中国はチベット、その中心的な街ラサ。
チベット仏教の中心地であるラサにはポタラ宮やジョカンなど、チベット仏教、文化を感じられる見所、観光地がたくさんあります。
しかし、そのラサの中心地をから少し離れると、さらにチベット文化を感じられるところがあります。
その一つがサムイエです。
曼陀羅のサムイエ村
サムイエはラサの南東にある村です。
バックパッカーの仲間の日本人と二人で訪れることにしました。
サムイエの村はサムイエ寺と中心として形成された村で、村全体が立体の曼陀羅となっています。
チベット仏教の宇宙観を表しています。
ちなみに2001年当時、サムイエに入るためには中国政府の許可証が必要とされていました。
有料の許可証を取らずに入った場合でも、見つかったら罰金さえ払えばよいだけで、見つかる割合も低いとのことで許可証を取らずに行きました。
ツアーであれば効率的に旅行できる場所だと思いますが、バックパッカーだった私はバスで移動した後、ボートで川を渡り、その後トラックの荷台に乗って移動しました。
そして川を渡ったに待っているのがトラックです。
トラックの荷台とは、こんな感じです。
そのルートでは日帰り観光で行くのは難しいので、1泊2日で行きました。
サムイエ村に到着
サムイエに到着後、宿にチェックインしました。
上述のように外国人は許可証が必要なので、宿の人にも聞かれましたがとりあえず中国人だと言い張りました。
我々は二人ともバックパッカーなのでツインとかではなく、ドミトリーに泊まることにしました。
※ドミトリーとは部屋ではなく、相部屋でベッドを借りる形の宿泊形式です。
部屋に入ってみると、4人部屋だったのですが私たち2人だけで他に人はいませんでした。
ラッキーかなと思いました。
サムイエ観光
サムイエ自体はこの村自体が観光スポットです。
チェックイン後、バックパッカー仲間とビールを買って(そんな田舎村にもビールが売っているんです)サムイエ全体、曼陀羅の村を見られる丘に登りました。
その丘の上からの景色は、圧巻でした。
円形の全体が曼陀羅を表しているということがよくわかりました。
神秘的な光景を見ることができました。
そんな立体曼陀羅を見ながら、バックパッカー仲間とビールを飲みながら周りの景色を眺めながらのんびりとすごしました。
美しく、文化を感じさせる村を一望した後、宿に戻るとやはり外国人であることがバレてしまいました。
宿の食堂で夕食をとっているときに警察が来て、結局罰金を払う羽目になりました。
とはいえ、たいした額ではなかったので問題はなかったです。
そして夕食を終えて部屋に戻ると、チベット人のおばさん2人が入ってきました。
4人部屋に2人でラッキーと思っていたのですが、結局満室になって残念でした。
そのおばさんたちは英語はもちろん、中国語もそんなに話せないかったようであまり会話はできませんでした。
サムイエからラサへの道中
サムイエからラサへ戻る道は、ラサからサムイエへの道と同じだったわけですが、なんとなく違って見えました。
それはラサだけではわからないチベット文化に触れたからなのかもしれません。
帰り道の風景ははとても広く、とても素敵に感じました。
チベット文化の奥深さを感じられるので、ラサだけではなく少し足を延ばしてみることをおすすめします。