられており圧巻です。
この十字架の丘はリトアニアの観光名所の一つとなっています。

十字架の丘の発祥については詳細は分かっていませんが、1831年にロシア帝国に対する「11月蜂起」の後と言われています。
戦いの中で犠牲となった家族を悼んで十字架を立てたことがきっかけとなったようです。

十字架の丘への行き方

シャウレイの町は首都ビリニュスから北西に約200km、バスか鉄道で移動することができます。
私はバスで移動し、3時間ほどで到着しました。

十字架の丘はシャウレイの町から北に12kmほどのところにあります。
シャウレイのバスターミナルからヨニシュキス行きのバスに乗り、「ドマンタイ」というバス停でおります。

バス停から2kmほど歩くと十字架の丘につきます。

バスの本数が少ないので、時間がない方はタクシーの方がよいかもしれません。

十字架の丘

歩いていると5万本の十字架がお出迎えをしてくれました。

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小さな丘にこれでもかと十字架が建てられています。
その光景には圧倒されます。

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大小さまざまな十字架であふれかえっています。
大きな十字架に小さな十字架が架けられていたりして、本当に十字架だらけです。

本当に見ごたえがある光景でした。

私は11月に行ったのですが、もやがかかっていました。
そのためか、より幻想的な光景に見えました。
ただ、11月は寒いので観光するなら夏の方がよいかもしれませんね。

リトアニアに旅行に行くなら、十字架の丘ははずせない観光スポットです。
ぜひ十字架の丘を訪れてみてください。

バルト三国 リトアニア旅行記 首都ビリニュス

バルト三国の一つリトアニア。
その首都がビリニュスです。

旧市街は歴史的・文化的な見どころが多く「ビリニュスの歴史地区」として世界遺産にも登録されています。
バロック様式を中心にゴシック様式やルネッサンス様式など、さまざまなスタイルの建築物が立ち並んでいます。

美しい街並みがあり、人々は優しくて好きな町でした。

リトアニア ビリニュスの場所

リトアニアはバルト三国の一つであり、バルト海に面した国です。
その首都ビリニュスはバルト海には面しておらず、リトアニアの東側に位置しています。

ポーランドのワルシャワからはバスで10時間ほどです。

ビリニュス観光

ビリニュスの町は落ち着いた感じのきれいな町でした。

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※写真が残っていなかったのでWikipediaからお借りしております

人も多くなくのんびりと観光をしました。

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こちらは聖アンナ教会です
様々な様式の建築物があって楽しめます。

ビリニュス大聖堂

こちらはビリニュス大聖堂です。

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1251年に十字軍の弾圧から逃れるため、ミンダウガス王がキリスト教を受け入れて最初に建造した主教座教会です。
この建物は18世紀に大改築が行われ、現在の姿となりました。

この大聖堂を観光しているときに、小学生の集団と出会いました。

するとその小学生たちから
「オラ!」
とあいさつされました。

髪が黒いのでスペイン人に間違われたのかなと思いますね。
おそらく東洋人を見ることはほとんどなかったんだろうと思います。

杉原千畝

ところで、リトアニアと大きく関係した日本人がいます。
第二次世界大戦中、ナチスドイツの迫害によってポーランドその他の国から逃れてきた多くのユダヤ人難民のために大量の通過ビザ発行した杉原千畝です。

リトアニアのカウナス領事館に領事代理として赴任していた杉原千畝は多くのユダヤ人の命を救った人として「日本のシンドラー」とも呼ばれてたりします。

ビリニュス市内には杉原千畝記念碑も立てられています。

現在の日本人でリトアニアと関係している人は少ないですが、歴史的に見ると繋がりのある国ですので、ビリニュスを訪れる際は杉原千畝記念碑も訪れてみるとよいと思います。

ポーランド旅行記 首都ワルシャワ 世界遺産ワルシャワ歴史地区

ポーランドの首都ワルシャワ。

旧市街地にあるワルシャワ歴史地区は世界遺産にも登録されています。

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ポーランドの観光地としては、アウシュビッツクラクフもありますが、このワルシャワ歴史地区も外せないポイントです。

