ユーラシア大陸横断の2ヶ国目中国。
北京で数日過ごした後、大同に行くことにしました。
大同世界遺産にも登録されている中国三大石窟の一つ、雲崗石窟があります。
※三大石窟の残り二つは洛陽の龍門石窟と敦煌の莫高窟です。
そして断崖絶壁に建てられた懸空寺もあり、実は有名な観光スポットが複数ある町です。
大同の場所
大同は北京の西300kmくらいのところにある山西省の町です。
北京からは列車で7時間くらいでした。
列車の席には、硬座(座席)、硬臥(2等寝台)、軟臥(1等寝台)という種類があります。
私は最も安い硬座でいきました。
それも宿代を浮かせる狙いもあり、夜行列車での移動でした。
中国はとても広いので、10時間や20時間の移動などは普通です。
10時間だと近いな、と感じるくらいだったので7時間程度の移動は硬座で何の問題もありませんでした。
大同に到着
大同には早朝に到着しました。
7時間程度の移動なので、あまり眠れませんでした。
新しい宿に着いたらまずは宿確保です。
日本を出発するときから、大同にはいくつもりだったのであらかじめ安宿である北岳賓館に向かいました。
もともとの情報ではドミトリーがあると聞いていたのですが、いってみるとドミはないといわれてしまいました。
疲れていたこともあり、また安いこともあったのでツインに1人で泊まることにしました。
この北岳賓館の従業員の女の子たちは、とても愛想がよくていい感じの子が多かったです。
その日は疲れていたこともあり、いったん寝ました。
その後、町中をぶらぶらとしました。
大同は内蒙古自治区などの少数民族の地域に近いので、モンゴル人やウイグル人などもいてけっこういい感じでした。
そして、夜ツインの部屋で1人眠りについた翌朝。
突然、部屋の電話が鳴りました。
戸惑いながら、受話器を取り、片言の中国語で聞いてみると日本人の友達が来てるとのこと。
何のことかと思い、フロントに降りてみると北京の宿で一緒だった日本人2人がいました。
北京を出発する際に、その2人は「もしかしたら大同に行くかも」と言っていたのですが、まさか翌日に来るとは思っていなかったのでびっくりしました。
しかし、おかげで4人部屋を3人でシェアすることができました。
ツインに1人で泊まるより安くついたのでよかったです。
さらにその後、日本人2人と出会うことになりました。
世界遺産雲崗石窟と懸空寺 観光
私も含めた日本人5人で大同のメイン観光スポットである世界遺産雲崗石窟と懸空寺に行くことにしました。
懸空寺
ますは懸空寺に行くことになりました。
懸空寺は大同しないから南東に60kmくらいのところにある寺院です。
5人いるので車をチャーターしてみようということになりました。
みんなバックパッカーなので、運転手と交渉し、かなり値切り安くいけました。
懸空寺は仏教、道教と儒教の三つを一体化した独特の宗教の寺院です。
断崖絶壁に建てられた文字通り空に懸かる寺です。
写真ではちょっと遠いのでわかりにくいかもしれませんが、断崖絶壁に建っています。
懸空寺は地上60メートルにあり、最も高いところは地上90メートルにもなるそうです。
どうやって建てたのか不思議です。
みんなテンションが上がり、楽しめました。
世界遺産雲崗石窟
懸空寺を楽しんだ後は世界遺産の雲崗石窟に行きました。
雲崗石窟は大同の町から西へ20kmほどです。
車は1日チャーターだったので、そのまま移動しました。
雲崗石窟は5世紀に作られたものだそうです。
洞窟は53窟があり、石像は5万1000体もあるそうです。
その中で最大の石仏がこちらです。
大きいだけでなく、やさしい表情が印象的です。
昔のテレビドラマ「西遊記」のエンディングテーマ「ガンダーラ」が流れてきました。
世界遺産に登録されているだけあり、行ってよかったと思いました。
大同は日本からは行きにくいかもしれませんが、仏教遺跡好きなら行ってみたらよいと思います。
このとき雲崗石窟を訪れたことで、三大石窟すべてを制覇することができました。(洛陽の龍門石窟の様子はこちら)
大同観光を終え、この後北京に戻りました。