もともとの中国滞在期間を一週間延長し、北京から鉄道で12時間。
→その時の様子はこちら
中国の古都、洛陽に到着しました。
「洛陽」という言葉は、中国歴史好きにはたまらない響きです。
私は三国志が好きだったことが中国に来る動機となったくらいの三国志好きでした。
三国志などの中国の歴史好きにはたまらない?洛陽の観光についてお伝えします。
洛陽の場所と歴史
洛陽は首都北京から南に800Kmくらいにある内陸にある町です。
洛陽は古代から、しばしば中国王都の首都となりました。
古くは東周(紀元前1046年頃 – 紀元前256年)の時代に、洛邑と呼ばれる首都でした。
その後も、後漢や西晋、北魏、隋、後唐の首都となっています。
歴代の中国王朝の首都としては、長安(今の西安)と並ぶ存在です。
そんな洛陽に三国志好きだった私は、1995年初めてのバックパッカー旅行中に訪れました。
洛陽を訪れてみると、北京に比べるとだいぶのんびりした町でした。
宿は新市街だったのですが、旧市街にいくと古風な町並みがみれました。
1995年当時、人民服の人も北京より多かったかなと思います。
龍門石窟 観光
洛陽の最大の見所、観光地は世界遺産にもなっている龍門石窟です。
中国三大石窟のひとつであり、世界遺産にも登録されています。
ちなみにもう二つは、敦煌の莫高窟と大同の雲崗石窟です。
このときの旅行ではありませんが、私は三つとも訪れました。
三大○○といわれるとなんか気になってしまいますよね。
龍門石窟は北魏の時代から唐の時代まで約400年にわたって作られた仏教遺跡です。
伊河という川の岸にある壁に蜂の巣のような穴がに彫られ、その中に無数の仏像が彫られています。
仏像を近くから見るのもよいのですが、対岸からの眺めもすばらしいです。
蜂の巣のような無数の穴が開いた壁が一望できます。
この穴の一つひとつには仏像が彫られているんです。
その数は全部で10万体とも言われています。
小さな仏像が多いのですが、17mもある大仏もあります。
この大仏はとても大きくて迫力があるのですが、優しい顔をしており、親しみやすい感じでもあります。
龍門石窟には大小さまざまな仏像がありますが、非常に美しいものが多いです。
ここまでの穴を掘って仏像を彫るのにはどれだけの人がかかわったのでしょう。
昔の人のすごさと、中国の歴史を感じられます。
滞在を延ばしてまで行ってよかったと思います。
関林堂(関帝廟)観光
洛陽は古都だけあって、そのほかにもいろいろと見所、観光スポットがあります。
その中でも三国志好きにとって、関心が高いのがのが関林堂(関帝廟)
三国志の武将、関羽の首塚として、関羽を祀る関帝廟です。
関羽といえば、三国志演義では青龍偃月刀を振りかざす豪傑というわけで、この関林堂にもあったりします。
いちおう触ってみましたが、めちゃくちゃ重くて持ち上げることはできませんでした。
もちろん実際の関羽が使ったものではありませんよ。
三国志が好きな人にはたまらない観光スポットではないでしょうか。
私は関羽が嫌いなのですが三国志は好きなので、三国志ゆかりの地に足を踏み入れるのは感慨深いものがありました。
ぜひ、歴史ある洛陽も訪れてみてください。