世界遺産ワルシャワ歴史地区

このワルシャワ歴史地区は実は第二次世界大戦中に破壊され、灰燼に帰してしまいました。
第二次世界大戦後、ポーランドの人々によって再現されました。

その再現の仕方は驚くほど徹底しています。
崩れたがれきなども極力使用し、建物のひびや傷み具合、傾きなども戦前の様子を忠実に再現されています。

歴史的な建造物が残っているのではなく、再現された町が世界遺産に登録されるという稀有な例です。
忠実に再現したポーランドの人々の熱意が評価された結果です。

そんなワルシャワ歴史地区にはいろいろと見所があります。

旧市街のマーケット・プレイス

旧市街の中心にはマーケット・プレイス(市場広場)があります。

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このマーケットプレイスには色とりどりの建物が並んでいます。
また、伝統的なポーランドのレストランやカフェがあるので、食事することもできます。

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ワルシャワの町は日本人からすると異国情緒溢れる街並みですので、歩いているだけでも楽しめます。

ポーランドに行くならぜひワルシャワを訪れてみてください。

ポーランド旅行記 世界遺産の町クラクフ

クラクフはポーランド南部に位置する町で、かつてのポーランド王国の首都として栄えた古都です。
中世の雰囲気が漂う歴史的な街並みの旧市街地は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

そのためポーランドの中でも人気の観光地となっています。

また、クラクフはアウシュビッツ強制収容所への拠点ともなっています。

そのため多くの旅行者が集まります。

クラクフ観光

私自身はアウシュビッツへ行くことがメインの目的であり、クラクフ自体の観光についてはオマケ程度に考えていました。

しかし、世界遺産に登録されるだけあって、その歴史的な街並みは見ごたえがあるものでした。

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ちょっと写真がボケてしまっていますが、美しい街並みを歩くだけでも楽しかったです。

フロリアンスカ門

フロリアンスカ門はクラクフ旧市街北端部にある門です。
13世紀に建造されたゴシック様式の搭のような門で、17世紀にバロック様式の屋根が付けられました。

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門というだけあって、もともとは城壁の一部でした。
旧市街地を囲んでいた城壁自体は19世紀に取り壊されました。

ヴァヴェル城・ヴァヴェル大聖堂

ヴァヴェル城はクラクフの旧市街地南部、ヴィスワ川のほとりにある小高い丘の上にあるお城です。
歴代ポーランド王の居城だったところです。

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そのヴァヴェル城の中にあるのがヴァヴェル大聖堂です。
大聖堂には歴代のポーランド王や英雄のが埋葬されています。

このヴァヴェル城はクラクフ観光に来たら外せないスポットのひとつです。

クラクフの町自体はそれほど大きな町ではなく、こじんまりした感じでした。
アウシュビッツ強制収容所のついでと思っていたのですが、歴史を感じられるとともに緑が多くていい町でした。

アウシュビッツ強制収容所についてはこちら

チェコ旅行記 人骨で装飾されたセドレツ納骨堂

チェコの首都プラハから東に約70kmにある町クトナー・ホラ。
そこに骸骨教会ともいわれるとても特徴的な教会があります。
それがセドレツ納骨堂(コストニーチェ)です。

全聖人教会のにあるセドレツ納骨堂は、約1万人分の人骨を用いて装飾がされています。
なかなか他の場所では見られない特徴的な装飾です。

クトナー・ホラ セドレツ納骨堂への行き方

このセドレツ納骨堂へはプラハから日帰り旅行でも充分に行けます。

プラハ駅から鉄道に乗り約1時間でクトナー・ホラに到着します。
クトナー・ホラ駅からセドレツ納骨堂(コストニーチェ)へは歩いて15分ほどです。

セドレツ納骨堂

セドレツ納骨堂に入るとすぐに人骨の装飾が舞っています。

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この見事な装飾もすべて人骨でできています。
ちなみにこちらは装飾は、寺院の持ち主であったシュヴァルツェンベルク家の紋章だそうです。

