中国・チベット旅行記 ラサの世界遺産ポタラ宮

チベットのラサについて数日間は、ラサの町をブラブラ観光したりして過ごしました。

ラサの中心部の見所にはジョカンと呼ばれるトゥルナン寺があり、敬虔な人たちが五体投地で祈りをささげている姿を見ることができます。
また寺院の周りだけでなく普通の町中でも、マニ車という仏具を回していたり、数珠を繰っているチベット人たちを見かけ、チベットに来たなと実感できます。
中心地だけあり観光客も多くいます。

そんなラサの町の中で、ひときわ存在感があるのがポタラ宮です。

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この写真は泊まっていたヤクホテルの屋上からとったものです。
小高い丘の上に巨大な建物が建っています。

ポタラ宮とは?

「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」として世界遺産にも登録されています。

ポタラ宮は、17世紀にダライ・ラマ5世がマルポリの丘の上に建てた13階建ての巨大な宮殿です。
※もともと7世紀にチベットを統一した吐蕃が建てた宮殿跡をダライ・ラマ5世が増改築したそうです。
標高3700mのところにこれだけの巨大な建築物があることは驚きです。
ポタラ宮はチベット仏教、ダライ・ラマ政権の中心的な役割を果たしてました。

ラサの象徴ともいえる宮殿です。

しかし、現在のポタラ宮はダライ・ラマ14世が亡命した後、中国政府が接収して博物館化しています。

いざポタラ宮観光へ

いよいよポタラ宮観光です。

ポタラ宮はラサの町中にありますので、ホテルからも簡単にアクセスできます。
間近で見るとその大きさに圧倒されます。

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※ポタラ宮近くで撮った写真がなかったのでWikipediaよりお借りしました。

ポタラ宮は白と赤の部分に分かれています。
白い部分を白宮(はくきゅう)、赤い部分を紅宮(こうきゅう)と言います。
白宮はダライ・ラマの生活と政治の場、紅宮は宗教儀式を行う場となっているそうです。

ポタラ宮はラサのメイン観光スポットともいえる場所ですので、多くの観光客が来ていました。
とはいえ、私が訪れた2001年当時はまだ青蔵鉄道がなく、中国人観光客も少なく、現在と比べればましだったようです。
現在では鉄道もでき観光客も増えていて、一日の人数制限があり特に夏場はとても混むそうです。

ポタラ宮の中へ

さて、いよいよポタラ宮の中へ入ります。
しかし、入る前に階段を上っていかなければなりません。
標高3600m以上のところで、300段くらいある階段を上るのはけっこうたいへんです。
私は高山病とは無縁だったので大丈夫でしたが、体が慣れていない人は気を付けたほうがよいでしょう。

階段を登り終えていよいよ内部です。
内部では写真撮影禁止で写真を撮れなかったのですが、数多くの仏像やストゥーパ、壁画や装飾品がありました。
さすがチベット仏教の中心地という感じでした。

ポタラ宮の屋上に上ることもでき、ラサの町が一望できました。
ポタラ宮は本当にデカかったです。

夕暮れのポタラ宮

ラサにいる間、暇なときにホテルの屋上からポタラ宮やラサの街並みをよく眺めていました。
夕暮れ時のポタラ宮もいいかんじでした。

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ラサ最大の観光スポットともいえるポタラ宮。
その存在感はやはりすごかったです。
でも、ラサ、チベットの良さはポタラ宮だけではありません。

その他の場所もまたご紹介します。

ラサの町の様子についてはこちら

曼陀羅の村サムイエの様子はこちら

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