北京観光地の一番の見所ともいえるのが故宮(紫禁城)です。
「北京と瀋陽の明・清王朝皇宮」の一つとして世界遺産にも登録されています
約100年前の清の時代、皇帝が住んでたところです。
映画などでも有名なラストエンペラー 愛新覚羅 溥儀も住んでたところですね。
一緒に行った旅仲間たちは「ラストエンペラーで見た光景だ!」と喜んでました。
実は私は映画を見てなかったのですが、そうでなくても十分見応えがあります。
故宮(紫禁城)の場所
故宮(紫禁城)は首都北京のまさに中心にあります。
天安門広場の北に位置しています。
というか、天安門が故宮(紫禁城)の南門になります。
故宮(紫禁城)は南北の長さ961m、東西の幅753mもありとても広いです。
一通り見るのに数時間かかります。
1995年当時の外国人料金
1995年当時の中国では外国人料金というものがありました。
外国人が観光地に入るときは、中国人の数倍の入場料が必要だったのです。
重要な外貨獲得手段だったんでしょうね。
ただ、日本人は顔立ちが中国人と近いため、うまいことすれば中国人と間違えられ中国人料金で入れました。
船の中から先輩バックパッカーさんたちのお話を聞きしており、バックパッカー魂?みたいなものが目覚めていて、なんとか中国人料金で入れるようにがんばりました。
⇒外国人料金の詳細はこちら
故宮(紫禁城)の入場料も、外国人は中国人の数倍しました。
しかし、故宮は北京のメイン観光地ともいえることなので、チケット売り場でのチェックも厳しいと有名でした。
実際に私が行く前日に行った日本人バックパッカーたちは、日本人と見破られてしょうがなく外国人料金を払ったそうでした。
が、やはりそこは挑戦です。
中国人用の売り場の列に並んでいる時から、無愛想な表情にして一言もしゃべりませんでした。
そして自分の番が近づいてくるのですが、周りの中国人は横から、後ろから手を出してきて、我先に買おうとしてきます。
そんなのに負けないように、お札を窓口に押し込んで、指を一本立てながら「イーガ!」(1個)と言いました。
窓口の人は外国人かもと思ったのか、何か聞いてきましたが「あーん!?」とすっとぼけているとチケットを渡されました。
というわけで、無事中国人料金で入場することができました。
一緒に行った旅仲間でも見破られた人も多く、ラッキーでした。
ただ、チケットを購入しても油断できません。
入場の際に咎められるかもしれないので、そこでも言葉を発さずに通ることにしました。
そして、無事入場の際も特に咎められることもなく入れました。
故宮(紫禁城)を観光
大きな赤い門を抜けていくと、大和殿が見えてきます。
大和殿
皇帝の即位式なども行われた正殿です。
目の前は大きな広場となっており、真の時代は官吏たちがずらっと並んでいたところです。
いかにも中国って感じです。
大きいだけでなく、彫刻や文様などは細かく美しいです。
昔のテレビ番組「西遊記」で、エンディングでガンダーラが流れているときにこのような映像があったような気がしたので、初めて訪れた場所なのになんか懐かしい感じでもありました。
故宮(紫禁城)は本当に広大で、中国だなー、としみじみ感じました。
西一長街
また、建物だけでなく、赤い壁の長い通路も見応えがあります。
御花園
故宮(紫禁城)の中にある庭園です。
堆秀山というちょっとした山の上に御景亭というのがあります。
故宮(紫禁城)は皇帝の力の大きさを感じますし、歴史を感じます。
やはり北京に行ったら、一度は行くべき場所ですね。
景山公園を観光
ただ、個人的には、故宮(紫禁城)を中から見るより景山公園から見るほうが好きです。
景山公園は故宮のすぐ北に位置しています。
人口の丘がある公園です。
丘の上にある建物からは、故宮(紫禁城)を一望できます。
私はその光景が好きですね。
絶対に訪れてほしいところです。
ちなみに景山公園では地元民の憩いの場になってます。
朝は太極拳とかダンスとかしている人たちが大勢います。
そんな中国人の日常を見るのもちょっと楽しいです。
朝、天安門広場の国旗掲揚を見た後、景山公園に行ってみてはいかがでしょうか。