これ以外にも人骨でできたシャンデリアなど様々な人骨装飾があります。

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人骨の装飾と聞くとおどろおどろしいように思えますが、どちらかというと芸術的な印象でした。

間近で見ると髑髏がはっきりわかるので不気味かもしれません。
でも、人骨でこれほどの装飾ができているのは本当にすごいなー、という感じでした。

プラハに旅行するのであれば、少し足を延ばして骸骨教会、セドレツ納骨堂を見てみてはいかがでしょうか。

チェコ旅行記 世界遺産の首都プラハ

チェコの首都プラハはヨーロッパの中でも人気の観光地です。
オレンジ色の屋根に統一された美しい街並みが人々を魅了します。

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11世紀~18世紀にかけてのさまざまな時代様式の建築物が残っている古都です。

「プラハ歴史地区」として世界遺産にも登録されています。

ブダペストからプラハへ

そんな美しいと評判のプラハを訪れるため、ハンガリーのブダペストからバスに乗って移動しました。

なお、当時バックパッカーだった私はユーロラインズパスというバス乗り放題のチケットを使っていました。
ユーロラインズパスは期間中(15日間もしくは30日間)は国際線のバスが乗り放題なので、物価の高いヨーロッパをバックパッカー旅行するならおすすめです。
ユーロラインズパスについてはこちらの記事をご覧ください

プラハ観光

プラハに到着後、宿を確保しすぐに観光に出かけました。

噂にたがわず美しい街並みが広がっていました。

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オレンジ色の屋根が統一感があっていい感じでした。

プラハ城と聖ヴィート大聖堂

そんなプラハの一番の観光スポットがプラハ城です。

プラハ城は小高い丘の上にあります。
そしてプラハ城の中にある大聖堂が聖ヴィート大聖堂です。

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プラハを代表するゴシック様式の建物で、尖塔の高さは99mもあります。
荘厳な建物で見ごたえがあります。

もちろん中に入ることもできます。
大聖堂内部はステンドグラスが美しいです。

また大聖堂の塔に登って美しいプラハの町を一望することもできます。
プラハに行ったら必須の観光地ですね。

プラハは町全体が美しくて、町中を歩いているだけでも楽しい町でした。

 

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ボスニア・ヘルツェゴビナ旅行記 首都サラエボ

ボスニア・ヘルツェゴビナは旧ユーゴスラビアからの独立後、激しい紛争が起きた国です。
私がバックパッカー旅行中に訪れた2002年当時は、まだ紛争の爪痕が残っており民族間にも緊張感が残っていました。

現在では着実に復興の道を歩んでいるようです。

クロアチアからボスニア・ヘルツェゴビナへ

クロアチアのドゥブロヴニクからバスに乗りボスニア・ヘルツェゴビナに入国しました。

ドゥブロヴニクからボスニアヘルツェゴビナの町モスタルへは、バスで3時間ほどでした。

モスタルは「モスタル旧市街の古い橋の地区」として世界遺産に登録されており、現在はボスニア・ヘルツェゴビナの中では人気の観光地となっています。

ただ、私が訪れた当時はまだ世界遺産登録はされていませんでした。
当時、モスタルでは民族間の対立がまだ残っているといわれていたため、危険な町と言われていました。

そのため、両替だけしてすぐにバスで首都サラエボに向かいました。

首都サラエボ

バスを降りると客引きが待ってました。
客引きに安い民泊に連れて行ってもらいました。

途中、この客引きの人がパンを買って私にくれました。
このパンがおいしかったです。
いい客引きに会えてよかったです。
民泊の人たちもいい人たちでした。

荷物を降ろし、サラエボの町を観光しました。
私が訪れた当時はまだ紛争の爪痕がはっきりと残っていました。

オスロボジェニェ新聞社

特に印象に残っているのが爆破されたオスロボジェニェ新聞社です。

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建物はボロボロに破壊されましたが、社員は地下の核シェルターで紛争中一日も休まずに新聞を発行したそうです。

