ハンガリーには世界遺産がいくつかあります。
今回ご紹介するのは「ハンガリーで最も美しい村」とも言われ、伝統的な古民家が残る村ホッローケーです。
日本人にはちょっと発音しにくいですね。
1987年に「ホッローケーの古い集落とその周辺 」として世界遺産に登録されています。
村落としては初めて世界遺産に登録された村となります。
私はユーラシア大陸横断中のバックパッカー時代、2002年に訪れました。
ホッローケーの場所
ホッローケーは首都ブダペストから北東に100km弱のところ、スロバキアとの国境近くに位置しています。
ブダペストからはバスで2時間くらいですので、日帰り観光できます。
ただ、土日は直行のバスがあるのですが、平日は乗り継がないといけないので注意が必要です。
世界遺産ホッローケーの村観光
ホッローケーは独特の建築様式の古い民家が残されている村です。
泥とわらを使った壁に石灰で白く塗るパローツ様式と呼ばれる建物が建ち並んでいます。
なんとものんびりした田舎町という感じです。
世界遺産なのですが観光客はあまり多くなく、観光地っぽくないです。
村民全体で古き良き伝統、雰囲気を守っているそうです。
日本の世界遺産白川郷にも通じるものがあるのかなと思います。
名前の由来
ちなみにホッローケーとは「カラスの石」という意味だそうです。
丘の上に城があるのですが、この城はカラスが石を運んできて築いたという伝説があり、そこから「カラスの石」という意味のホッローケーと呼ばれるようになったそうです。
村の紋章にもカラスが使われています。
木造教会
ホッローケーの村の中央には小さな木造教会が建っています。
白と黒の教会の周りに赤い花が咲いていて、とてもかわいらしい教会でした。
この教会はもともとは14世紀に建てられたのですが、20世紀初頭の火災で焼失してしまい、その後忠実に再建されたものだそうです。
ホッローケーは世界遺産としてはこじんまりしてますが、古き良き伝統が残る美しい町です。
ブダペストからも日帰りできる距離なので、時間があれば訪れてみてはいかがでしょうか。
ホッローケーへの移動中のオマケ
ブダペストからホッローケーへ移動中こんな光景を見かけました。
道路を横切っている白い物体があります。
これは何でしょうか?
実はガチョウの群れです。
みんなきちんと整列して、順序正しく歩いて道路を横断する姿はかわいかったです。
なぜガチョウの群れが飼われているかというと、フォアグラのためなのです。
フォアグラといえばフランス料理のイメージですが、実はハンガリーはフォアグラの一大生産地です。
ですので、ガチョウの飼育が盛んです。
このかわいいガチョウたちも、フォアグラになってしまうわけですね。
ちなみにハンガリーはフォアグラが安いので、バックパッカーでも手が届く値段で食べられます。
私も首都ブダペストのレストランで食べました。
ハンガリーに行ったら一度はフォアグラを食べてみてはいかがでしょうか。
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