中国バックパッカー旅行記 洛陽 嵩山少林寺

少林寺は日本人にとっても、馴染みのある名前ですよね。
ジャッキー・チェンの「少林寺木人拳」やジェット・リーの「少林寺」といった映画にもなっていて、嵩山少林寺は武術の中心地として有名だと思います。

もうちょっと最近だと、少林サッカーなんて映画もありましたね。

ただ、日本で知られている「少林寺拳法」は、実は20世紀初頭に日本で創始されたものです。
ですので、嵩山少林寺の武術とは別のものだそうです。

そんな嵩山少林寺を観光したのは、1995年のことです。

嵩山少林寺の概要

冒頭にも書きましたが、少林寺と言えば武術で有名ですが、少林寺拳法とは別物です。

禅宗の開祖達摩大師が修行したお寺と言われています。
達磨太師が壁に向かって9年間座禅し、二祖慧可が訪ねて達磨の教えを求めたといわれる場所です。

また、嵩山自体が道教の聖地ともいわれる五岳の一つとされています。
(他の4津は、泰山、衡山、華山、恒山)

嵩山少林寺への道

嵩山少林寺は古都洛陽から東に55kmのところに位置しています。
古都洛陽からは日帰り観光で行けます。

私と一緒に言った学生バックパッカーは、中国人観光客向けの現地ツアーで行きました。
外国人は我々だけでしたので、物珍しそうに周りの中国人から見られました。
喋りかけてくるのですが、当時の私はほとんど中国語が喋れなかったのであまりコミュニケーションはとれませんでした。
ですが、みんな我々気遣ってくれていい人たちでした。
中国人といえば、我が強く、マナーが悪いイメージですが(実際そうなのですが)、一般の方はやさしい方も多いです。

洛陽から嵩山少林寺までは、2時間くらいです。
中国製のオンボロマイクロバスで移動です。
1995年当時観光地の入場料には中国人料金と外国人料金がありました。
1995年当時の中国の様子はこちら

ですが、周りの中国人が優しくて中国人料金で入れてやるから絶対喋るな、と言ってくれました。(ほぼゼスチャーでのコミュニケーションです)
そして無事中国人料金で入場できました。
感謝です。

で、少林寺の入り口です。

少林寺観光

shaolin1

少林寺内に入ると、広場で本当に修行僧たちが武術の修行をしてました。
映画で見たような光景で、けっこう感動しました。
小学生くらいの少年僧もいました。

※残念ながら、少林寺の中に入った後の写真は残っていませんでした。

また武術ショーなどもやっていましたが、それほど大がかりなものではありませんでした。
今では外国人観光客がたくさん訪れているようですが、1995年当時は外国人観光客はあまりいませんでした。

嵩山少林寺の建物は赤い壁の中国寺院です。
達摩大師が修業したというだけに歴史を感じられる作りです。
武術だけでなく、建築物や仏像なども見る価値がありますね。

今ではかなり観光地化されており、商売色が強くなっているそうですが、当時はそこまでの商売っ気はなかったです。
そう言う時期に行けたのはよかったなと思います。

洛陽の様子はこちら

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