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このような状況で新聞発行を続けたジャーナリストたちはすごいと思います。

旧共和国議会ビル

当時は新聞社以外にも爆破された建物が多く残っていました。

こちらは旧共和国議会ビルです。

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紛争の激しさ、悲惨さがわかります。

私が訪れた当時は紛争の爪痕が色濃く残っていました。
ただ、現在ではサラエボの町もかなり新しくなってきていると聞いています。
いずれまたボスニア・ヘルツェゴビナをちゃんと観光してみたいと思います。

クロアチア旅行記 アドリア海の真珠 ドゥブロヴニク

クロアチアで最も人気のある観光地がドゥブロヴニクです。

ドゥブロヴニク「アドリア海の真珠」とも呼ばれる美しい港町です。

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世界遺産にも登録されています。

ドゥブロヴニクの場所

ドゥブロヴニクはクロアチアの南部、アドリア海沿いに位置しています。

クロアチア南部は長細いので、ボスニアヘルツェゴビナとの国境もすぐそこにあります。

私は港町スプリットからフェリーでドゥブロヴニクに移動しました。
フェリーは朝7時に出港して10時間ほどかけ、美しいアドリア海を眺めながらゆっくりと進みます。

ドゥブロヴニクに到着

夕方にドゥブロヴニクに到着。
港は新市街地にあるので港自体は、眺めがいいわけではありませんでした。

港に降り立つと、すごい数の客引きがやってきました。
さすがクロアチアで一番の観光地、という感じです。

クロアチアの客引きは強引な人たちではなく、ちゃんとした宿を紹介してくれます。
何人かの客引きに話を聞き、キッチン付きで旧市街地に近くていい宿に泊まることにしました。

あいにく雨が降ってきてしまったので、初日は観光に出かけることなく宿で過ごしました。

ドゥブロヴニク観光

2日目、世界遺産「ドゥブロヴニク旧市街地」に観光に出かけました。

ドゥブロヴニク旧市街地は赤レンガの屋根が立ち並ぶ美しい町です。

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旧市街地の周りは城壁に囲まれており、その城壁の上を歩くことができます。
城壁の上からは、赤レンガ町を見下ろすことができます。

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城壁はけっこう長いので、ずっと歩くとけっこう疲れます。
でも、眺めがよいので城壁にはぜひ上ってほしいところです。

ドゥブロヴニクの旧市街地は小さな地域なので、1日で十分観光することができます。

「魔女の宅急便」「紅の豚」ジブリ映画のモデル?

ドゥブロヴニクは「魔女の宅急便」「紅の豚」の舞台になった町、
という噂がありジブリ好きの人が訪れます。

確かに赤レンガの美しい街並みは、それらの映画の風景にも見えます。

ただし、あくまでも噂です。
ジブリの公式サイトでは「魔女の宅急便」の町として参考としたのは、
「スウェーデンのストックホルム、バルト海のゴトランド島ヴィスビーの町」
とされています。

「紅の豚」はアドリア海沿岸を参考としたとあるので、ある程度関係はありそうです。

カンボジアのベンメリアもそうですが、ジブリについては噂が独り歩きしていることも多いので、そのつもりで。

とはいえ、ジブリ映画のモデルかどうかは置いといて、ドゥブロヴニクは美しい町なのでぜひ訪れてみてください。

 

ドゥブロヴニクのホテル予約はこちら↓↓

クロアチア旅行記 世界遺産スプリット

アドリア海沿いの国クロアチア
そのクロアチアにある世界遺産の一つが「ディオクレティアヌス宮殿のあるスプリトの歴史的建造物群」です。

その名の通り、3世紀末ごろ古代ローマ皇帝のディオクレティアヌス帝によって建てられた宮殿がある歴史的な町です。

また、海に面しているのでビーチもあったりします。

スプリットの場所

スプリットはクロアチア南部。
アドリア海沿いに位置してます。

私は隣国スロベニアから列車に乗って国境を越えずクロアチアのリエカという町まで移動しました。
リエカの町で安宿を発見することができず、また町自体にそれほど魅力を感じなかったため、スプリットまで夜行列車で移動することにしました。
なお、リエカからスプリットへはフェリーで移動することもできます。

