首都カトマンズでは、10日ほど過ごしました。
インドビザ取得に時間がかかったためです。
そして、ようやくインドビザを取得できたので、次の町ポカラへ移動することにしました。
ポカラはヒマラヤ山脈の美しい風景を望むことができる人気の観光地です。
また、ヒマラヤのアンナプルナへのトレッキングが比較的手軽にできることでも有名です。
私のバックパッカー仲間の多くもトレッキングに出ましたが、私は山登りが好きでないので遠慮しましたが。
ポカラの町
ポカラはカトマンズから北西へ約200kmのところにあります。
バスで移動すると、6~7時間くらいだったと思います。
山道を抜けていきます。
2001年当時は舗装されていない区間が多かったですね。
木を組んだだけのお店など、とても素朴な風景が広がっていました。
ネパールは後発開発途上国(いわゆる最貧国)の一つであり、経済的には貧しい国です。
そのため、インフラ整備も厳しい状況です。
ちょっと話はそれますが、バックパッカーたちが海外で土産物屋などから売り込みをされた際に「お金がない(No money)」と言って断るのはどうかなと思っています。
お金がなければ海外旅行なんてできないわけですからね。
ネパールの大半の人は海外に行くなんて夢のようなことだったりするわけです。
ですので、私は「そんなものはいらない」「それに払う金はない」というようにしています。
という、余談でした。
ポカラに到着 レイクサイドかダムサイドか
そしていよいよポカラに到着しました。
ポカラの語源は、ネパール語で湖を表す「ポカリ」だそうです。
その名の通りポカラにはペワ湖という大きな湖があります。
ポカラを訪れる観光客が宿泊するエリアは大きく分けて2つあります。
レイクサイドとダムサイドです。
レイクサイドはその名の通り、ペワ湖のほとりのエリアです。
観光客に人気があり、きれいなホテルやレストラン、カフェなども多くあります。
ただ、外国人観光客向けになりすぎているともいえます。
ダムサイドは、ペワ湖の南側のダム近くのエリアです。
こちらはレイクサイドよりも安宿が多いためバックパッカーには人気のエリアです。
また、レイクサイドほど観光地化されていないので、ネパールさが感じられます。
で、私自身はどちらを選んだかというと、もちろんダムサイドです。
当時はバックパッカー丸出しだったので、やはり宿は安くしないとという考え方があったわけです。
ポカラの4人部屋のドミトリー(ユースホステルのような相部屋)は、60ルピー(当時の日本円で80円)と格安でした。
私のユーラシア大陸横断旅行の中でも最安値でした。
地元っぽい素朴な感じが残っているのもダムサイドのよいところです。
ちょっとおしゃれなところに行きたいと思えば、レイクサイドまで歩けばよいだけなので、ダムサイドにしてよかったなと思いました。
ポカラからのヒマラヤの景色
安宿の屋上からもヒマラヤ山脈を見ることができます。
ただ、私がポカラに訪れた時(2001年11月)は曇りがちで、なかなかヒマラヤが顔を出してくれませんでした。
でも、せっかくポカラに来たのだからと気長に待ちました。
その辺りの時間感覚が長期旅行をしているバックパッカーの特権ですね。
そして、ようやく晴れた日に宿の屋上から、ヒマラヤ山脈を拝むことができました。
やはりヒマラヤは美しかったです。
ただ、チベットからヒマラヤを越え、しかもエベレストベースキャンプも経験してからネパールに入ったため、ちょっとヒマラヤに対する新鮮さが薄れていたかもしれません。
チベットからネパールに入るより、ネパールからチベットに行った方がよいかもしれませんね。
とはいえ、ポカラは美しい風景が広がり、のんびりしていて、物価も安く、日本食もあったり、ヒマラヤトレッキングできたりと、旅行するにはおすすめの場所です。
よければ、訪れてみてください。
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ルンビニを後にし、次はブッダ生誕の地ルンビニに向かいます。