バラナシは、ヒンドゥー教の一大聖地です。
そのため、インド各地から巡礼者が集まるとともに、外国人旅行者も多く訪れます。
町中にはガンジス川が流れ、ガートという沐浴場があり、死体が焼かれてたりします。
ガンジス川はガンガーと呼ばれます。
「ガンガー」はガンジス川を神格化した女神で、現地の人はガンジス川自体もそう呼びます。
バラナシは日本人がイメージするインドらしいインドの町かもしれません。
バックパッカーの中には長期滞在(沈没)する人もけっこういます。
なお、観光客が多く集まるだけに、客引きやダマそうとする人も多いので注意も必要です。
バラナシに到着して
鉄道でバラナシに到着しました。
駅からはサイクルリクシャー(自転車タクシー)で移動します。
なお、ちゃんと交渉しないと、ボられたりするので気を付けましょう。
バラナシには安宿がたくさんあります。
日本人バックパッカーが集う、日本人宿もあったりします。
私は日本人宿ではないゲストハウスに泊まりました。
町中は細い道が多く、雑然とした感じでインドらしいです。
もちろん牛もいっぱい歩いています。
ですので、牛のフンもいっぱいあるので注意して歩きましょう。
ガンジス川(ガンガー)
バラナシの見どころといえば、ガンジス川(ガンガー)でしょう。
そして、ガートとよばれる木浴場がいくつもあります。
多くの人が沐浴をしているのですが、その隣では洗濯してたりします。
生活排水、ゴミも流れているので、聖なる川はかなり汚い川でもあります。
(それ以外も流れているものがあります。後述します)
火葬場
さらにはマニカルニカー・ガートとハリシュチャンドラ・ガートという二つのガートは火葬場でもあります。
荼毘に付された後の遺灰はガンジス川(ガンガー)へ流されます。
写真禁止なので、写真は残っていませんが、私も火葬の現場を見ました。
このような様子を見て、生と死について考えたり、人生観が変わったという人もいるようです。
私は、各地で様々な生死について考える場面があったので、そこまでの衝撃はありませんでした。
(チベットの鳥葬が一番衝撃的でした。)
なお、貧しくてで薪代が払えない人や子供、妊婦、蛇に噛まれて死んだ人などは火葬されずにそのままガンジス川(ガンガー)流されます。
そのため、たまに遺体が浮いてたりします。
そのような横で、沐浴してたり、洗濯してたりするわけですから、たくましいですね。
日本人旅行者も、ガンジス川(ガンガー)で沐浴する人もいます。
ただ、沐浴後に口や粘膜から病原菌が入り、病気になる人もいるので注意してください。
ちなみに私はヒンドゥー教徒でもなく、沐浴にはまったく興味がなかったのでやりませんでした。
ガンジス川(ガンガー)の対岸
ガンジス川(ガンガー)の対岸は、死の世界、不浄の地とされています。
人が住めないため、建物はなく砂浜が広がっています。
対岸にはボートで渡ることができますが、私は渡りませんでした。
今になってみると、渡っておいてもよかったかなと、ちょっと思いました。
バラナシは日本人がイメージするインドらしいインドともいえる町ですね。
ところで、「インドに行くと好きになるか嫌いになるかどっちか」とよく言われたりします。
確かにインドをすごく好きになる人と、すごく嫌いになる人の両極端があります。
が、私は別に特別好きでもなければ嫌いでもありません。
人生観がかわる人もいたりするわけですが、実はインド以外のいろんな国でもいろんなことが体験できます。
なので、変に先入観を持たずに、自然体でインドに訪れてもよいのでは、と思ったりもします。
これはインドを否定しているわけではなく、各国各地のその良さがあるということを伝えたいだけですので、誤解しないでくださいね。
とはいえ、バラナシは世界の都市の中でもユニークな存在ではあります。
日本ではできない体験ができますので、一度訪れてみるのもよいと思いますよ。
さて、次はバラナシから日帰り旅行できる仏教聖地サルナートの様子をお伝えします。
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