スプリット到着

朝、スプリットに到着すると、駅で客引きに囲まれました。
観光客が多い証拠ですね。

客引きと言っても強引な人たちではなく、ちゃんとした宿を紹介してくれます。

スプリットの町中は宿代が高いので、少し離れた民宿に泊まることにしました。
その宿のおばちゃんはいい人で、オレンジやイチジクをくれました。
キッチンもある宿だったので、自炊して食事代を浮かせました。

宿を確保し夜行列車の疲れをとるため少し昼寝をしました。
その日はスプリットの歴史地区には、行かずにビーチでのんびりとして過ごしました。

世界遺産スプリットの歴史地区

スプリット2日目に世界遺産となっているスプリットの歴史地区に行きました。

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歴史のある街並みが広がっています。

ディオクレティアヌス宮殿

ディオクレティアヌス宮殿はディオクレティアヌス帝が建てた宮殿の移籍です。
多くの観光客が訪れています。

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1700年以上前の遺跡です。

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スプリットは古代ローマの遺跡と中世の街並みが融合する美しい町でした。
スプリットの中心部は小さいので1日で充分観光できます。

クロアチアを旅行するならぜひ訪れてみてください。

スプリットからはアドリア海の真珠と呼ばれるドゥブロヴニクに向かいました。

アドリア海の真珠 ドゥブロヴニクの様子はこちら

スロベニア旅行記 ブレッド湖 アルプスの瞳と呼ばれる美しい湖

スロベニアにブレッド湖という美しい湖があります。

ブレッド湖は「アルプスの瞳」とも呼ばれています。
ユリアンアルプスの山々が広がり、美しい景色が広がっています。

ブレッド湖はスロベニアのリゾート地であり、一番の観光地です。

アルプスの瞳 ブレッド湖

ブレッド湖はスロベニアの北西部に位置しています。

スロベニアの首都リュブリャナからは、バスで1時間半ほどですので日帰りで行けます。

ブレッド湖は水の透明度が高く、また周りは緑が多くてとても美しい風景が広がっていました。

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湖沿いにはベンチがあるのでたまに休憩しつつ、散歩をしました。
のんびりと美しい風景を見ながら落ち着いた時間を過ごす時間はとても贅沢だったと思います。

湖の周りをけっこう歩いて疲れたこともあり、ベンチで昼寝をしたりもしました。
とても気持ちがよかったです。

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ブレッド湖の中央にはブレッド島という小島があり、そこには聖マリア教会が建っています。
この小島には手漕ぎのボートで渡ることができます。
ちなみに湖の美しさを保つためにモーターボートの使用は禁止されているそうです。

結婚式をする場所として人気だそうです。
確かにここで行う結婚式は素敵だろうなと思います。

 

ブレッド湖は噂通り、とてもきれいな湖でした。
スロベニアに行くなら、ぜひ訪れてみてください。

スロベニア旅行記 首都リュブリャナ

スロベニア共和国は中央ヨーロッパの国です。
かつては旧ユーゴスラヴィアのいつ日でしたが、1991年に独立しました。

日本人にとっては、まだマイナーな国かもしれません。
※ちなみに名前が似ているスロバキアとは別の国です。

でも、スロベニアは山々に囲まれた自然豊かな美しい国です。

スロベニア共和国は西はイタリア、北はオーストリア、南はクロアチア、北東はハンガリーと国境を接しています。

私は鉄道でハンガリーのブダペストからクロアチアのザグレブを経由し、スロベニアの首都リュブリャナに向かいました。

首都リュブリャナ

リュブリャナに到着後、宿を確保しようとユースホステルにいったのですが残念ながら空きがなく、ツーリストインフォメーションに行きました。
バックパッカーだったのでなるべく安い宿を聞いてみると、民宿(プライベートルーム)を紹介してもらいました。

民宿のおばちゃんは感じのいい人だったので、そこに泊まることにしました。
荷物を降ろし、さっそく観光に出かけました。

リュブリャナは首都とはいえ、落ち着いたとした町です。

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リュブリャナはこじんまりとした町なので、のんびりと歩きながら観光ができます。
旧市街地の街並みはいい感じでした。

リュブリャナ城

リュブリャナの見どころ、観光スポットの一つがリュブリャナ城です。

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丘の上にリュブリャナ城は立っています。
リュブリャナ城からは街を一望できます。
景色がよいので、城自体を見るというよりは景色を見に2日連続で訪れました。

リュブリャナの町はこじんまりとして、とても感じのいい町でした。
2日ほど町をのんびり観光した後、3日目にアルプスの瞳とも呼ばれる美しい湖ブレッド湖に向かいました。

アルバニア旅行記 美しすぎる青の湖 ブルーアイ

アルバニア共和国の中で最も見ごたえがあった観光スポットが美しすぎる青の湖「ブルーアイ」です。

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「ブルーアイ」の透明度、美しさはまさに奇跡の湖ともいえるほどの光景です。
水がとてもきれいな湖です。
そして、そのきれいな水面に映った光景がまた美しいです。

アルバニア共和国は、ほとんどの日本人が訪れることもない国だと思いますが、この「ブルーアイ」は本当にすばらしい湖です。

50ヶ国以上を旅したバックパッカーにとっても忘れられない光景です。

ブルーアイへの道

アルバニア共和国の神秘の湖「ブルーアイ」へは、ジロカストラとサランダの真ん中くらいにあります。
観光地としてそこまで有名ではないためか、ブルーアイ行きのバスはありません。

ジロカストラとサランダを行き来するミニバスなどで移動することとなります。
私はサランダからジロカストラ行きのバスに乗り、ブルーアイへ向かいました。

とはいえ、どこで降りるべきかもわかりません。
しかも、英語もなかなか通じないアルバニアのバスです。

何とかなるだろうと、周りの人に「ブルーアイ、ブルーアイ」と告げていると、英語が分かる人が理解してくれてバスの運転手に伝えてくれました。
やはりアルバニアの人は優しいですね。

そして、バスの運ちゃんが「ここだよ」というジェスチャーをしてくれました。
「あっちの方向に迎え」というふうに指をさされたので、「ありがとう!」といって指さされた方向に向かいました。

神秘の湖 ブルーアイ

しばらく歩くと美しい湖が現れました。

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その水は本当に青かったです。

ちょっと丘の上に登ってブルーアイを眺めました。

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ただ、残念だったのは、このブルーアイを訪れる2日前に雨が降ってしまっていたことです。
そのため、水がやや濁り、藻が浮いたりしました。

とても美しかったのですが、もっと美しい湖の姿を見たいと思いながらも帰りのバスに乗りました。

なぜか、帰りのバスはタダで乗せてくれました。
アルバニアの人たちは本当にやさしいです。
観光客にアルバニアのことを好きになってほしいんだなということが伝わってきます。

再度ブルーアイへ

ブルーアイに行った2日後。
天気のいい日が続いたこともあり、もっと美しいブルーアイを見られるだろうと思いました。
そして、再度ブルーアイを目指すことにしました。

またバスに乗りブルーアイに向かいました。

そこで、見た光景はとても美しかったです。

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水面に映る風景。
水面にうっすらと立ち上る靄。

幻想的な光景に見とれました。

水の透明度は、最高時の透明度に比べるとまだまだだと思いますが、本当に美しかったです。
2度行って本当に良かったと思っています。

次は、最高の透明度の時に行きたいと思っています。
こんな素敵な風景が待つアルバニアに少しでも多くの日本人が訪れてほしいと思っています。

アルバニアの首都ティラナはこちら

アルバニア旅行記 世界遺産ブトリント

アルバニア共和国は、東ヨーロッパのバルカン半島南西部に位置しアドリア海に面した国です。

そのアルバニア共和国にある世界遺産がブトリントです。
古代ギリシャ、ローマ帝国、ビザンツ帝国時代などの遺跡が残されています。
港湾都市であり、海上交易の要衝でした。

歴史を感じられる場所です。

ブトリントの場所

ブトリントはアルバニアの南部に位置しています。
もちろん海沿いの町です。

ブトリントへ行くには、サランダからがアクセスがよいです。

ブトリントに行く道中、けっこう衝撃的な光景を見られます。
それが下の写真です。

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写真だとちょっと分かりにくいと思いますが、車をいかだに乗せて川を渡るのです。
さすがヨーロッパ最貧国のアルバニアです。

橋がなく、船を使うのでもなく、ロープを張ったいかだで川を渡るのです。

なかなか体験できないですね。
もちろん私もこのいかだに乗って川を渡りました。

世界遺産ブトリント遺跡

ブトリントでは古代遺跡が見られます。

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ローマ時代の円形劇場なんかもあります。

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あと城壁の上からの眺めも良かったです。

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緑が多くていいですね。
川が見渡せるのもいい感じです。

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上の写真の赤い旗がアルバニアの国旗です。

ブトリントの移籍は、世界遺産のわりには規模は小さめです。
でも、眺めもいいですし、遺跡からは歴史を感じられるので、アルバニア共和国に行くのであればぜひ訪れてみてください。

アルバニア旅行記 世界遺産ジロカストラの歴史地区

アルバニア共和国には2つ世界遺産があります。

  • ブトリント
  • ベラトとギロカストラの歴史地区群

私は両方行きました。
今回ご紹介するのは「ベラトとギロカストラの歴史地区群」があるジロカストラという町です。

ジロカストラは「石の町」とも言われる町です。
谷の斜面に築かれた町で、オスマン時代に石のブロックで作られた建物が多くあります。

特徴的な町なので見る価値はありました。

ジロカストラの場所

ジロカストラは首都ティラナから南に200kmほど。
アルバニアの南部に位置しています。

首都ティラナからはバスで移動しました。

バスはひたすら山道を進んでいきます。
バスの中に英語ができるアルバニア人の兄ちゃんがいたので暇つぶしに話をしました。
その兄ちゃんはギリシャの大学に行ってる人でした。

アルバニアはヨーロッパ最貧国といわれる貧しい国で、道路事情もよくないので結構時間がかかりました。
朝10時にティラナを出発し、16時にジロカストラに到着しました。

ジロカストラ観光

ジロカストラに到着後、まずはバックパック背負って宿探しです。
町中を歩いていると「HOTEL」の看板があったので、のぞいてみるとおっちゃんが声をかけてきました。

ドミトリーがあるということで値段を聞いてみると日本円にして600円くらいでした。
バックパッカーにはありがたいドミトリーで金額もまあまあだったので、そこに泊まることにしました。
で、ドミトリーに入ってみると一人いたのですが、その人はすぐに出て行って一人で部屋を独占できました。

16時とはいえ、夏で日も高かったで観光に出かけました。

ジロカストラは山沿いの町で街並みも石でできていて特徴的です。
なかなかいい感じの町でした。

せっかくなので山に登ってみることにしました。
夏のジロカストラはかなり暑く山に登るのはけっこうたいへんでした。
でも山から見下ろす眺めがよかったです。

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※残念ながら写真が残ってなくWikipediaからお借りしました

ジロカストラの優しい人々

ジロカストラに限らずですがアルバニア人は人懐っこく優しい人が多いです。

東洋人が珍しいというのもあると思いますが、町中でもよく声をかけられます。
言葉が通じなくても、笑顔で挨拶してれば何となく通じるものです。
本当にみんな好意的でいい人たちでした。

カフェに入ってエスプレッソを飲んだのですが、なぜか「金は要らない」と言われました。
「いやいやお店で商品を飲んでるんだから」と私はお金を払おうとしたのですが、「ジロカストラを楽しんで」と受け取ろうとしませんでした。
そこまで言われると、ありがたく厚意に甘えることにしました。

本当にアルバニア人は人がいいなーと思います。
見どころが多いわけではありませんが、アルバニアは大好きですね。